日曜日, 5月 4, 2025
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【八潮陥没事故】「大好きな父が突如居なくなった事実を信じることも出来ません」家族らがコメント

今年1月、埼玉県八潮市で道路が陥没した事故で、2日朝から行われた救出活動で、トラック運転手の男性とみられる人物が発見され、その場で死亡が確認されました。

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https://news.ntv.co.jp/category/society/f957b2e30fe9477e98a5d7ddeb4382be

男性の家族が勤務先を通じコメントを発表しました。

勤務先が発表したコメント全文は以下の通り。

本年1月に発生した八潮市道路陥没事故(本件事故)の被害者であるトラックドライバーが勤務する会社の代表者です。この場をお借りしまして被害者遺族様と共にコメントさせて頂きます。

本件事故に関しましては、被害者であるトラックドライバーを救助するため、関係各署へ通報してくださった方、消防隊などが到着するまで交通整理などをして頂いた方、排水自粛などの不便を余儀なくされた近隣住民様、120万世帯にものぼる下水道排水関連地域の住民の皆様、企業様、店舗経営者様がいらっしゃいます。

このように被害者救済活動に、直接・間接に多大なる御協力を頂いたすべての方に対し、心より謹んで感謝申し上げます。このようなご協力を報道で目にするにつけ、涙が止まりませんでした。

加えまして、温かい励ましの言葉を頂いた関連企業様、ご友人・知人の皆様、本当に有難うございました。それらの言葉に我々がどれだけ勇気づけられたことかわかりません。

被害者遺族様、並びに弊社を代表して、心よりお礼申し上げます。トラックドライバーは必ずきっと生きて帰って来てくれると信じて、我々一同、希望を捨てず今に至りました。

しかし、残念ながら大変無念な結果となってしまいました。被害者のトラックドライバーは、仕事に真面目で、とても温厚な方でした。おっちょこちょいな部分もありましたが、それも含め憎めない素直なお人柄であり、運転はその性格のまま、とても優しい運転をされていました。会社の事にも気にかけて仕事をしてくれる、会社にとって大変貴重かつ余人をもって代えがたい人物でした。

ご高齢にもかかわらずムードメーカー的存在で、帰社すると事務所内も自然と笑顔に包まれたものでした。20年以上も働いてくれたのですが、体が動く限り働きたいとの本人の強い要望もあり、会社は将来的にも出来る限り雇用を継続していくつもりでおりました。

本件事故は突然にやってきました。被害者のような良い方が何故このような悲惨な事故に巻き込まれなければならないのか、心の整理がつきませんでした。自分を責めることもありました。

しかし、時が戻る訳はなく、あの日から被害者は帰ってきません。被害者遺族様も我々従業員一同も、被害者ドライバーのことを哀傷しきっております。

もう2度と同じ思いはしたくありません。関係各署の、皆様には、本件事故の原因の特定・改善にご尽力いただき、2度と同じ事が起こらないように、世の中の人が公道を安心して走行できるようにしていただきたいと思います。

<ご遺族様一同より弊社がお預かりしたコメント>

事故から3か月以上が経ち、ようやく父が救出されました。道路陥没事故に巻き込まれるなんて、想像すらしていない出来事でした。

落下した車内に取り残された父は、心の強い人だったので、恐怖や苦痛と戦って、力尽きるまで生きて帰りたいと思っていたはずです。それを想うと体が震え、胸が締め付けられる想いです。

体が大きく、何かと頼れる父でした。少し頑固なところもありましたが、いつも笑顔で、とても優しく温厚な性格の父。私たちにとって、かけがえのない存在でした。

孫が生まれ愛情を注ぎ、ひ孫が生まれ更に沢山の愛情を注ぎ、これからの成長をとても楽しみにしていました。

みんなが大好きな父が突如として居なくなってしまった事実を、未だに信じることも、受け止める事も出来ません。まだまだ時間が必要です。今は父の為に、私たちが出来る事を精一杯やり、前に進んで行かなければならないと思っています。

以上

最後になりますが、本件事故によって、被害者を失ったご遺族様はもちろん、弊社においても、本件事故により心身面・事菜の継続面等において甚大なる影響が生じております。私は被害者の名誉を守るのはもちろんのこと、現在働いて頂いている従業員を守る事も使命であり責務だと考えております。

これまでも、ご遺族様や弊社は、報道機関の皆様に対し実名報道を一切控えていただくよう、強く要請しておりました。

しかし、遺憾ながら、個人名や会社名を特定した、あるいは特定しうるような報道がなされ、それによってご遺族様等の傷ついたお気持ちにさらなる二次被害が生じることとなっております。今後は、被害者遺族様及び弊社において、本件事故に関する発表や取材への対応を行うことはございません。

被害者遺族様や弊社を特定しうるような報道をすることや、当方らへの取材行為は控えていただきますよう、強くお願い申し上げます。

会社代表

被害者遺族様一同
(2025年年5月2日放送)

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#事故 #埼玉県 #八潮市 #日テレ #ニュース

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44 コメント

  1. 悲しいですが埋まったまま放置したまま何年も…とならずに見つかったことは良かったことと思います。
    どうか同じ事故が起こりませんように祈ります。
    ご冥福をお祈りいたします。

  2. ご家族の事考えるととてもお辛いです。
    いまさらですが、、言いたいです。
    あの時、、違う方法の救出があったと思います!
    二次災害を考えながら、やはり救出してもらいたかったです!
    ヘリコプターとか、、会ったと思います。無念でなりません!

  3. 御生存を祈っていましたが 希有な事故のため 救出活動が難航した事も否めなかったのでしょう。道路の老朽化を早めに見付けるシステムを官民一体で 取り組んで欲しいと 切に願います。御冥福を心よりお祈り致します。

  4. 関係ない巨額のインフラ整備の費用を自治体が出したくないから、救助名目につけかえるためにいつまでも確認を長引かせたのはあきらか。 人の命を政治に利用して、こんな仕打ちはひどすぎる。

  5. インフラ整備を後回しにしている行政の責任です! 犠牲者が出ないと真剣に向き合わない行政の責任です。何の為に血税を払っているのか分かりません。

  6. 当時、現地の人々は肉眼で生存と所在を確認していたが予算の兼ね合いで見捨てたのが事実。家族も現地入りして、中の人は助けてもらえると信じてずっと待機していた。
    それを隠す八潮市と報道は共犯者。

  7. 良かった。あえて😅良かった。本当に頑張ったと思います。生きて欲しかった😢それが俺たちの希望だった。悔しいです。心からご冥福申し上げます。

  8. 遺族のコメントが亡くなったトラック運転手さんの人柄を忍ばせるようで心に沁みるけど
    「ようやく父が救出されました」って言葉は無理がある
    言わされてるのかな?

  9. インフラの老朽化がいつかくること、誰でもわかる。税金取るだけ取っておきながら必要な点検も整備も工事もしなかったことで犠牲者が出てしまった。ご家族は怒り悲しみをどこへぶつければいいのか。本当は悔しいはず。

  10. 本当に想像を絶する思いをして今までご家族の方も救出された方も過ごされた事と思います。
    これまで作業されてきた方々も無念の事と思います。ご冥福をお祈りいたします。

  11. ようやく家族の元に帰られますね。事故発生時すぐちゃんとした方法なら助かってた可能性があったはずなのにこんな月日が経ってしまって😢家族の気持ちになるとほんとに胸が締め付けられる!

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