デベロッパーのMezzanine Softwareは5月12日、メックシューター『Project Landsword』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
本作は、多脚メカを操縦してミッションに挑む、見下ろし型視点の2Dシューティングゲームだ。ド派手な環境破壊表現を特徴とする一方で、ゲームプレイにはステルス要素も存在するという。

『Project Landsword』は火星を舞台とし、プレイヤーはワールドマップからミッションを選択してステージへと赴く。ステージでは、武装メカや戦闘ヘリ、また現地生物などの敵が現れ、それらを殲滅することが目標だ。ブリーフィング画面ではミッション概要のほか、敵の特徴なども示されるため、それにあわせて戦略や装備を整えてから出撃することになる。
プレイヤーの多脚メカは、プライマリ武器やセカンダリ武器、グレネードといった武装に加え、エンジンやアーマーをカスタマイズ可能。プライマリ武器には、バルカン砲やレールガンなど多種多様な銃器が用意され、セカンダリ武器は強力なミサイルなどを装備できる。エンジンは、種類により走行スピードや加速性能などが変化するようだ。装備の選択によって、プレイスタイルを変化させられるとのこと。


ステージには、市街地や農園、砂漠地帯などの環境のものが存在し、建物などのオブジェクトが多数配置。敵のメカも重武装しており、その攻撃をまともに受けるとひとたまりもない。そこでレーダーで敵の動向を探り、また敵の攻撃パターンを学びつつ、遮蔽物を活用して攻防をおこなう。この辺りが本作のステルス要素になっているようだ。ただし、ゲームプレイ自体はハイペースに展開されるとのことで、常に移動し有利なポジションを確保しながらの戦いになるだろう。
本作では、環境破壊要素も特徴のひとつ。ステージには建物のほか、車両や各種資材、植物などが配置され、プレイヤーおよび敵の攻撃によって、あらゆるオブジェクトが破壊可能。敵と激しい戦いを繰り広げると、ミッション終了時には市街地が廃墟に変わっていることもあるという。ド派手な破壊を楽しむもよし、遮蔽物を残すため戦略的に立ち回るもよし、といったゲームプレイとなりそうだ。
そしてすべての敵を倒しステージをクリアすると、クリアタイムや被弾数、射撃弾数などのほか、一般市民の施設や車両の破壊数も算出され、それらをもとにステージのクリア評価が決定する。現時点で詳細は不明だが、一般施設の破壊を避けたほうが高評価を得られるのかもしれない。
本作は、PC(itch.io)向けに開発途中のバージョンが体験版として昨年配信され、それからさらに開発が進められてきた。この間には、武器やミッションの追加、UIやビジュアル表現の改善などが実施。そして今回Steamストアページが公開され、ゲーム概要と共に正式発表された格好だ。
『Project Landsword』はPC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。また、PC(itch.io)向けには体験版が現在配信されており、任意の価格にて入手可能。無料でもダウンロードできる。当面は、この体験版をアップデートしながら開発が続けられる模様である。
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