長かった冬もようやく終わりを告げ、日中は暖かく日も長くなってきたこのごろ。夕方になっても心地よい風が吹いていることが多いので、窓を開けて過ごす時間が自然と増えてきました。
筆者が住んでいる家は南向きに大きな窓があるため、夕刻になるとベランダに腰掛け、外の空気を感じながら軽くリフレッシュするのが日課となっています。
この生活をより充実させるために、数年前から「照明」と「音楽」を同時に楽しめるランプとスピーカーが一体になった製品を探していましたが、なかなか理想のものには出会えず。
家電量販店で条件にあう製品は販売されていますが、価格は1万円台前半が多く、音質もそこまで期待できない商品がほとんどでした。
ところが先日IKEAを訪れた際に見つけたのが、「VAPPEBY(ヴァッペビー)」という製品。手頃な価格帯ながらデザイン性も高く、実際に音を聞いてみると想像以上に音質も良好。試聴の段階でかなり気に入ったので、つい買ってしまいました。
今回購入したIKEAの「VAPPEBY(ヴァッペビー)」は、Bluetoothスピーカーとランプが一体となった製品。ナチュラルな雰囲気に馴染むグレー・ブルー・グリーンの3色展開で、今回は自宅の雰囲気に合わせてグレーを購入しました。
バッテリー内蔵型で普段はケーブルレスで使える点が特徴で、フル充電の場合は音量50%設定で最大約10?12時間の連続再生が可能。ランプと同時に使った場合の持続時間は不明ですが、毎日30分~1時間程度の使用であればバッテリーを気にする心配はほとんどありません。
本体はIP65の防水基準に適合しているので、筆者のユースケースのようにベランダで使う場合はもちろん、キャンプやバーベキューなどアクティブなシーンでも比較的安心して使えそうです。
ランプの光量は2段階用意されていて、時間帯や雰囲気に合わせた明るさに調節できます。筆者はベランダで使わないときはリビングの間接照明としても活用しています。
肝心の音質はというと、低音がしっかり鳴っていて聴き心地はなかなか良好。1万円前後のランプ一体型Bluetoothスピーカーと比べると音の厚みもあり、高音域が鳴っていない……ということもありません。傾向的には、いわゆる「ドンシャリ」サウンドに近いといえそうです。
スピーカーはランプと同じく本体の上部から下向きに設置されていて、音が360度全方位に広がる仕組み。空間オーディオなどに対応しているわけではありませんが、どこから聴いてもバランスの良い音が楽しめます。
唯一、人を選びそうだな……と思ったのは、電源ボタンに内蔵されている「Spotify Tap」機能。ボタンを押すだけで、接続しているスマートフォンのSpotifyアプリが起動して音楽が再生される仕組みなのですが、スピーカーの電源を入れるたびにSpotifyが自動的に立ち上がって再生が始まるというのは、少し煩わしく感じることも。個人的にはこのボタンは独立しておいてほしかったです。
とはいえ、全体的に見て気になったポイントはSpotify Tap機能くらいで、Spotifyを使っていないユーザーであれば心配は不要。
光量やスピーカーの音質は同ジャンルの競合製品と比べても満足度が高く、十分に「買ってよかった!」といえる製品です。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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ランプ一体型Bluetoothスピーカー「VAPPEBY」 | IKEA | 7999円 |
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