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個人開発で月20万円を目指すための考え方 #初心者 – Qiita



個人開発で月20万円を目指すための考え方 #初心者 - Qiita

皆さん、個人開発してますか?
私はというと、プログラミングが好きで、趣味で日々コツコツとアプリを作っています。

個人開発って、ただ楽しいだけじゃなくて、ちゃんと利益が出る可能性もあるんですよね。
しかも、エンジニアとしての技術力の証明にもなるし、ポートフォリオとして使える点でもかなり魅力的だと思います。
自分の作ったアプリが実際に誰かに使われて、それが実績として残るって、なんだかワクワクしませんか?

さらに個人的に実感しているのは、作れば作るほど、次のアプリ開発がどんどんラクになっていくってところです。
最初のアプリリリースは本当に時間がかかりました。
「アプリ開発ってどうやるの?」「リリースってどうやるの?」みたいな手探り状態で、ゼロから始めるので、当然時間がかかります。

でも、作っていくうちに、アプリの設計や開発フローがどんどん洗練されていくんです。
前のアプリのコードや設計を流用でるので、開発スピードがアップしていきます。
この「作れば作るほどスピードが上がる」感覚、個人開発ならではの面白さだと思っています。

そしてもう一つの魅力が、パッシブインカム(継続的な収益) につながる可能性があることです。
お金や時間に少し余裕ができれば、もっと好きなことに時間を使えるようになるかもしれません。

というわけで今回は、「どうすれば月に20万円の利益を出すアプリが作れるのか?」
これをテーマに、私なりの経験や考えをまとめてみました。

これから個人開発を始めようとしている方や、アプリを作ってみたけど「全然稼げないじゃん!」ってなってる方のヒントになれば幸いです。

開発したアプリ

本記事の題材となるアプリは、筋トレの記録ができるアプリ ティアトレ です。

つい最近リリースしたばかりのアプリです。

このアプリの最大の特徴は、ティアリスト形式で筋トレメニューを管理できるという点で、少し変わった視点からアプローチした、新感覚の筋トレ管理アプリに仕上げました。

そして本記事では、このアプリを 月に20万円の利益を生み出すアプリにしたい! という、そんなお話です。

そのために私が実際に行った取り組みや考え方をご紹介していきます。

実はこのアプリ、以前開発した「ティアメーカー」というアプリの派生版でもあります。
もし「ティアメーカーって何?」という方は、こちら👇

目標設定

「月に20万円」という数字には、特別な意味があるわけではありません。
ただ、目標はある程度リアルな金額じゃないとイメージしにくいので、わかりやすい指標としてこの数字を設定しました。

今回の前提は、アプリ開発×App Store収益です。
では、App Storeの利益構造がどうなっているのか、ざっくり確認してみましょう。

私がリリースしているアプリの中には、買い切り型のプレミアム機能を280円で販売しているものがあります。
App Storeでは売上の30%が手数料として引かれるため、実際の利益はこんな感じになります。

売上 手数料 実際の利益
280円 30% 約196円

今回想定しているのは、月額280円のサブスクリプションを販売するスタイルです。
この条件で考えると 月20万円を稼ぐには、1,000人のユーザーに加入してもらう必要があります。

ちなみに1万人が課金してくれたら、月に200万円の収益です。
…すごく夢がありますよね。実際にそこまで到達している個人開発者さんも、きっといるはずです。

とはいえ、月20万円って簡単な数字じゃありません。
実際は、リリースしてからしばらくはユーザーがほとんど増えないことがザラです。
特にリリース直後は検索にも出にくく、誰にも見つけてもらえない問題がつきものです。

私も去年の8月ごろからアプリをリリースし続けていますが、最初はほぼ反応なし…。
ただ、コツコツ続けているうちに、少しずつインストール数が伸びてきました。

こんな感じで、最初は月にゼロ〜数百円の収益からのスタートになるのが一般的です。

また、このアプリに本当に需要があるのか、ユーザーにとって価値を感じてもらえるのかは、正直なところまだわかりません。
課金はおろか、ダウンロードすらしてもらえない可能性も十分にあります。もちろん、1,000人の達成もまったく予想できていないです。
だからこそ、数ヶ月後にどうなっているのかは、これからのお楽しみです。

というわけで、次は
「じゃあ、どんなアプリなら月20万円を狙えるのか?」
について、私なりの考えと実践内容を紹介していきます!

