リサーチプロジェクトはすぐに混沌としてしまうものです。
だからこそ、思考やアイデアをスムーズにつなぎ、使いやすいツールが必要です。それが私にとっての「Obsidian」なのです。
1. 双方向リンクでノート同士をつなげられる
Wordのような直線的なツールでは、ノート同士を論理的に結びつけられず、スクロールで迷子になることがしばしばです。
しかしObsidianでは、「アトミックノート(1つのノート=1つの概念)」を作成し、それぞれをリンクでつなげることができます。
これにより、どこから始めて、どこへ進めばよいのかが一目瞭然。迷うことなくリサーチを進められます。
2. グラフビューでノート全体を視覚化

Obsidianの「グラフビュー」は、ノート間のリンク構造をネットワーク図のように視覚化できる機能です。ノードがノート、線がリンクを表しており、自分の思考の全体像を確認するのに最適です。
ズームイン・ズームアウト、ノードの移動、タグの表示、表示方法の調整なども可能。まるで自分の脳の中を画面に映しているような感覚で、忘れていた情報を10分グラフを眺めるだけで思い出せるのも魅力です。
3. タグとメタデータで整理が簡単
リサーチ中に集める情報は、今すぐ必要なものから「後で役立つかもしれない」ものまでさまざまです。Obsidianではタグとメタデータを活用することで、それらを簡単に整理できます。
タグは「#」をつけて記述するだけ。
テーマ別や用途別に分類が可能です。さらに、メタデータをノート冒頭に記述することで、「完了状況」「作成日」「優先度」「作成者」など、詳細な情報も管理できます。
これにより、検索や絞り込みも格段に効率化されます。
4. 強力な検索機能
私はObsidianでほとんどフォルダを使いません。その理由は、検索機能が非常に強力だからです。
キーワードだけでなく、タグやメタデータでの絞り込み、さらにAND・OR・NOTなどのブール演算子を使った複雑な検索も可能。検索条件を保存して再利用することもできます。
5. プラグインと高いカスタマイズ性
Obsidianには豊富な機能が最初から備わっていますが、真価はそこにとどまりません。何千ものコミュニティ製プラグインが存在し、見た目から機能まで自分好みに変えられます。
たとえば、カンバンボードを使ってタスク管理をしたい場合は、それ専用のプラグインがあります。他にも、ノートのアウトライン自動生成、タイマー付きノートなど、多種多様な機能拡張が可能です。
6. オフラインファースト&プライバシー重視
Obsidianは「オフラインファースト」で設計されており、ノートはすべてローカルにMarkdown形式で保存されます。これにより、インターネット接続がなくてもいつでもアクセスでき、データも自分の手元にあるため安心です。
ノートは標準的なMarkdown形式なので、専用アプリがなくてもWindowsのメモ帳などで開くことができます。
Original Article: 6 Reasons Why Obsidian Is My Go-To App for Deep Research Projects by MakeUseOf
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