水曜日, 5月 14, 2025
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「The Android Show: I/O Edition」で発表、Android 16の新デザインやGeminiの拡大・Find Hubなど


 グーグルは、「The Android Show: I/O Edition」で、今年後半に登場するAndroid 16およびWear OS 6における主要なアップデート、Gemini搭載の拡大、ユーザーと端末の安全性向上に関する取り組みを発表した。

Material 3 Expressive

 Material 3 Expressiveは、2021年に導入されたMaterial Youをベースに構築され、ユーザーのアイデンティティを重視したカラーテーマなどの体験をさらに発展させたもの。製品UIに豊かな表現を加える新しいコンポーネントと機能拡張により、よりプレミアムで魅力的、かつ使いやすい体験を提供し、重要なインタラクションに喜びをもたらすことを目指している。

 特徴は、流れるようで自然、かつバネのように柔らかいアニメーション。例えば通知を閉じる際にはスムーズな遷移とハプティックフィードバックがあり、最近使用したアプリ画面ではバネ効果のある動きが確認できる。クイック設定では、設定をタップするとアイコンがモーフィングし、背景が微妙にぼかされることで深度感とコンテキストを維持する。

 デザインは、ユーザーごとにカラーテーマ、レスポンシブなコンポーネント、強調されたタイポグラフィがカスタマイズされる仕組みになっており、これらのアップデートはシステムサーフェスのみならず、Fitbit、Googleフォト、GmailなどのGoogleアプリにも適用される。

 また、パフォーマンスへの配慮もなされており、バッテリー消費を抑えつつ動作する設計になっている。さらに、Live Updatesという新機能も導入予定。たとえば、Uber Eatsの注文後に配達状況がリアルタイムでわかるLive Updateを表示できるようになる。

 Wear OSでも、丸いディスプレイを中心としたデザインが展開される。湾曲ディスプレイに沿った流動的なUIとスクロールアニメーション、スムーズな遷移、タップしやすくスペース効率の良いボタン配置が特徴。また、スマートフォン同様、ウォッチフェイスで選んだテーマがシステム全体やGoogleアプリのカラーテーマにも反映される機能も導入される。

 これらの新デザインは、今年後半にPixelデバイスから先行提供される予定。

Geminiの拡大

 グーグルのAIアシスタントGeminiが、さらにAndroidエコシステムの幅広いデバイスへと拡大する。

Wear OS

 Wear OSでは、数カ月以内に導入予定。スマートフォンが手元になくても、自然な会話での質問、リマインダーの設定、友人から送られたレストラン情報の確認などが、手を使わずに実行できるようになる。

 Wear OSのGeminiは、音声およびテキスト応答に加え、一般的な質問に対しては画像を含むリッチなビジュアル応答も提供予定。LTE・Wi-Fi・スマホとのBluetooth接続によるインターネット接続が必須で、現状はクラウド接続中心だが、オフライン対応についても今後の検討課題としている。

Android Autoとグーグル搭載の自動車

 Android Autoとグーグル搭載の自動車でも、Geminiが活用できるようになる。Android Autoは数カ月以内、グーグル搭載の車両は今年後半対応予定。条件を指定した飲食店検索、メッセージの要約・翻訳など、Googleマップやメッセージングアプリと連携して運転中の操作を自然な音声会話で行えるようになる。Android Autoはスマホのネットワーク接続が必要だが、グーグル搭載車ではオフラインとオンライン両対応のハイブリッドアーキテクチャが採用され、より強力なオンデバイス処理が可能になる。

Google TV

 Google TVでも、今年後半からコンテンツ検索や子供向け学習サポートなどにGeminiが活用される予定で、TCLのスマートテレビから先行提供される。

Android XR

 さらにAndroid XRデバイスにもGeminiが統合される。Samsungと協力して開発中の没入型プラットフォームでは、Geminiが旅行計画作成など複雑なタスクもサポート。最初のAndroid XR搭載ヘッドセットは今年後半の発売を予定している。AIをOSに深く統合し、日常的なAI活用習慣を促し、ユーザーの行動の「流れ」を途切れさせず自然に支援する体験を目指している。

 なお、GeminiをAndroidのデフォルトアシスタントにするかどうかはOEMの判断に委ねるとしている。

「デバイスを探す」が「Find Hub」に

 デバイスや持ち物を簡単に見つけられるよう、従来の「デバイスを探す」機能がFind Hubへと進化する。Find Hubでは、デバイスやタグ付きアイテムの場所確認、大切な人の帰宅確認、自分の位置情報共有などが行える。

 対応パートナーも拡大し、JulyやMokobaraの荷物追跡、Peakによるスキー場での安全確認、PixbeeのDisneyテーマBluetoothタグなども登場。今月後半には、moto tagによる超広帯域無線(UWB)対応タグの近距離検索機能も利用可能になる予定。





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