モチベーションの維持

個人開発って、自由だからこそ、モチベーションの維持が超重要です。

人によって動機はバラバラで、
月に○○円稼ぎたい!」でもいいし、「スキルを磨きたい」「ポートフォリオを充実させたい」なんて目的でもOK。
どんな理由でも、自分が納得できる目標なら、それが立派な原動力になります。

ちなみに私はというと、プログラミング自体が趣味みたいなものなので、特に意識しなくても続けられるタイプです。
でも、そうじゃないエンジニアの方もたくさん見てきましたし、それが普通だと思います。

なので一度、「自分はどんなときに開発が楽しくなるのか?」とか
何を目指せば頑張れそうか?」っていうのを、軽く考えてみるといいかもしれません。

答えがわかれば、グッと続けやすくなるはずです。焦らず自分のペースで、ゆるっと続けていきましょう!

市場調査

市場はもうレッドオーシャン。でも、それってチャンスかも?

昔はアプリ開発って、まだまだブルーオーシャンで、「誰もやってない!やったもん勝ち!」みたいな雰囲気もありましたよね。
でも今は…正直完全にレッドオーシャンです。

「これ良さそう!」と思ったアイデアは、だいたいもう誰かが作ってます。
どのジャンルもアプリだらけで、競争はめちゃくちゃ激しいです。

でも、だからといって諦める必要はまったくありません。
今ある人気アプリを参考にして、”いいとこ取り+オリジナルの価値”を加えることで、ちゃんと戦えるんです。

むしろライバルが多いということは、ニーズがしっかりある分野とも言えます。
そして、改善ポイントも見つけやすい。
これはこれで、戦いやすい環境なんですよね。

私が作った「ティアトレ」もその一例です。
ただの筋トレ管理ではなく、ティアリスト形式で管理できるというちょっと変わった仕組みにすることで、他と差別化をしています。

すでに出尽くしたように見える世界でも、ちょっとした工夫や組み合わせで、自分だけのポジションはきっと作れます!

アプリのジャンルを考える。トレンドを読む

アプリで成功したいなら、「どんなジャンルを選ぶか」と「いつリリースするか」はかなり大事です。
今どんなジャンルに需要があって、自分の得意な分野とどう掛け合わせるか。
ここをしっかり見極めることで、勝てる確率がグッと上がります。

たとえば、今も人気が高いジャンルはこんな感じです👇

ジャンル 説明
フィットネス・ヘルスケア 筋トレ、ダイエット、睡眠管理など、健康意識が高まってる今、需要も安定してます。
習慣化・ライフログ系 日記や食事記録、習慣チェックなど、日々の記録をアプリで管理したい人は多いです。
教育・学習 語学、資格、プログラミング系。勉強サポート系は常に一定のニーズあり。
プロダクティビティ ToDoリストやポモドーロタイマーなど、タスク管理系は根強い人気。
写真・生成AI系 AIイラスト、画像加工など。ここは話題性が高く、拡散されやすい分野です。

加えて、こんな視点からアプローチするのもおすすめです👇

視点 説明
サブジャンルに絞る 機能てんこ盛りよりも、「これだけに特化」したほうが刺さることも多いです。
ターゲットを絞る 初心者向け・女性向け・高齢者向けなど、ニッチな層にフォーカスして勝負するのもアリ。
トレンド技術を活用する AI、Vision、音声認識など。うまく取り入れれば差別化しやすいです。

「人気ジャンル × 自分の得意分野 × トレンド」
この掛け算がうまくハマると、オリジナリティがあるアプリが作りやすくなります!

リサーチって、やっぱり大事

今のアプリ市場は、もう直感だけで突っ走れる時代じゃありません。
なんとなく作って出したら当たるっていうのは、なかなか難しくなってきています。

だからこそ、しっかりリサーチすることが大事です。

具体的には、こんなことをチェックしてみるといいと思います👇

  • 競合アプリのレビューを読み込んで、ユーザーが何に困ってるのかを見る
  • ランキング上位のアプリを分析して、「なんでこれが人気なのか?」を考える
  • 自分のアプリにどう活かせそうか、改善点をメモしておく

ここをしっかりやるだけで、完成後の「ズレ」や「的外れ感」をかなり減らせます。

作る前のひと手間が、アプリの成長スピードをグッと変えてくれます!

