ドリコムは本日(2025年5月12日),2025年3月期の決算短信や決算説明資料などを公開した。売上は,第3四半期の41.82億円に対し,第4四半期は44.54億円となったが,広告宣伝費の増加により,営業利益は第3四半期の2.88億円に対し,第4四半期は1.39億円と黒字を維持しているものの減少となった。
2025年3月期 通期 決算説明資料
特別損失の計上、法人税等調整額(益)の計上、及び通期業績予想と実績値との差異に関するお知らせ
2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
「Wizardry Variants Daphne」(iOS / Android / PC)は,今年3月にPC版をSteamでリリースし,中国語のローカライズも追加したことにより,海外売上比率は3割まで拡大した。
3月はほかにも,同社レーベルで展開中の「ブレイド&バスタード」とのコラボイベントも開催。これらの貢献により,本作の3月売上はリリース以降最大の11.8億円となった。四半期売上では24.8億円に増加している(第3四半期の売上は21.6億円)。
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ドリコムの第4四半期の営業利益は1.39億円で黒字を記録した。第3四半期の実績2.88億円から1.49億円減少しているが,これは3月3日にリリースした「Disney STEP」(iOS / Android)のテレビCMなど,新作タイトルにおけるプロモーション費の増加などが影響しているという。
今後,ドリコムは,新規運用タイトルの収益の最大化と安定運用への移行,既存運用タイトルについては,黒字維持と利益減衰の抑制に取り組む。また,PC,コンソール向けの新規タイトル(「はらぺこミーム」「Tokyo Stories」および未発表タイトル)での事業ノウハウの獲得,自社IPの保有に加え,出版や映像事業,物販,イベントなどといった新規事業領域の規模拡大も目指すそうだ。
ドリコム IRニュース
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