水曜日, 5月 7, 2025
ホームニュース経済ニュースEU、1000億ユーロ相当の米国製品を関税標的に-交渉決裂なら - Bloomberg

EU、1000億ユーロ相当の米国製品を関税標的に-交渉決裂なら – Bloomberg



欧州連合(EU)は、対米通商交渉の結果に納得しない場合、約1000億ユーロ(約16兆2000億円)相当の米国製品を対象に追加関税を課す計画だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  計画が非公開だとして匿名を条件に語った関係者によると、新たな報復案は7日にもEU加盟国に伝えられる。1カ月にわたって協議を行い、最終的な関税対象リストをまとめるという。その間にリスト内容が変更される可能性もある。

  ブルームバーグはこれより先、EUの行政執行機関である欧州委員会は週内に米国側に文書を提出し、交渉再開に臨む見通しだと報じた。EUの提案には、貿易および非関税障壁の引き下げや、欧州の対米投資の拡大などが含まれるとみられている。

  EUと米国の通商交渉は先月、本格的に始動したものの進展に乏しく、米国の対EU関税は大部分が維持される可能性がある。EUは6日、トランプ米政権の通商調査によって、関税対象となるEU製品の規模は5490億ユーロに拡大するとの見方を示した。

  欧州委員会の報道官はコメントを避けた。

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