要件定義

アプリ開発において、「どんなアプリにするか?」を決める要件定義はめちゃくちゃ大事です。
ここをちゃんと考えておくことで、設計・実装・集客・収益化…全部の流れがスムーズになります。

アプリに”色”を持たせよう

ここで言う”色”っていうのは、そのアプリだけの個性や、他と差別化できるポイントのことです。

アプリって、正直どれも似たり寄ったりになりがちです。
ユーザーはたくさんのアプリを見ているので、「なんか見たことあるな…」と思った瞬間にスルーされちゃうこともあります。

だからこそ、「このアプリにはこれがある!」っていう分かりやすい特徴が大事。
今回のアプリでは、筋トレ記録をティアリスト形式で管理できるというのが、まさにその”色”になっています。

他にも、たとえばこんな個性の出し方もアリ👇

  • UIがゲーミフィケーションされていて、楽しく続けたくなる
  • AIでトレーニングメニューを提案してくれる
  • 音声認識で記録できるから、手がふさがっててもOK

こういった「このアプリならでは」の要素があると、
ユーザーに選ばれる理由になります。

つまり、「なんとなく良さそう」じゃなくて
これだから使いたい!」と思ってもらえるアプリにしよう!ってことです。

機能要件にはとことんこだわる

どれだけ見た目がオシャレでも、中身がイマイチなアプリは結局使われません。
特に有料アプリの場合、ユーザーはしっかり 価値 を求めてきます。

自分では「これ便利かも!」と思って作った機能も、
実際には「なんか使いづらい…」って思われることもよくあります。ありがちな失敗例としてはこんな感じです👇

  • 操作が直感的じゃない(UIがゴチャゴチャ)
  • 機能が多すぎて、どこを使えばいいのか分からない
  • 逆に、本当に必要な機能がなかったりする

だからこそ、まずやるべきは 「必要な機能」と「削ってもいい機能」の仕分け です。
一度ぜんぶ書き出して、冷静に整理するのがおすすめです。

理想は、
「機能は最小限に、体験は最大限に。」

少ない機能でも「なんかこれ、気持ちよく使える!」って思ってもらえれば、それだけで十分強いプロダクトになります。

アプリ名の重要性

アプリ名は、ユーザーが最初に目にする 顔のような存在 です。
App Storeの検索結果やランキングにも影響するため、思っている以上に超重要な要素です。

略称や抽象的な名前だけでは、どんなアプリか伝わりづらいうえに、検索でも埋もれやすくなってしまいます。

❌ よくある例(もったいないパターン)

ティアトレ
→ 名前だけでは、筋トレアプリかどうかも分かりません。検索しても出てきにくいです。

✅ 改善例(ちゃんと伝わるパターン)

  • ティアトレ – 新感覚の筋トレ管理アプリ
  • ティアトレ – 直感で筋トレメニューを整理・記録!

こんなふうに、アプリの特徴やジャンルを名前に盛り込むことで、
検索にも引っかかりやすくなり、ユーザーにも興味を持ってもらいやすくなります。

たとえばこのアプリであれば、
「筋トレ」「管理」「記録」 といったキーワードは外せません。

アプリ名だけでなく、サブタイトルや説明文にもキーワードをしっかり入れるように意識してみましょう。

ちょっとした工夫で、見つけてもらえるチャンスがグッと増えるはずです。

デザイン

画面レイアウトは”第一印象”を決める大事なポイント

アプリのデザインって、やっぱり大事です。
いくら機能が良くても、見た目がイマイチだとスルーされちゃうのが現実。

だからこそ、最低限のデザインスキルは個人開発でも必須です。
「UI/UXって何?」という方も、まずは画面の見やすさ・使いやすさを意識するだけでOKです。

まずは Figma などのツールを使って、画面の構成やレイアウトをざっくり組んでみましょう。
頭の中のイメージを目に見える形にすることで、設計もグッと進めやすくなります。

デザインに自信がある人はゼロから作ってももちろんOKですが、
「デザインにちょっと不安がある…」という方は、Figmaのテンプレートを活用するのがおすすめです。

以下のようなテンプレートを使うと、デザインのクオリティがグッと上がります。👇

見た目が整っているだけで、「なんか良さそう!」と思ってもらえる確率はグッと上がります。
まずは”伝わるデザイン”を意識してみましょう!

