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¥1,798 (2025年4月29日 13:12 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)

テレビ局とはどんなところで、テレビプロデューサーの仕事とはいったいどんなものなのか?今、テレビ業界の裏側、そしてテレビプロデューサーの「裏の顔」が世間の注目を集めている。私は20余年にわたりテレビ局に勤務してきた。本書にあるのは私が実際に目撃し、また体験したことである。※本稿は北慎二『テレビプロデューサーひそひそ日記』(三五館シンシャ)の一部を抜粋・編集したものです。番組名や人物など固有名詞の一部は仮名です。
某月某日 初プロデュース
アニメ番組制作
入社半年がすぎたころ、西編成局長から会議室に呼ばれた。
「今度、『パンダ絵本館』という新作アニメを制作(*注釈は記事末に列記、以下同)することになったので、おまえがプロデューサーをやるように」
突然の通告に私は戸惑った。購入担当としてアニメを取り扱っているとはいえ、アニメ制作に携わったこともない。
「アニメがどうやって作られているのかもわかりませんし、ましてやプロデューサーが何をすればいいかもわかりません。そんな私がプロデューサーで大丈夫なんでしょうか?」
そう答えると、西編成局長は表情を変えずに言う。
「成功したらおまえの手柄、失敗したらおまえにプロデューサーをやらせた俺の責任だ。好きにやればいいんだよ」
そもそも在阪の他局で、入社半年のド新人にプロデューサーなどやらせるわけもない。ましてアニメのプロデューサーなどさらにありえない話だ。
人材不足(*)ゆえの苦肉の策とはいえ、西編成局長が私を信頼してくれたことはよくわかった。それまでは完成した作品を買い付けるだけだったが、今回は自らの制作であり、やりごたえのある仕事でもある。とにかく全力で食らいつくしかないと覚悟を決めた。