ホラー作家・長江俊和さんの小説シリーズ「出版禁止」の最新作『出版禁止 女優 真里亜』が4月16日に刊行された。

長江俊和さんは、モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)という言葉が一般的になる以前から、その可能性を提示してきた映像作品「放送禁止」のクリエイター。

刊行にあわせて、ホラー作家の背筋さんとさんからのコメントが公開されている。

20年前から続くモキュメンタリー「放送禁止」のクリエイター長江俊和

長江俊和さんは1966年生まれ、大阪出身。モキュメンタリーホラー番組「放送禁止」シリーズで知られるテレビディレクター/ドラマ演出家/脚本家/小説家/映画監督だ。

同番組は、モキュメンタリーという言葉が一般的になる以前の2003年から、フジテレビ系で不定期放送されている。

モキュメンタリーホラーは、ドキュメンタリー形式の中で物語が展開することで現実感が強調され、日常生活における恐怖を抱きやすくなっているのが特徴だ。

映画化が決定した背筋さんの小説『近畿地方のある場所について』、テレビ東京「TXQ FICTION」、クリエイターチーム・第四境界が展開するゲームなど、近年のホラーコンテンツにおいては重要な要素となっている。

長江俊和さんの「出版禁止」シリーズは累計30万部を突破。今回の新作『出版禁止 女優 真里亜』は、失踪した女優に関するルポルタージュ形式となっている。

『出版禁止 女優 真里亜』の内容紹介

書籍内容紹介
本書は、二人のジャーナリストが取材した、ある失踪した女優に関する三本のルポルタージュを再編集したものです。
プライバシーへの配慮に欠けた記述がある、などの指摘により一度出版が見送られたのですが、それらは表向きのものです。本当の理由は、関係者の間でまことしやかに語られている通り、「ある圧力」が働いたからに他なりません。
その後、様々な方の協力を得て、なんとか本書を刊行できる運びとなりました。どうか本書をご一読いただき、真相解明にご協力いただけますと幸いです。 編著者

ホラー作家・背筋「読むほどに不安が膨張していく最高の体験」

『出版禁止 女優 真里亜』の刊行にあわせて、近年のホラーブームを牽引するクリエイター陣からのコメントも到着。

『近畿地方のある場所について』の著者でもある背筋さんは、「読むほどに不安が膨張していく最高の体験です」とコメント。

『かわいそ笑』『6』の作家・梨さんは「その女優の怪演に、私はまんまと翻弄されていた」の言葉を残している。

また、怪奇ユニット「都市ボーイズ」のはやせやすひろさんは「一刻も早く手に取って、共に脳汁が出る快感を味わおうではありませんか!」と呼びかけている。

なお、新潮社の雑誌『波』にはホラー作家の背筋さんと怪奇ユニット「都市ボーイズ」のはやせやすひろさんの書評が掲載される。

『出版禁止 女優 真里亜』あらすじ
主演俳優すべてが不可解な死を遂げてきた、呪われたシナリオ。三度復活した因縁の企画に、新進女優が果敢に挑む。
モチーフは、実際にあった連続殺人事件。昼間は目立たないOLが、夜は街角に立って客を取り、時に絞殺する。
主役の殺人鬼の役作りに悩むうち、いつしか女優自身も、心の平穏を失っていく。
惨劇は、またしても繰り返されてしまうのか?

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