アプリ内のアセット作成もこだわろう

アプリの完成度を上げるうえで、画像やアイコンなどの”アセット”づくりも超重要です。
ちょっとした装飾が整っているだけで、アプリ全体の印象がグッと良くなります。

そのためにあると便利なのが、Photoshop のような画像編集ツール。
自分で調整できるようになると、ちょっとした修正もサクッと対応できてかなり楽になります。

現在は「フォトプラン」で 月額2,380円 で利用できます。
私はPhotoshopをがっつり使う派なので、これはもう必要経費だと思って課金しています💸

👉 Adobe Photoshopのプラン詳細を見る

「アプリ内のちょっとした装飾にもこだわりたい」
そんな方は、Photoshopを導入してみるのもアリです!

スプラッシュスクリーンには”ワクワク感”を

アプリを起動したときに最初に表示されるのが、スプラッシュスクリーンです。
ここはユーザーの「第一印象」を左右する超重要な画面!

このタイミングで「おっ!」と思わせるには、Lottieアニメーションを使うのが効果的です。
ちょっと動きがあるだけで、印象がガラッと変わります。

このようなアニメーションは、After Effectsで作成し、Lottie形式で書き出して使います。

After Effects は 月額 3,280円 で利用できますが、私は必要な時だけ契約して、終わったら解約するというスタイルで使っています。

👉 After Effectsのプラン比較はこちら

ちょっとした演出だけど、ここに力を入れるだけで“ちゃんと作られてる感”が出せるのでおすすめです!

開発

アーキテクチャや開発手法へのこだわり、いったん置いてみる

個人開発をしていると、
「ちゃんと設計しなきゃ…」
「アーキテクチャどうしよう…」
「デザインパターンは…」
って悩みすぎて、手が止まることってありませんか?

私もそのタイプで、「もっときれいに書きたい!」とこだわりすぎて、開発スピードが落ちた経験が何度もあります。

もちろん、より良いコードを書く力を身につけたい! という思いはとても大事です。
でも、もしあなたの目的が「収益化」や「早くリリースすること」なら、
いったん”こだわり”は横に置いておくのがおすすめです。

目的によって、優先順位は変わります。

目的 優先すべきこと
スキルアップ 設計・アーキテクチャにとことんこだわる
収益化/リリース まずは“完成して動くもの”を出すことが最優先

アプリは出してみて初めてわかることがたくさんあります。
リリースしてから、時間のあるときにリファクタリングしたり、構造を見直したりすれば十分だと思います。

完璧じゃなくてOK。
「とりあえず出す」が正義! だと思って行動してみてください。

コーディングは、AIの力を借りてどんどん加速させよう

いまや、AIは個人開発の超強力な味方です。
GitHub Copilot、Cursor、ChatGPT…使わない手はありません。

私自身、正直言ってコードの6割くらいはAIに書いてもらっている感覚です。
設計や全体の方針は自分でしっかり考えますが、繰り返しの処理や定型的なコード、ちょっとした実装なんかは、もうAIに任せています。

誰が書いても同じような処理を手打ちするのは、時間がもったいないです。
AIを“もう1人のエンジニア”としてうまく活用することが、開発スピードを一気に引き上げてくれます。

個人開発は時間もリソースも限られています。
だからこそ、効率化できるところはどんどんAIに任せて、自分は”考えるべきこと”に集中する。

これ、すごく大事な考え方だと思います。

リリースまでのスピード感が命

個人開発で大事なのは、とにかくスピード感です。
基本的に一人で開発を進めることになるので、アイデアを思いついても、リリースまでに時間がかかってしまいがちです。

私自身、数ヶ月かけて開発を進めているうちに、なんか飽きてきた… という経験が何度もあります。
だからこそ、最初に重視すべきは「とにかく早く出す」こと。

「売れるか?ウケるか?」なんて、出してみないと分かりません。
あれこれ悩むよりも、まずリリースしてみて、そこから考えた方が圧倒的に早いです。

今回のアプリも、アイデアを思いついてからリリースまで20日間でした。
そのスピードを実現できた一番の理由は、当初の機能を思い切って削ったことです。

「これも入れたい」「あれもやりたい」と思っていた機能も、実際に手を動かしてみると「これ、今いらないな」って気づくんですよね。

そんなときは、容赦なく削る勇気が必要です。
そして、リリースしてからユーザーの声を聞いて、必要なものだけ追加・改善していく

スピード重視 → リリース → フィードバック → 改善。
このループこそが、個人開発で成果を出すための一番の近道だと思っています。

収益化

アプリの収益化方法を考える

アプリで利益を出す方法は、主にこの3つです:

