

Photo by Shun Itaba
「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025」(以下LFJ)、いよいよ最終日の3日目となる5月5日(月・祝)も、有料公演から無料公演まで注目のステージが盛りだくさんです。その中から、おすすめのコンサートをピックアップしてご紹介!
オーケストラとピアノの妙技を楽しもう!
クラシック音楽のコンサートに行くからには、オーケストラのきらめくような響きを聴きたい! ピアノの輝かしい音色を堪能したい! そんなあなたにオススメなのが、「管弦楽の魔術師」と呼ばれたフランスの作曲家、ラヴェルのコンサートです。
組曲「マ・メール・ロワ」は、欧米で親しまれている童謡「マザー・グース」を題材にして作曲したファンタジックな音楽。さまざまな楽器が活躍し、親しみやすいメロディーが次から次へと現れることもあり、この曲を初めて聴く人でも楽しめるかと。
同時に演奏されるピアノ協奏曲も魅力がいっぱい。ピアノとオーケストラの華麗な対話、独奏と合奏が織りなす緊張感や一体感、生演奏ならではのダイナミクスと迫力。ピアニストの技術と感情表現を間近に味わえるのもうれしいですね。
•公演番号:312
•時間: 5月5日 (月・祝) 12:30〜13:40
•場所:ホールA
•演奏曲目:
•ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」
•ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
•ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
親子で「オーケストラのジャズ」を聴いてみよう!
LFJの魅力の一つに、親子で楽しめる公演が多いことが挙げられます。3歳児からでもOKなステージ、3日目にもありますよ!
「<キッズのためのオーケストラ・コンサート>ジャズがはじまる~ノリノリでいこう!」と題されたコンサートでは、アメリカの作曲家、ガーシュウィンの有名曲が続けて演奏されます。
当時のジャズとクラシック音楽の両面で活躍したガーシュウィンの迫力ある音楽を、親子揃って全身で感じてみませんか? ステージ上の演奏者たちの動きやチームワークを見ることも、子供にとっては豊かな学びの体験になるはず!
<キッズのためのオーケストラ・コンサート>ジャズがはじまる~ノリノリでいこう!
•公演番号:311
•時間: 5月5日 (月・祝) 10:00〜10:45
•場所:ホールA
•演奏曲目:
•ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
•ガーシュウィン:パリのアメリカ人
無料だから気軽に楽しめる!
3日目も、丸の内エリアの各地で無料公演があります。たとえば、東京国際フォーラム 地上広場にある「地上広場キオスクステージ」。有料公演出演アーティストによるサプライズコンサートが見逃せません。3日目の本日は、16:45よりスタートです。
サプライズコンサート
5月5日(月・祝)16:45~17:15
出演:LFJアーティスト(アーティストと曲目は当日発表)
https://www.lfj.jp/lfj_2025/event/article_02.html
こんなところでもコンサート!?
丸の内エリアで幅広く展開するLFJだけあり、「え、こんなところでも?」というコンサートもあります。たとえば、東京駅八重洲口改札外にあるグランスタ八重洲では、多彩なアンサンブルの競演によるクラシック、ジャズなどの演奏が楽しめますよ。
近くには、カフェや飲食店も多いので、買い物はお茶のついでにクラシックを楽しむ……というの粋な休日になるかと!
〈カルテット風〉(弦楽四重奏)
5月5日(月・祝)13:00~13:30
出演:萩原嘉乃(vl)、加藤由佳(vl)、平野真生(va)、水野須美子(vc)
https://www.lfj.jp/lfj_2025/event/areaconcert/lfj/article_04.html
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025
開催日:2025年5月3日(土・祝)・4日(日・祝)・5日(月・祝)
会場:東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷、みなとみらい
文 / モーダル小嶋(ASCII編集部)
1986年生まれ。「アスキーグルメ」担当だが、それ以外も担当することがそれなりにある。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。クラシック音楽も好き。お気に入りの作曲家はブラームスとラヴェル。
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