暗い場所ではどうしても周囲の様子がわかりにくくなり、普段と同じように行動するのは難しいもの。とはいえ、停電したり夜間に災害が起きたりした場合、暗闇の中で動かざるを得ません。

そこで、防災・停電対策として暗闇での目印となるのが「蓄光テープ」です。おすすめのアイテムと併せて、どんな場所に貼れば効果的かも考えてみました。

【蓄光テープを使った防災・停電対策はこんな人にオススメ!】

  • 停電時や夜間でも安全に避難できるようにしたい
  • 暗くても必要なものの場所がすぐわかるようにしたい
  • 日常生活においても暗闇でスムーズに移動したい

暗い場所で本領発揮する蓄光テープ

蓄光とは、光エネルギーを蓄積し、周囲が暗くなると自ら発光する性質のこと。

その特長を活かした電源がいらないうえに繰り返し使えるとあって、実にコスパのいいアイテムなんです。

ただし、蓄光テープの光は時間が経つにつれてだんだん弱まっていく点に注意が必要。

また、昼から夜にかけて徐々に暗くなっていくケースでは光エネルギーを蓄えておけず、真っ暗になった時点で発光レベルは低くなってしまいます。そのため、普段から照明や太陽光などで一定の明るさが保たれている環境で使うのがベスト

消灯や停電によって一気に暗くなった際にテープが強く光り、暗闇での目印となります。

蓄光テープは色や幅などバリエーション豊富で、用途に応じて使い分け可能。また、シールタイプも手軽に貼れて便利です。

Advertisement

おすすめの蓄光グッズ

蓄光テープ

Image: Amazon.co.jp
Image: Amazon.co.jp

「防災士監修」というお墨付きの蓄光テープは、日本国内の第三者テスト機関にて燐光輝度試験を実施済み。JIS規格で中輝度にあたるJBクラスに分類されています。

Image: Amazon.co.jp
Image: Amazon.co.jp

このテープは太陽光や蛍光灯、LED電灯などの光を蓄え、真っ暗になった状態で約4時間は十分視認できる明るさをキープ最大で6~8時間、テープの位置がある程度わかるレベルで発光します。

停電直後は特に明るく光り、落ち着いて行動できるようにアシスト。

もちろん夜中にトイレに行きたくなったり、電気を付けたくなったりと日常生活での目印としても役に立ちます。一方で、明るさは次第に弱まっていく分、睡眠を邪魔される心配はしなくてよさそう。

Image: Amazon.co.jp
Image: Amazon.co.jp

テープの幅は1cmと太すぎず細すぎず、生活用品や家具の形状に合わせてカットすればオールマイティに使えます。

丈夫な5層構造で耐久性に優れているうえに、粘着性もばっちり。手すりや階段など、人が頻繁に通ったり触ったりする場所に貼っても長持ちします。

どこに使おうか迷ったら、プロ目線で作成された「蓄光テープ貼るとこリスト」を参考にするのもおすすめ。

Advertisement

蓄光シール

Image: Amazon.co.jp
Image: Amazon.co.jp

蓄光テープを切り貼りする手間を省きたいなら、シールタイプを使うのもひとつの手段。

エルティーアイの「SUPER α-FLASH 丸型シール」は、JIS規格で最上級のJDクラスにあたり、電気の照度が低くてもしっかり光を蓄積。暗くなってから約10時間は発光能力を維持します。

15個入りの丸型シールはシンプルながら目につきやすいので、思いついた場所にどんどん使ってみてください。

Advertisement

身の回りで蓄光テープを貼るなら

蓄光テープや蓄光シールは、暗闇で“見える化”したいところに貼るのがポイント。主に停電や災害といった非常時を想定しつつ、通常の夜間でも目印が欲しいかどうかを基準に考えてみましょう。

ただし、蓄光テープを直接貼ると剥がしにくくなるかもしれないので、マスキングテープの上から重ね貼りする方がベターです。

例えば災害発生時には、できるだけ早く避難経路を確保することが肝心。そこで、ドアノブやロックを解除する部分に蓄光テープを貼っておけば、光を頼りに玄関まで安全にたどり着けます。

夜中に帰宅してドアを開けるのに苦戦しないよう、鍵穴付近に蓄光テープやシールを貼るのもアリ。

Image: Amazon.co.jp
Image: Amazon.co.jp

また、暗闇で移動するとなると、うっかり転んだり物にぶつかったりする可能性も。

廊下の曲がり角段差のある場所は蓄光テープでマーキングし、怪我のリスクを回避しましょう。

なかでも階段は一段ずつ端にテープを貼って光らせ、踏み外さないように対策を。安全性をアップするなら、手すりの始まりと終わりの部分を蓄光テープで巻いてもいいですね。

Image: Amazon.co.jp
Image: Amazon.co.jp

さらに照明やリモコン、家電類のスイッチに蓄光シールを貼るアイデアもおすすめ。停電が復旧した時や夜中に起きて動かなければならない時に、どこに何があるのかわからなくて困らずにすみますよ。

より身近なシーンで考えると、スマートフォンの本体充電器の先に蓄光テープで目印を付けると、暗い空間でも見つけやすくなって便利です。

そして蓄光テープを使えば、非常時に必要なものの置き場所だってすぐわかるように

特に、暗闇で真っ先に確保したい懐中電灯は、持ち手や尻の部分を蓄光テープで目立たせて。同様に、非常用持ち出し袋防災リュックにも蓄光テープを貼っておきましょう。

さらに、ブレーカーボックス本体やその周辺に蓄光テープを貼るのも、停電対策として有効です。


身の回りのさまざまな場所や物に蓄光テープを貼り、日頃から夜間の災害や停電に備えてみてはどうでしょうか。

避難時はできるだけ身軽に。軽量でコンパクトな防災グッズ4選【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン

避難時はできるだけ身軽に。軽量でコンパクトな防災グッズ4選【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン

もしもの時に安心感をプラス。生水が安心して飲める携帯浄水器「サバイバルストロー」【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン

もしもの時に安心感をプラス。生水が安心して飲める携帯浄水器「サバイバルストロー」【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン

断水時は小さく折りたためる「蛇口付きウォーターバッグ」が心強い【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン

断水時は小さく折りたためる「蛇口付きウォーターバッグ」が心強い【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン

今日のライフハックツールをもっと見る