  1. アプリ内課金(消耗型 / 非消耗型)
  2. サブスクリプション(定期購読)
  3. 広告収入

それぞれ、ざっくり解説します👇

💸 消耗型アプリ内課金

いわゆる 使い切りタイプ
ユーザーが一度買ったアイテムを使い終えたら、また購入してもらう形式です。

例:
・ゲーム内コイン
・ガチャチケット
・使用回数に制限のあるアイテム

🔓 非消耗型アプリ内課金

一度購入すればずっと使える“買い切り型”の課金です。
ユーザーにとって安心感のある形式ですね。

例:
・広告の非表示
・プレミアム機能の開放
・テーマやUIスキンの購入

🔁 サブスクリプション(定期購読)

月額や年額で継続的に課金されるモデル。
契約している間は、プレミアム機能を使い続けられるのが特徴です。

相性が良いアプリ:
・学習アプリ
・フィットネス系
・日記・習慣記録など、日常的に使う系

📢 広告収入

アプリ内にバナーやインタースティシャルなどの広告を表示し、クリック or 表示で収益を得る方法です。
無料ユーザーからも収益が得られるのが魅力。

どれを選ぶべき?

短期的に収益を得たいなら「非消耗型」でも良いですが、
継続的な収益を目指すなら「消耗型」か「サブスクリプション」 です。

今回のアプリでは、サブスクリプションモデル(月額制)を選びました。
理由は、「筋トレ記録」という毎日使うタイプのアプリ
だからです。

毎日のルーティンに組み込まれるようなアプリは、
ユーザーが継続して価値を感じやすい=サブスクと相性がいいです。

「買って終わり」じゃなく、
「ずっと使いたい」と思ってもらえるアプリを目指すなら、
やっぱりサブスクは強いなと感じています。

機能制限はどう設計する?

まず大前提として、最低限の機能は無料で使えるようにしておくことが大切です。
いきなり「課金してね」と言われても、ユーザーは「それ、本当に価値あるの?」と思ってしまいますよね。

だからこそ、まずは「このアプリ、けっこういいかも」と感じてもらえる体験を無料で提供することが重要です。

有料機能は”お得感”を意識

課金につながる機能は、
ユーザーにとって「あったら便利!」「これならお金払ってもいいかも」と思ってもらえる内容にしましょう。

反対に、金額が高すぎたり、魅力を感じないと「なんか損したかも…」と感じてしまい、離脱の原因になります。

なので、有料機能はあくまで “プラスアルファ” として設計しましょう。
価格設定も、気軽に試せる金額帯がベストです。

完全ロックより「チラ見せ」が効く

全てを制限するのではなく、一部だけ見せるという工夫も効果的です。
人間は「気になるもの」を見せられると、続きを知りたくなります。

たとえば「ティアトレ」では、分析機能の一部にブラーをかけてぼかすことで、
「もっと見たい」「課金しようかな」と自然に思ってもらえるようにしています。

価格設定の考え方

個人開発アプリの場合

かなり主観的なものですが、個人開発においての価格設定において、
私自身の感覚では、以下のような基準で判断しています:

区分 価格帯
高い 500円以上
普通 300〜500円
安い 100〜300円

今回のアプリでは、月額280円という「安い〜普通の中間」くらいの価格に設定しました。
理由は、気軽に手に取ってもらいやすく、それでいてしっかりと価値を提供できる価格だと考えたからです。

企業アプリとの違い

YouTube や Netflix などの大手サービスは、月額1,000円以上が当たり前です。
ただし、これらはブランド力や豊富なコンテンツがあってこそ成立している価格帯であり、
個人開発アプリとは前提が大きく異なります。

私の企業サービスの一般的な価格感はこんなイメージです:

区分 価格帯
高い 2,000円以上
普通 1,000〜2,000円
安い 500〜1,000円

価格設定で大事なのは、「この値段なら払ってもいいかも」と思ってもらえること。
アプリの機能性・体験価値・使いやすさに対して納得できる価格にすることが大切です。

高すぎても敬遠されるし、安すぎると価値が伝わらないこともある。
だからこそ、ユーザー目線に立った価格設計が収益化の鍵になります。

広告の活用方法

広告は、アプリで収益を得るための定番手段のひとつです。
しかし、それ以外に、「広告を非表示にする特典」を設けるための導線として活用できるという点です。

たとえば、少し邪魔だけど許容範囲な広告をあえて表示しておくことで、
ユーザーに「広告を消すために課金しようかな」と思ってもらえるキッカケになります。

この仕組みをうまく活用すれば、非消耗型課金(買い切り)やサブスクリプションへの自然な誘導にもつながります。

ただし、注意すべきは広告の表示位置や頻度です。
過剰に邪魔な広告は、逆にユーザー体験を損ね、アプリ離脱の原因になる可能性があります。

✔️ 広告は”我慢できる絶妙なライン”を意識して設計することが大切です。

収益とユーザー満足度のバランスを取りながら、広告もひとつの体験設計の一部として活かしていきましょう。

プレミアムプラン画面への導線は”必須”

