ファインは、人狼風推理アドベンチャーゲーム「おやおや?大家さん!」のSteam正式版を4月25日に発売した。価格は1,980円。

 本作は、アパートの住人に紛れ込んだ妖怪を追い詰めていく人狼風推理アドベンチャー。個性的で魅力的な住人たちが多数登場するが、みな何かしら怪しい雰囲気を醸し出している。誰が妖怪であってもおかしくない中、「妖怪は絶対に“嘘をつけない”」という特性を意識しつつ、様々な情報を基に“正直者”を探して追い出していく。

 新月の夜は妖怪が本来の力を発揮する危険な日で、その日がタイムリミット。物語は、複数章で構成され、次の章に進むと季節が巡り、前章で退去させられた妖怪の代わりに新たな住人(妖怪?)が入居してくる。各章毎に、住人に紛れ込んでいる妖怪が誰なのか、嘘をついてしまう人間が誰なのかを推理し、妖怪と思われる住人に証拠を提示し、追い出す必要がある。

 なぜ主人公のアパートにばかり妖怪が紛れ込むのか、それを教えてくれる“謎の青年”の意図が何なのかを突き止めていくことがプレーヤーである大家の使命となる。

【ストーリー】

唯一の肉親であった父親を失い、天涯孤独となったプレーヤーに残されたのは、父親から相続したアパート。

突然、大家となったあなたのもとに現れた謎の青年はこう警告する。

「君のアパートの住人の中に“妖怪”が紛れ込んでいる」

その日から、巧妙に人間に化けた妖怪を見つけ出すための推理の日々が幕を開けた…

「おやおや?大家さん!」の特徴

嘘のつけない“妖怪”を見つけ出す推理アドベンチャー

 本作の最大の特徴は、妖怪は嘘をつけないということにある。従来の人狼ゲームと言えば、嘘をつく人間が追い出す対象になるが、本作は嘘をついている人間たちを除外していくことで、嘘をついていない妖怪を見つけ出すことが目的となる。

 嘘をついている“人間”、嘘をつけない“人間になりすました妖怪”との会話から、矛盾や違和感を整理していくことで妖怪に迫ることができる。メモした住人との会話、監視カメラの映像も、違和感を感じた住人から除外していくという、従来の推理アドベンチャーとは異なる思考の巡らせ方をしなければならない新鮮なゲーム体験を楽しめる。

単なる“人狼風ゲーム”ではない、住人たちとの交流から生まれる絆と成長の物語

 当初は父親から引き継いだアパートを守るため、妖怪を追い出せばいい推理を楽しむゲームのように思うが、本作の場合は違う。

 妖怪を見つけるためには、アパートの住人たちが人間であるかどうかを見極めるために積極的に会話をしていくことになる。

 会話を通じて、住人たちそれぞれの個性や性格、人となりを知っていくことで、疑わなければならないはずの住人たちに思い入れが出てきて、本当に誰かを追い出さないといけないのかという葛藤が生まれてくるだろう。

 また、そんな大家であるプレーヤーの気持ちに呼応するように、住人たちにも様々な変化が生まれ、それがプレーヤーに作用し、推理の目を曇らせるかもしれない。そしてプレーヤーの感情を揺さぶるような物語がエンディングに向けて展開されていく。

物語を彩るエンディングテーマ「空を歩く人」

 既に各種音楽サイトで配信されている、Inoriさんをボーカルに迎えたエンディングテーマ「空を歩く人」は、本作の物語をイメージして制作された。

 プレーヤーがゲームを進めていくにつれ、この曲の歌詞の意味が次第に解き明かされていくという。

魅力的なキャラクターと秀逸なストーリーテリング

 アニメ調のタイトルやキャラクターのポップさで様々な層に受け入れられるビジュアルと、妖怪がアパートで引き起こそうとする悪行とのギャップ、そして、個性豊かな住人たちとの人間模様は、単に見た目のポップさや妖怪を悪と片付けるだけでは終わらない、日本的なアドベンチャーゲームの系譜を継ぐハートウォーミングなノベルゲームとなっている。

ゲームサウンドトラックも登場

 本作のゲームサウンドトラックも同時発売される。価格は980円。4月25日から5月6日までは特別価格832円で購入できる。

 また、本編ゲームとゲームサウンドトラックバンドルも登場。こちらも通常価格2,960円のところ、5月6日までは特別価格2,404円で販売される。



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