
PCの起動時にOfficeアプリを読み込んで起動時間を短縮する「スタートアップブースト」を導入することをMicrosoftが発表しました。この変更は、まず2025年5月中旬にWordに適用され、順次他のOfficeアプリにも適用される予定です。
Microsoft is giving its Office apps a speed boost | The Verge
https://www.theverge.com/news/637469/microsoft-office-speed-boost-faster-launch
Office is too slow, so Microsoft is making it load at Windows startup | PCWorld
https://www.pcworld.com/article/2651749/office-is-too-slow-so-microsoft-is-making-it-load-at-windows-startup.html
Microsoftは、2025年3月26日にリリースしたIT管理者向けのメッセージで、「Microsoftは、Officeアプリケーションのパフォーマンスを向上させる新しい『スタートアップブーストタスク』を導入します。このタスクは2025年5月中旬に展開されます」と告知しました。
この「スタートアップブーストタスク」は、8GB以上のRAMを搭載し、ディスクに5GB以上の空き容量があるデバイスで利用可能で、PCの速度低下を防ぐため、システムがアイドル状態に安定するまで10分間待機してから実行されるとのこと。また、省電力モードが有効な場合や、Wordが最近起動されていない場合は、スタートアップブーストも無効になります。
さらに、Wordオプションからスタートアップブーストを無効化することもできます。
この変更について取り上げたIT系ニュースサイトのPCWorldは「MicrosoftはOfficeの読み込みが遅いことを承知しており、解決策はどうやらWindowsの読み込み速度を遅くすることのようです」と評しました。
また、PCWorldの記事を取り上げたHacker Newsのスレッドでは、Microsoftが以前も似たような試みを行っていたことが指摘されています。
その投稿によると、MicrosoftはOffice 97に「Officeスタートアップアシスタント」または「Officeスタートアップアプリケーション」と呼ばれる機能を導入しており、これにより「osa.exe」というコンポーネントがシステムトレイに常駐して、PCの起動時にOfficeを読み込むようになっていたとのこと。また、LibreOfficeの前身であるOpenOfficeも、同様の機能をコピーした「QuickStarter」を実装していたそうです。
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