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読者の反響が大きかった記事を再配信します(記事初出時の公開日:2022年1月18日)。なお、水留浩一氏は24年10月1日に社長を退任し、現在は取締役特別顧問です。
日本で「スシロー」の名を知らない人はいないだろう。ただ、スシローを傘下に持つFOOD&LIFE COMPANIESが売上高1兆円の目標を掲げ、本格的な世界進出を狙っていることを知る人は少ないのではないか。ましてプロ社長、水留浩一の手腕や実像はあまり知られていない。令和の日本は企業業績の低迷、給与の伸び悩みに直面、デフレのわなから脱却できないままだが、そこから抜け出すヒントはシリコンバレーだけにあるわけではない。日本のスシローは世界制覇を実現できるのか…プロ社長の包丁さばきを味わってみよう。(名古屋外国語大学教授 小野展克)
JAL再生の渦中にいた
水留浩一氏との出会い
私が水留浩一と出会ったのは10年以上前の2010年6月のことだ。
その日、知人の紹介で、ようやく水留とのランチにこぎつけた。私は当時、共同通信社の経済部記者で日銀キャップを務めていた。最大のテーマはJAL再生の行方だった。
JALは2010年1月、会社更生法を申請して経営破綻。政府系ファンドの企業再生支援機構の傘下で再生の道を探っていた。JALの再建請負人は、京セラを一代で築き上げたカリスマ経営者の稲盛和夫だった。最高経営責任者(CEO)となったカリスマがJALをどう再生させるのか。そこにマスメディアの関心も集中していた。
当時の水留は企業再生支援機構の常務。政府の立場を踏まえつつ、JAL再生の実務を取り回す難しい立場にあった。
私には80歳近かった稲盛が畑違いのエアラインの再建で実務的な手腕を発揮するとは、思えなかった。民主党政権の肝いりで送り込まれた稲盛に象徴的な意味はあるだろう。ただ、企業再生には、もっと繊細で着実な実務が不可欠なはずだった。そう考えると、この巨大エアラインの再生を実質的に担うのは42歳の水留の方だろうと当たりを付けたのだ。
東大理学部卒業後、電通に入社、欧州系大手コンサルのローランド・ベルガー日本代表を経て、企業再生支援機構に転じた水留の経歴から、外資系によくいるハゲタカのような人物を想像していた。
財務省の官僚や大手銀行の「エリート」たちは、本音や欲望を押し殺し、上司の顔色をうかがいながら、調整と根回しにひたすら腐心している。その一方で、時にハゲタカとすら呼ばれる外資系の人々はあけすけに金儲けをてこにした企業再生を語り、自分の野望を口にすることをはばからない。
しかし、私は、こうしたハゲタカたちが嫌いではなかった。
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