株式会社ファインは4月25日、『おやおや?大家さん!』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は、人狼風の推理アドベンチャーゲームだ。本作の主人公は唯一の肉親であった父親を失い、アパートを相続することになる。そうして突然アパートの大家となった主人公のもとに、謎の青年が現れ「住人の中に“妖怪”が紛れ込んでいる」ことを警告。その日から、巧妙に人間に化けた妖怪を見つけ出すための、推理の日々が幕を開けることとなる。

本作にてプレイヤーはアパートの住人に紛れ込んだ妖怪を、さまざまな情報を集めながら追い詰めていく。妖怪は簡単には見つけられないうえに、妖怪は自分の存在を隠すために、住人同士を疑心暗鬼に陥れる罠を仕掛けてくることもあるという。人狼ゲームのように、住人たちすべての言動が疑わしくなっていくわけだ。ちなみに「妖怪は嘘をつけない」とされ、論理立てて推理していくことが重要になるだろう。
そんな状況の中でプレイヤーはアパートの大家として、住人たちの安全を守りながら冷静に情報を整理。住人との会話、監視カメラの映像、住人名簿の細かな情報を手がかりにして、真の妖怪を見つけ出すことを目指す。丁寧に集めた情報から、「違和感」の強い重要な情報を見抜くのだ。また単なる謎解きだけではなく、住人たちとの関わりを通して描かれるキャラクターたちの成長物語も持ち味となっている。

本作は今年3月25日に早期アクセス配信開始されたゲームだ。当初4月15日に正式リリースを目指して開発が進められていたが、10日間延期。このたび正式リリースに至った。早期アクセス版ではストーリーの第三章までが収録されていたところ、アップデートにより第四章・第五章およびエピローグが実装。物語は起承転結の転から結へと向かっていくという。ボリュームアップを経て、総プレイ時間は約10時間で想定されているとのこと。なお「推理ゲーム」という性質上、SNSやSteamでのネタバレ投稿は配慮してほしいそうだ。
このほか正式リリースにあわせ、SteamではEDテーマ曲の「空を歩く人」が収録されているゲームサウンドトラックが980円で、ゲーム本編とサウンドトラックのバンドルが2960円で販売されている。4月25日から5月6日にかけては特別価格として、サウンドトラックが832円で、バンドルが2404円でセール中だ(いずれも税込)。

また本作は、明日4月26日に開催予定の「第二回・インディーゲームWEBオンリー」、および5月4日開催予定の「東京ゲームダンジョン8」に出展予定。東京ゲームダンジョン8では来場者向けに登場キャラクター11人のステッカーが用意され、本作のプレイヤー、あるいは本作のウィッシュリスト登録者に向けて配布される。このほか本作はBOOTHにて公式グッズも販売される見込みだ。
『おやおや?大家さん』はPC(Steam)向けに発売中。
