KINGONEタッチペン【全機種対応 超高速充電】 2025業界最高 スタイラスペン 超高精度 1MM極細 アップルペンシル互換ペン 誤ON/OFF防止/電量表示/傾き検知/二重磁気吸着機能対応 iPad用ペンシル 軽量 耐摩 耐久 iPad/iPhone/Android/スマホ/タブレット対応タッチペン (ホワイト)
¥1,798 (2025年4月26日 13:07 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
PLAYISMは本日(2025年4月25日),Toii Gamesが手がける新作ミステリーADV「分身: 都市伝説チャンネル奇話」(PC / iOS / Android ,原題,都市傳說冒險團2:分身)を配信した。
![]() |
原題の「都市傳說冒險團2:分身」という名からも分かる通り,本作は2020年にリリースされたスマートフォン向けゲーム「都市傳說冒險團」の続編にあたるタイトルだ。
台湾では,Urban Legend Universeとしてマルチメディア展開も行われており,ボードゲーム,コミック,小説などが発売されている。
今回発売された「分身: 都市伝説チャンネル奇話」は,都市伝説のドッペルゲンガー(分身)を題材にしており,プレイヤーは巻き起こる事件の当事者として,謎を解き明かしていく。
今回発売前にベータ版をプレイする機会を得たので,プレイレポートをお届けしよう。
可能な限りネタバレは避けつつ紹介するが,物語の導入部分やゲームのシステムなどには触れるため,まっさらな状態でプレイしたいという人は気をつけてほしい。
メッセージングアプリと異世界で手がかりを探せ
物語は,主人公(プレイヤー)がダウンロードしたアプリ「都市伝説解明指令」の起動画面から始まる。
主人公によるとストアには,「ドッペルゲンガーがテーマのホラーゲーム」と書かれていたというこのアプリだが,インタフェースはどう見てもメッセージングアプリにしか見えない。しかも,画面の下部には謎の目玉のようなアイコンが見えている。
![]() |
コンタクトが取れる人物に話を聞いていくと,どうやらこのアプリが「都市伝説冒険団」というメッセージングアプリであること,クリスというインフルエンサーが行方不明になっていることが判明する。
しかも失踪前にクリスのスマホには,主人公と同様に謎の目が表示されていたらしい。
クリスの友人であるレイナから助けを求められた主人公は,自身が何に巻き込まれているのかを知るため,レイナたちと共にクリスの捜索を行うことになる。
![]() |
ゲーム画面を見てもらうと分かるが,本作はスマートフォン上でのメッセージを使ったやり取りによってゲームを進めていく。基本的には,話の中で選択肢を選び,相手から話題やヒントを引き出し,それを元に手がかりを探していく。
![]() |
手がかりはSNSだけではない。主人公は,スマートフォンの画面に表示された謎の目の影響から,異世界「META」へ侵入できるという特殊能力が与えられているのだ。
METAの風景はクリスの部屋だったり,過去にクリスが通っていた学校だったりと,彼女に関連した場所になっており,これらを探索することで手がかりを得られる。
![]() |
![]() |
![]() |
METAの探索パートは,ポイント&クリックで探索を進めていく。例えば,META世界のクリスの部屋には,カギのかかった箱やパスワードでロックされた日記帳など,彼女の足跡をたどる手がかりになりそうなものが多く残されている。
部屋中のいろいろなところを調べたり,スマホの通話で協力者たちの意見を聞きながら,パスワードを推測したりして,謎を解いていくのだ。この辺りの謎解きは往年の脱出ゲームに近い。このように本作では,メッセージアプリでのやり取りとMETAでの探索の2つを駆使して,クリスの手がかりを探し,物語を進めていくことになる。
![]() |
![]() |
![]() |
謎解きの難度はそこまで高くなく,行き詰まったポイントはなかったのだが,ToDoリスト(ノート)が少し見づらいこと,ある程度ストーリーを進行させないと,正しい答えを入れてもアンロックされない謎解きがあった部分が少し気になった。
ベータ版ゆえの仕様かもしれないが,「正しい答えを入れているはずだし,ノートにも次にやることが書いてない!」と,少し迷ったことがあったので,この辺りはもう少し分かりやすくしてもらえるとありがたいと感じた。
失踪事件解明の協力者たち。彼らは本当にすべてを打ち明けているのだろうか
クリス失踪事件の解明には,動画配信サイト「Utube」で都市伝説を紹介するチャンネルをクリスと共に運営をしていたレイナ,ショウ,湯湯,「都市伝説冒険団」の実質的な管理人であるHyde,再来人と名乗る謎の人物の5名が力を貸してくれる。
![]() |
しかし,彼らの言動には不審な点も多く,完全に信用できるのかという疑問も残る。
例えば,ゲームの最序盤で出会うレイナは,主人公に対して「現実で会ってもらえたらアプリとクリス失踪の関係を教える」と言っておきながら,待ち合わせの場所には現れない。しかも電話で,「スマホ上にある謎の目玉をタップしてみて」と誘導してくるのだ。
これがきっかけとなり,目玉をタップすることがMETAへのアクセス手段であることが発覚し,それがクリス捜索の糸口になるのだが,レイナの言動は相当に怪しい。
たまたまMETAから主人公が戻ってこれたから良かったものの,リスクのある行動を他人に取らせていたわけだ。しかもレイナ自身は,その様子を物陰から隠れて見ていたというのだから,心象はかなり悪い。
![]() |
同じく仲間のショウ,湯湯も同様にすべてを話してくれているとは言い難い。その理由は不明だが,捜査を進めていくと彼らの言い分と矛盾している事実が明らかになってくる。
では,彼らがクリスの捜索を意図的に妨害しているのかと言えば,それはそれで疑問なのだ。そもそも捜査協力を申し出てきたのはレイナだし,ほかの2人もクリスを心の底から心配しているようにも見える。だからこそ,隠しごとをしている理由が,ますます分からなくなる。
![]() |
ほかの協力者であるHydeと再来人も,胸の内に何かを秘めているように感じる。管理人であるHydeは,「あなたにMETAと関わってほしくない」と主人公に警告しながらも,捜査に協力するという行動が矛盾しているし,再来人も素性を聞くと,あやふやな回答ではぐらかしてくる。一体本当の味方は誰なのだろうか……。
![]() |
![]() |
本作の魅力は,ドッペルゲンガーを現代の都市伝説としてうまく落とし込み物語に組み込んでいること,そして事件を取り巻く人間模様にあると感じた。
被害者になりすましているというストーカーの存在,ドッペルゲンガーという都市伝説が動画配信サイトやSNSで広がっていく物語は,現代的で共感しやすいし,好き嫌いだけでは片付けられない登場人物たちの複雑な人間関係の描写もリアリティがある。
![]() |
有名になってアイドルへの道を開きたいクリス,チャンネル運営をビジネスとしてドライに捉えている切れ者のレイナ,創設者ながらもどこか引け目を感じているショウ,前に出ていくタイプではないが,裏方をきっちりこなす縁の下の力持ち湯湯。
それぞれの思いが交差した先に,どのような結末が待っているのか。気になる人は,プレイしてみてほしい。
![]() |
「分身: 都市伝説チャンネル奇話」公式サイト