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国内シェア拡大に向けたメーカー各社の戦略は多種多様だ。その中でも、直営店として国内主要エリアに実店舗を構えるソニーの動きに注目した。
現在、銀座、大阪、名古屋、福岡天神、札幌と5店舗を展開中のソニーストア。本部の方針に基づきつつも、現場の声を尊重し各店舗が主体的に運営を行っているということは以前のインタビューでも聞いていたのだが、どうやら福岡天神でより地域色のある取り組みが実施されているということで、取材に行ってきた。
ソニーストア 福岡天神が店舗を構えるのは、福岡市の中心地であり、九州で随一の繁華街でもある天神エリアだ。天神西通りが国道202号線と交わるポイントで、朝から人の流れが絶えることはない。また空港からは福岡空港地下鉄線に乗り、最寄りの天神駅まで11分。とにかく立地の良さが際立つ。
地域に根差した直営店
店舗の立地について、その特色にもう少しだけ触れておこうと思う。ソニーストア 福岡天神が入居するビルには、別のフロアに福岡市が運営する児童館も同居している。児童館とはイベントなどで交流をもつ機会もあり、そのためソニーストアの他店舗でもとくに集客に苦しむ傾向のある、ファミリー層へのアプローチにも強みを持っているのだという。
地域色の強い取り組みとして、プロサッカーチームのアビスパ福岡とのイベントも実施した。主にアビスパのサポーターを対象に、スタジアムでの撮影会や、ソニーストアをアビスパ色に装飾してのパブリックビューイングを開催したのだそうだ。こうした取り組みは、“地元”をベースとした新規顧客との接点を積極的に作る動きの1つとなっている。
ソニーストア 福岡天神の立ち上げメンバーでもある増井豊店長は「もともとはソニー製品に興味のない人でも、ソニーストアに足が向くきっかけになったらうれしいです」と振り返った。
ちなみにサッカーのパブリックビューイングには、前出の児童館を会場として使わせてもらったとのこと。当初はストア内で実施予定だったことろ予想を大幅に超える応募があり、児童館に協力をお願いしたのだそう。市の運営する施設を民間企業のイベントで利用したという点に驚いたが、ソニーストアが地域に密着し、信頼関係を築いていることがうかがえる。
クリエイターの力になりたい
そしてもう1つ、ソニーストア 福岡天神は“クリエイターとの共創”にも大きな軸を置いている。これはソニーのグループパーパスにも設定されているテーマであり全社的に取り組んでいるものではあるのだが、この福岡天神ではより特徴的な動きがあるという。
まず福岡市という場所についてだが、近年、行政がクリエイターの活動を盛り上げようという気運が高まってきているのだそうだ。そんな福岡市が主催する「TheCreators」というイベントのステージを、クリエイターの発表の場として活用した映像コンテストに、ソニーストア 福岡天神が協賛という形で参加した。
そして、ここで登場するのがその映像コンテストの運営に携わった「.mov(モブ)」(https://www.instagram.com/___.mov/)というコミュニティだ。
.movは、福岡や九州の動画シーンを盛り上げることを目的に、地元で映像制作会社を経営する松尾龍馬さんが仲間と立ち上げたコミュニティ。SNSの普及にともない、地元のクリエイターの動画が埋もれてしまい人の目に届かなくなっていった状況にもどかしさを感じたという松尾さん。それならばリアルに発表する場を作ればよいじゃないかと、テーマに応じてクリエイターに声をかけながら“人がリアルの場に集まる”イベントを仕掛けている。
先述した映像コンテストのアフターパーティを開催しようと、その会場を探していた松尾さんに、増井店長が「ソニーストアの店舗を使いませんか?」と声をかけた。ソニーストアを1つの“ハコ”として、それを外部のコミュニティに貸し出すという驚きの提案だった。
DJブースを構え、赤いライトで染め上げられたソニーストアは元のそれとはまったく別物となり、クリエイターも多く集まった。
実は4月25日(金)にも、現在開催している「OUTDOOR WEEK by キャンジョ」のオープニングパーティが.movの主催で行われた。以下がその様子なのだが、一見しただけではここがソニーストアだと見抜けないかもしれない。
地元である九州や福岡の街を盛り上げたい。それが.movの活動の根源であると松尾さんはいう。その想いを増井店長に伝えた時、深く共感してもらえたと感じたそうだ。
ギャラリーがあるということ
取材時に店舗2階のギャラリーで、チーム阿蘇の写真展「九州風景展」が開催されていた。九州を中心に風景写真を撮影するフォトグラファーの迎井貴治さんがSNSで声掛けをし、同じく九州で活動する風景写真家が集まったのが“チーム阿蘇”だ。
そのチーム阿蘇の発起人となった迎井貴治さんに話を聞いた。
今では自らソニーストアにイベントを提案するなど、頻繁にコラボレーションしているという迎井さん。2016年に店舗がオープンした当初から、“九州では貴重なギャラリー”としてイベントの情報をよくチェックしていたという。
「これだけたくさんイベントを開催しているのはソニーストアくらいかもしれません。最初はカメラ売り場に目もくれず、一直線にギャラリーに向かっていました」(迎井さん)
ギャラリーが立ち上がって間もないころは九州以外の作家による個展が多く、「これはやっぱり九州の人がやらなくてはいけない」と感じたという迎井さん。ちょうどそのくらいのタイミングで、こちらもやはり九州の作家を探していた増井店長から写真展開催の打診を受けた。
写真家目線で言うと、ソニーストアは“ギャラリーとして重要な場所”であると迎井さんはいう。発信できる場所であるということ。そして人が集まる場所であるということ。単なる“お店”以上の役割をソニーストアは担っている。
目指す場所は同じ
ソニーストア 福岡天神をどんな場所にしていきたいか。増井店長の回答は「気軽に集まれる場所」だった。
リアルな場所としての拠点を持っているということが、ソニーストアの最大の強み。クリエイターやユーザー、写真展の来場者など、ここに集まる人の求めているものを最重要視し、それが実現できるようにユーザーをサポートしていく考えだ。
今回の取材では、店長、コミュニティ、フォトグラファーとそれぞれ異なる目線の話を聞いた。いずれも個別にインタビューしたのだが、3者ともに「同じ方向を目指しているな」と感じられたことに驚いた。
それは“九州を盛り上げたい”という想いだ。ソニーストアはメーカー直営店として、ユーザーのシェアを拡大していくという至上命題がもちろんあることだろう。しかし増井店長の話からは、地域に根差し、ともに発信し、そして地元を盛り上げていこうという熱意が伝わってきた。
また松尾さんや迎井さんの話の中で共通していたのが、それぞれの周辺で静止画・動画制作の熱気が高まってきたのが2016年頃だったということだ。それは奇しくもソニーストア 福岡天神がオープンした年だった。
ソニーストアがオープンしたから盛り上がっていったのか、それとも盛り上がっているタイミングでたまたまソニーストアがやって来たのか。どちらが先なのかは定かではないが、重要なのはその熱気の渦の中に拠点があるということだろう。ソニーストア 福岡天神が今後も地元に根付き歩みを進めていくことで、着々とファンを増やしていくのだろうということが垣間見えた取材旅だった。
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