プレミアムプラン画面への誘導(導線)は、必ず設置すべきです。
これがあるかないかで、課金率に大きな差が出ます。

ユーザーが「この機能、もっと使いたい!」と思ったとき、
すぐに詳細へアクセスできなければ、そのままスルーされて機会損失が生まれかねません。

❌ 導線がない場合

たとえば、プレミアムプランへの導線がなく、
「設定画面 → プレミアムプラン画面」と遠回りが必要な構成の場合。

この手間のせいで「まぁ、あとでいいか」となり、
課金のチャンスを逃すリスクが高まります。

✅ 導線がある場合

一方、アプリ内の適切な場所に直接プレミアムプランへ遷移できる導線を設けておくと、
ユーザーは興味を持ったその瞬間に、すぐ詳細を確認できます。

この ワンタップで辿り着ける距離感 がとても重要です。

ユーザーの「今知りたい」「今欲しい」という感情を逃さないためにも、
プレミアムプランへの導線は、戦略的に設計しておきましょう。

プレミアムプラン画面は”とことん”こだわるべき

プレミアムプラン画面は、アプリの売上を左右する最重要ポイントのひとつです。
ここでユーザーの心を動かせるかどうかで、課金率が大きく変わります。

明確な価値を”伝える”

まず大前提として、ユーザーに次の2点をわかりやすく明示することが重要です。

  • 何ができるのか?(機能や特典の内容)
  • どんなメリットがあるのか?(使うことで得られる体験)

ここが曖昧だと、「課金しても意味あるのかな…?」と不安にさせてしまい、離脱されてしまいます。

デザインにも”手を抜かない”

もうひとつ大事なのがデザインの説得力です。

プレミアムプラン画面がチープだったり、粗い印象を与えてしまうと、
「このアプリ、本当に信用できるのかな…?」と警戒されてしまいます。

ユーザーが安心してお金を払えるよう、見た目から信頼感を演出することが必要不可欠です。

実際に作成したプレミアム画面

以下は、私が実際に制作したプレミアムプラン画面の例です。

「この画面を見たら、課金したくなる!」
そう思ってもらえるような構成・デザイン・導線を意識しましょう。

アプリの中身がどれだけ優れていても、
プレミアムプラン画面が弱いと、価値が伝わらずチャンスを逃してしまいます。

だからこそ、この1画面にはとことん力を入れる価値があります。

無料体験期間を設けよう

人は「お金を払うこと」に対して、本能的に慎重になります。
特に初めて使うアプリであれば、「本当に価値があるのかな?」と不安に思うのはごく自然なことです。

無料体験のメリット

そこで効果的なのが、無料体験期間の導入です。
これはユーザーにとって、次のようなメリットを提供します。

  • 安心して試せる(リスクゼロでスタート)
  • 価値を実感しやすい(実際に使ってもらえる)
  • 継続利用につながりやすい(納得感がある)

「とりあえず使ってみて、よければ継続する」
そんな自然な流れをつくることで、強引に売り込まなくても課金へつながる導線ができあがります。

安心感を明記する

加えて、「いつでも解約OK」や「体験期間中に解約すれば請求なし」など、
ユーザーが不安に思いそうなポイントは明確に伝えるようにしましょう。

これだけでも、体験を始めるハードルは大きく下がります。

このように、ユーザーに「安心」と「納得」を提供する設計を意識することで、
無料体験 → 継続利用 → 課金 という自然な流れをつくることができます。

リリース

App Storeのスクリーンショットにはこだわろう

App Storeのスクリーンショットは、アプリの第一印象を左右する超重要ポイントです。
どんなにアプリの中身が良くても、見せ方がパッとしないとスルーされることも珍しくありません。

私がスクリーンショットを作るときに参考にしているサイトやツールはこちらです。

🔍 作成時のコツや注意点

🎨 デザイン参考サイト

📐 Figmaテンプレート

立体感のあるモックアップを使うと印象アップ!

