Nintendo Switch 2が発表されたが、任天堂とXboxの協力関係は今後も順調に続くようだ。マイクロソフトのゲーム部門責任者を務めるフィル・スペンサーが、Xboxを利用していないゲーマーにも同社のゲームを届けるための手段として、Switchプラットフォームへのサポートを行うとあらためて述べた。
Varietyのインタビューで、スペンサーはSwitch 2向けの具体的なプロジェクトの計画はあるかと質問され、これまで初代Switchをサポートしてきたように、Switch 2もサポートしたいと考えていると答えた。
「任天堂は素晴らしいパートナーです。PCやXboxでゲームをプレイしていない人にアプローチするための手段だと考えています」とスペンサーは言う。「これにより、当社のフランチャイズに関心を持っているユーザーを継続的に増やせますし、当社がゲームに投資し続けるうえで非常に重要です」
「この業界における任天堂の重要性を大いに信じているので、これからもサポートを続けていきます」とスペンサーは述べている。「任天堂から当社のフランチャイズへのサポートを得ることは、当社の未来にとって重要なことだと思います」
スペンサーは以前からSwitch 2への積極的な支持を表明しており、同機の正式発表時には任天堂の革新を称賛していた。その際、PlayStationやSteam、任天堂のコンソールといったより多くのプラットフォームに、もっと多くのXboxのゲームを移植していくことも明らかにしている。
しかしVarietyがスペンサーに対し、Switch 2の発表を受けて、Xboxの新たなコンソールラインアップを発表しなければと「ソワソワ」しているのではないかと尋ねたところ、それほど目立った影響はなかったようだ。
「いいえ。この業界の関係者は、自分たちが築いているコミュニティーやプレイヤー層に注目すべきだと思います。私はさまざまなクリエイターの仕事や、ほかのプラットフォームホルダーから刺激を受けています。ですが、当社の立てた計画を信じています」
スペンサーは、ゲームを提供し続け、クラウドやPC、コンソールなど「できる限り多くの場」で利用できるようにしていく計画だとあらためて表明した。『Pentiment』やObsidian Entertainmentの『Grounded』といったゲームはすでに任天堂のプラットフォームでも発売されているが、Switch 2が発売された際にXboxがどんなものを提供するのか楽しみだ。
Nintendo Switch 2は2025年6月5日発売。任天堂が公式に行うNintendo Switch 2の第2回抽選販売は4月28日午後以降に実施。なお、北米では現地時間4月9日に予定していた予約開始日が延期されている。
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