暑さが少しずつ顔を出し始めた春の午後、飲みたくなるのはどんなドリンクだろうか?
爽やかに、でもちょっと刺激的に。
そんな複雑な欲望を一度に満たしてくれる新しい選択肢が、キャプテンモルガンから登場した。その名も『Captain Morgan Sliced:Sweet vs. Heat』、甘さと辛さという正反対の魅力を一つに詰め込んだ斬新なフレーバーパックだ。
進化するRTD市場
アルコール市場も“体験”を売る時代へ
この製品は、今注目を集めているRTD(Ready To Drink:すぐに飲める)カテゴリーに属する。
カクテルを手軽に楽しみたいというニーズに加え、味や見た目だけでなく“体験”そのものが重視されるようになってきている。
そんな中、キャプテンモルガンは「Sweet vs. Heat」というコンセプトを掲げ、対照的なフレーバーをセットにすることで、消費者に味の比較と発見という遊び心ある体験を提供する形だ。
© Captain Morgan
© Captain Morgan
4種のフレーバーが織りなす“甘さ”と“辛さ”の物語
缶の中に詰まっているのは、4種類のフレーバー。
まず「Peach on the Beach」は、ピーチの芳醇な甘さに、クランベリーとオレンジの酸味が重なり、カクテル好きなら誰もが楽しめるバランスの良さが光る。
一方で「Jalapeño Paloma」はグレープフルーツと柚子の柑橘感に、ハラペーニョの刺激がピリリと響く挑戦的な一本。
「Chili Lime Margarita」では、ライムの爽快感とチリのスパイスが調和し、思わず次の一口を求めたくなる後引く味わいに。
そして「Blackberry Mojito」は、ブラックベリーの甘酸っぱさにミントとライムが重なり、清涼感溢れる仕上がりだ。
どれもアルコール度数5%で、軽やかに楽しめるのも魅力と言える。
© Captain Morgan
© Captain Morgan
ブランドの狙いと今後の展開
「このパックは、消費者が自分の好みに合わせて味を選び、シーンに応じて楽しめるように設計されています」と語るのは、ブランドマーケティングディレクターのJustin Faiber氏。
12本入りで18.99ドルという手頃な価格もあり、ビーチ、バーベキュー、ゴルフ場など、アウトドアシーンへの展開が見込まれている。また、キャプテンモルガンがこれまでに展開してきた他のRTD製品とも差別化されており、「Sliced」はシリーズ化される可能性も考えられるだろう。
© Captain Morgan
一つのパックに、異なる世界観が共存する「Sweet vs. Heat」。
今日は甘く、明日は辛く。あるいはその両方を一度に味わってみるのも楽しい選択だ。缶を開けるたび、新たな味覚と出会う──そんな日常の中の小さな冒険を、キャプテンモルガンが提案している。
日本での発売は未定だが、今後国内の市場にも同様の動きが出てくるかもしれない。
Top image: © Captain Morgan