デベロッパーのAtypical Gamesは5月15日、『Cubic Odyssey』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5、および海外Xbox。本作はマルチプレイなどにおいて課題点が指摘されつつも、記事執筆時点で「非常に好評」ステータスを獲得し、多数の同時接続プレイヤーを得ている。
『Cubic Odyssey』はボクセル調のグラフィックが特徴的なオープンワールド宇宙探索アドベンチャーゲームだ。惑星を探索し、宇宙船や武器をクラフトして、宇宙を冒険することができる。シングルプレイのほか、協力マルチプレイにも対応している。

宇宙で見つけられる光は全て恒星系として存在。それぞれの恒星の周辺を惑星が回っており、それぞれ昼夜のサイクルも異なる。惑星には都市や海賊の基地、危険な遺跡などが存在し、冒険を楽しめる。なお、宇宙では「レッドダークネス」という感染症が流行している。感染した野生動物は変異し攻撃的になるほか、ドロップアイテムも変化。感染生物との戦いも持ち味となっている。
宇宙から惑星への移動はシームレスに行うことができる。そのほか、星系間をワープで移動したり、惑星間を超スピードで航行することも可能。また、宇宙船での戦闘も行える。キャラを強化したり、基地を建造したりしながら数百種類存在するという星系を冒険するのだ。

本作は記事執筆時点で170件のユーザーレビューが寄せられ、いくつかの課題点が指摘されつつも、そのうち82%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また、記事執筆時点でのピークの同時接続プレイヤー数は3220人(SteamDB)とさっそく人気を得ている。
本作は惑星内の探索だけでなく、宇宙を航行し探索できるのが特徴。さらに、一対一のシューティングから宇宙船での戦闘まで、多様な戦闘を楽しむことができるのも持ち味だ。また、クラフトサバイバルゲームということでアイテム採掘要素もあり、もくもくと採掘を楽しめるほか、サポートドローンによって周囲のアイテムをスキャンして目当ての鉱石などを探せる便利要素も存在。充実した戦闘要素のある、新たなクラフトサバイバルゲームとして一定の評価を受けている。

一方、マルチプレイモードの不便さやバグは課題点として挙げられている。現状ではクエストの受注や、乗り物や宇宙船の所有、ひいてはチェスト作成などのアクションがホストしか行えず、不便な状況だ。また、ホスト以外のプレイヤーはほとんどの人工物を壊すこともできず、ホストしか基地の改修ができない。さらには「バグによってマルチプレイモードで進行状況を失った」という報告もあり、不安定さも課題となっている。なお本作は日本語表示に対応しているものの、機械翻訳のような箇所もみられ、日本語ユーザーからは課題のひとつとして指摘されている。
開発元であるAtypical Gamesはそうしたフィードバックを受けて、すぐさま公式ニュースにてまずはマルチプレイの改善をおこなうと表明。フィードバックへの感謝を綴りつつ、より良いオンライン機能や進行状況の共有システムに向けて最優先で取り組み始めていると伝えている。よりスムーズでやりがいのあるマルチプレイを目指していくそうだ。さっそく多くのプレイヤーを集めており、課題が指摘されつつも今後への期待が寄せられている本作。これからのブラッシュアップも注目される。
🧠 編集部の感想:
『Cubic Odyssey』の人気は予想以上で、オープンワールド宇宙探索の魅力を引き出していますね。ただ、マルチプレイの不具合やバグがあるのは残念です。公式の改善表明が期待される中、今後の展開に注目です。
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