【欧州市況】英中銀利下げ期待で利回り曲線スティープ化－株は小動き – Bloomberg

１日の欧州債券市場は、英国債の利回り曲線がスティープ化した。４月の米ＩＳＭ製造業指数が市場予想を上回ったことを受け、長期債が下落した一方、短期債は、経済成長見通しに関する懸念が継続する中、イングランド銀行（英中央銀行）への追加緩和期待が高まり、上昇した。

　　ユーロ圏の国債は、欧州の大部分が休日だったため、取引が行われなかった。

　　短期金融市場は、年内にイングランド銀が25ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）の利下げを４回実施する可能性を織り込み、基準金利が3.5%に低下する見通しを示した。来週の金融政策会合での利下げ幅の見通し中央値は、26ｂｐとなっている。

　　英国株は、不調な企業決算が投資家心理を圧迫し、小幅な動きにとどまった。欧州大陸の主要市場は休場だった。　　

　　輸出依存度の高い銘柄が多いＦＴＳＥ100指数は、0.02％増と前日からほぼ変わらなかった。一方、国内向け事業が中心のＦＴＳＥ250指数は1.3％上昇した。

原題：Gilts Slip, Traders Add to BOE Rate-Cut Bets: End-of-Day Curves、FTSE 100’s Best Winning Run Since 2017 Stalls on Glum Earnings　（抜粋）