

アボカドを追熟させようと、オーブンで温めてみたり、水に浸してみたり(これは実は危険なやり方)と突拍子もないことをする人もいますが、アボカドの熟成そのものを早めることは難しいですが、熟した部分を無駄なく使う工夫はできます。
サンドイッチにのせるアボカド、まんべんなく熟したものを手に入れる方法はあるにはあるのですが、それにはアボカドの声に耳を傾け、これまでとは違った切り方をする必要があります。
新常識:アボカドの切り方
アボカドを上から下、縦半分に切るのがどうして一般的になったのかは知りませんが(左右対称だから?)、切った半分または一部だけを使う時は、もっと良いやり方があるのです。
アボカドは、普通、茎側から花が咲く方(お尻の方)へ向かって熟していきます。縦半分に切って半分しか熟していないものを使うのではなく、回転させて縦ではなく横に切ってみてください。
上半分は完全に熟していて、サラダやサンドイッチ、ドレッシングにちょうど良いでしょう。

アボカドを容器で保存したいなら、以下のものがおすすめです。
アボカドが熟しているかどうかみるのに、無意識にでも細い先端のほうを触ってみていませんか? お尻のほうがまだ固めでも先端のほうが柔らかいアボカドを店頭で見つけたら、私はとりあえず買います。
これが普通の熟成のしかたなので、上半分は今日のランチのアボカド「BEC」(ベーコン・卵・チーズサンド)にちょうど良くて、下半分は明日か明後日には良い具合になるとわかっているからです。
アボカドの一部が痛んでいたり、上部と片側の半分が熟している時は、斜めにカットし、柔らかくて使える部分だけを切り取るのも良いでしょう。状態によっては、3分の1だけを切り取って使うこともあります。
ワカモレを大量につくる時だとこんな良いところ取りはできませんが、アボカドが少しだけ必要な時なら理にかなった切り方です。
水平スライスだとインスタ映えはしないかもしれませんが、味がよくなることは間違いなし。見映えより味ですね。
訳:永木久美/OCiETe
──2023年8月6日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
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