パブリッシャーのKnights Peakは4月17日、『Mandragora: Whispers of the Witch Tree』をリリースした。対応プラットフォームはPC（Steam/Epic Gamesストア）。ゲーム内は日本語に対応している。なお、本作のPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch版は9月4日の発売を予定している。本作はさっそく多くのプレイヤーを獲得している様子だ。
『Mandragora: Whispers of the Witch Tree』は、ダークな中世ファンタジーの世界を舞台にした横スクロールアクションRPGだ。舞台となるのは、怪物に引き渡された暗黒の世界。プレイヤーは、伝説の魔女のランタンを持つものとして暗黒世界で凶暴な生物やボスと戦い、元の世界を取り戻すのだ。
本作はメトロイドヴァニアとソウルライクの要素を取り入れた、2.5D横スクロールアクションRPGを謳っており、自由度の高い探索と緊張感のある戦闘、幅広いキャラクタービルドを楽しむことができる。本作の舞台となる世界では、凶悪な怪物が闊歩しており、人類は隠れて生活している。プレイヤーは世界を歩き回り怪物たちと対峙。冒険の中で仲間を見つけ、少しずつ元の世界を取り戻してゆくのだ。
公式によれば、本作の想定プレイ時間は40時間となっており、ボリュームのあるゲームプレイを楽しめる模様。マップ内にはメインクエストのほか、サブクエストや特定の敵を倒す賞金首クエストなどが点在。くまなく散策することでより強力なアイテムや経験値を入手することができる。また、世界には15種類の残虐なボスがプレイヤーを待ち構えるほか、19種類のミニボスも存在。パリィと回避、スキルなどを使いこなし強大なボスたちを倒すのだ。
本作では、近接戦闘を得意とするヴァンガードや魔法攻撃のできるスペルバインダー、魔法と近接の混合クラスなど6つのキャラクタークラスからビルドを組むことが可能。クラスにはそれぞれに独自のスキルツリー（タレントツリー）が存在しており、アクティブスキルは計200以上用意されているという。自分の思い描いたキャラクタービルドで暗黒世界を冒険できるかたちだ。
『Mandragora: Whispers of the Witch Tree』は、リリースされてさっそくプレイヤー数を伸ばしていた。SteamDBによれば、ピーク時には4200人もの同時接続プレイヤー数を記録している。そんな本作のSteamユーザーレビューは、約430件中70％が好評の「やや好評」を獲得。レビューでは、選択肢豊富なキャラビルドとさまざまな道が用意されている探索が好評を博している。また、日本のプレイヤーからは日本語翻訳が丁寧という好評意見も受けている。
一方で不評な意見としては、ソウルライク作品としては操作性が悪く、スキルが単調だという指摘や、一部環境でプレイするとアプリケーションがウイルスとして判別されるといった問題などがレビューされている。この問題に対し開発元は早急に対応。現在は解決しているようだ。
本作を手がけたのはハンガリー・ブタペストに拠点を置くゲームスタジオ、Primal Game Studioだ。同社は業界を長年率いたベテランによって設立されたスタジオであり、現在手書きアニメーションで作られたアドベンチャーゲーム『Around』や、マルチプレイゲーム『Beasts of Brawlia』を制作中。また、本作のストーリーには『Vampire: The Masquerade – Bloodlines』を手掛けたゲームデザイナーBrian Mitsoda氏が参加。業界のベテラン同士がタッグを組み、本作が制作された格好だ。
『Mandragora: Whispers of the Witch Tree』は、PC（Steam/Epic Gamesストア）向けに配信中。なおPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch版は9月4日発売予定。日本では4Divinity/Beep JapanによってPS5/NintendoSwitch版のパッケージ版がリリースされることが決定している。
Be the first to comment