私が使っているのは Rotato というモックアップ生成ツールです。
3Dの端末フレーム付き画像がサクッと作れて、一気にプロっぽさが出るのでめちゃくちゃおすすめです。
お値段は約1万円ですが、アプリの魅力を引き立てるには十分元が取れる投資だと思っています。

スクリーンショットを作るときは、
「伝える」ではなく「伝わる」ことを意識するのがポイント。

  • 1枚目で興味を引く
  • 2〜3枚目で魅力を伝える

という構成を意識すると、ダウンロード率アップにつながります!

ローカライズ(多言語対応)は積極的に

可能なら、アプリは最初から全世界に向けて公開しましょう。
App Storeでは、最大175カ国に配信可能です。
対象を日本だけに絞るのはもったいないです。

SEOの詳細なアルゴリズムは不明ですが、言語を増やすことで検索ヒット率が上がり、露出が増えるのは間違いありません。
実際、私もローカライズをしてからダウンロード数が伸びました。

英語翻訳はAIでOK!

「英語は苦手…」という人も安心してください。
今はChatGPTやGoogle翻訳があるので、ひとまずそれで十分です。

完璧な英語でなくても、意味がちゃんと伝われば問題ありません。
私は英語がまったくできませんが、AIの助けを借りて英語対応しています。

最初は英語だけでも大きな違いになります。
ほんの少しの手間で、リーチできるユーザー数が何倍にも広がる。
個人開発だからこそ、ローカライズは「コスパ最強の成長施策」だと思っています。

マーケティング

おそらく、個人開発でもっとも難しいのが「マーケティング」です。
どれだけ良いアプリを作っても、ユーザーに見つけてもらえなければ存在しないのと同じです。

だからこそ、アプリを広めるための工夫が必要になってきます。

SNSやインフルエンサーを活用する

SNSでの情報発信や、インフルエンサーへのアプローチは、
比較的手軽かつ効果の出やすいマーケティング手法のひとつです。

  • X(旧Twitter)で進捗やTipsを発信する
  • インフルエンサーに連絡をとってみる
  • 開発の裏話をブログやQiitaで公開する

など、自分ができそうなところから少しずつ発信していくのがポイントです。

広め方に「正解」はない

とはいえ、マーケティングに正解はありません。
私自身も、特別な知識やノウハウがあるわけではなく、
良いものを作れば自然と広まるはず」という考えであえて積極的なプロモーションをしないこともあります。

それでも、リリースしたアプリがじわじわと評価され、ユーザーが増えていった例もあります。

  • 攻めるマーケティング(SNS、広告、インフルエンサー)
  • 守るマーケティング(プロダクトの完成度で勝負)

どちらが正解というわけではなく、自分のスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。

アプリ内での宣伝も立派な戦略

私が実際にやってみた施策のひとつが、
自分の他のアプリに、本アプリの紹介ビューを設置することです。

すでにユーザーのいるアプリから、新しいアプリへの導線を作ることで、自然な形でのクロスプロモーションが可能になります。

できることから、少しずつ

マーケティング=派手な広告やバズらせること、ではありません。
今あるリソースを活かして、できることから着実に動くことが一番の近道です。

自分の得意なこと、続けられることを軸に、
「どうやったらもっと多くの人に届くか?」を考えてみましょう。

おわりに

ここまで、私自身の体験や考えをもとに「月に20万円稼ぐアプリを作るにはどうすればいいか?」というテーマでお話してきました。
これからもこのアプリの成長を見守りながら、改善や情報発信を続けていくつもりです。

今後、アプリ市場はますます競争が激しくなると予想されます。
だからこそ、「アイデアを思いついたらすぐに動く」スピード感が何より重要だと思います。
個人開発では、スピードと継続力が結果を大きく左右すると実感しています。

私自身も、まだまだ作ってみたいアプリがたくさんあります。
でも、時間は有限。すべてをカタチにするのは難しいからこそ、
「今、本当に作りたいものに集中する」ことが大切だと感じています。

今回の記事では、実際に手を動かしながら学んだことを、できる限り具体的にまとめました。
これから個人開発を始める方や、収益化を目指している方のヒントになれば幸いです。

ぜひ、自分のペースで、個人開発を楽しんでいきましょう!



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