「ハイプってどんな機能?」
「自分のチャンネルでも使えるの?」
「設定しても出てこない…」
そんな疑問を抱くYouTubeクリエイターの方も多いのではないでしょうか。
YouTubeに「ハイプ」という新機能が登場し、国内外のクリエイターの間で注目を集めています。
一方で、まだ限定的に展開されており、利用条件や対象地域がわかりにくいと感じる人も少なくありません。
そこで今回は、YouTubeのハイプとはどういった機能なのかをはじめ、使い方や条件、ランキングの仕組みなどを詳しく解説します。
記事の後半では、ハイプができない理由や活用のコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
YouTubeのハイプ(Hype)とは?

YouTubeの「ハイプ(Hype)」は、新しいクリエイターの発見を後押しする応援機能です。
視聴者はお気に入りのクリエイターの長尺動画を「ハイプ」することで、再生回数の増加をサポートできます。
ハイプはこれまでの「高評価」や「共有」を発展させた、新しい応援のかたちです。
動画がハイプされるとポイントが付与され、その合計値が多いほどランキングの上位に表示されます。
特に登録者数が少ない小規模チャンネルほど、YouTube側からボーナスポイントが自動的に加算され、より発見されやすくなる設計です。
最初に海外からテスト展開され、2025年8月からは日本でも利用できるようになりました。
現在は徐々に利用が広がっており、クリエイターにとってファンとのつながりを深める新たな手段として注目を集めています。
YouTubeハイプの仕組みと基本ルール

YouTubeの「ハイプ」は、視聴者の応援を「行動」として反映し、その成果を数値として表す仕組みです。
ハイプの基本ルールは以下の通りです。
- 視聴者は1週間に3回まで無料でハイプ可能
- ハイプはモバイルアプリ(Android/iPhone)限定機能
- ハイプの対象外となる動画は、自動的にボタンが表示されない

視聴者は、同じ動画を3回ハイプすることもできるので、コアなファンからは多くの応援をもらえる可能性があります。
また、ハイプのランキングでトップ100に入ると、探索セクションに表示されるため、小規模チャンネルでも新しい視聴者を見つけるチャンスを広げられます。
YouTubeハイプの条件と対象コンテンツ

YouTubeのハイプは現在、日本・アメリカ・韓国をはじめとする約40ヶ国で利用可能です。
段階的に対象地域が広がっており、今後も対象国が増える見込みです。
【ハイプの利用条件】
- 過去7日以内にアップロードされた長尺動画
- チャンネル登録者数が500〜50万人のクリエイターによる投稿
- YouTubeの利用規約およびコミュニティガイドラインに準拠した動画
- 対象国・地域
この仕組みは、まだ成長途中のクリエイターを支援し、新しいファンに見つかる機会を増やす目的で設計されています。
条件を満たしていないチャンネルやYouTubeガイドラインに違反するコンテンツは、ハイプ機能を利用することはできません。
また、以下のコンテンツはハイプの対象外です。
- ショート動画
- ライブ・プレミア公開の配信中
- メンバー限定動画
- 子ども向け動画
YouTubeの新機能ハイプのやり方・使い方

YouTubeハイプは、視聴者とクリエイター双方が参加できる新しいタイプの応援機能です。
ここでは、視聴者側・クリエイター側のそれぞれの操作方法を紹介します。
視聴者側のやり方

視聴者側のハイプのやり方は以下のとおりです。
- 対象動画のコメント欄上部のカルーセルを左にスワイプする
- 「ハイプ」をタップ
- 「○○ポイント ハイプする」をタップ
有料ハイプの場合は、ポイント数を選択してハイプした後「購入」のステップが入ります。
ただし、現在日本では無料版のみ利用可能です。
クリエイター側のやり方
クリエイターはYouTube Studioモバイルアプリから、自分の動画がどれだけハイプされたかを確認できます。
動画ごとのハイプ回数や獲得ポイントが表示され、人気の傾向や伸びている動画が一目でわかります。
詳細なデータは、YouTubeアナリティクスからも確認可能です。
週ごとの推移や動画ごとの比較を分析すれば、どのコンテンツがより多くの応援を集めているかを数値的に把握できます。
確認手順は以下のとおりです。
- YouTube Studioを開く
- アナリティクスを表示する
- 詳細モードを開く
- 指標の一覧から「ハイプ」と「ハイプポイント」を追加する
YouTubeハイプのバッジ機能とは?

YouTubeハイプには、視聴者の応援の成果を見える形にする「バッジ機能」が搭載されています。
チャンネルごとに「ハイプスターバッジ」が設定されており、1ヶ月の間に最も多くハイプした視聴者に付与される仕組みです。
獲得したバッジは画像として保存できるほか、他のSNSやメッセージアプリで共有することも可能です。
また、YouTubeチャンネルページの「投稿」タブに投稿して、ほかのファンとシェアするなど、活用方法は多岐にわたります。
この仕組みにより、視聴者は「応援した証」を残せるだけでなく、ファンとしての貢献を形にできます。
YouTubeハイプ|無料版と有料版の違い

YouTubeハイプには、無料版と有料版の2種類があります。
どちらもクリエイターを応援できる仕組みですが、回数・利用環境・上限などに違いがあります。
それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
| 項目 | 無料ハイプ | 有料ハイプ |
| 利用対象 | 日本を含む対象国 | 一部の国(Androidのみ) ブラジル・トルコ |
| ハイプ回数 | 週3回まで(同一動画でも可) | 回数制限なし |
| リセット | 毎週月曜・午前0時(現地時間 | リセットなし |
| ポイント | 無料でポイント付与 | 有料で追加ポイントを購入可能 |
| 支払い上限 | ー | 国・地域によって上限額が異なる |
| 主な目的 | 無料でクリエイターを応援 | 継続的・強力なサポートが可能 |
無料ハイプは、気軽にクリエイターを応援できる仕組みとして、多くの国で利用されています。
一方、有料ハイプはより積極的に推しを支援したいファンに向けた機能で、特定の地域では先行導入が進んでいます。
今後、日本でも有料版が利用できるようになる可能性があるため、今のうちに仕組みや違いを理解しておくとスムーズに活用しやすいでしょう。
YouTubeハイプのポイントとランキングの仕組み

YouTubeハイプでは、動画が応援されるたびにポイントが付与されます。
登録者数に応じてボーナスポイントが加算され、小規模チャンネルほど高い倍率で反映されるのが特徴です。
【ポイント加算の目安】
登録者数 500人のチャンネル:1回のハイプにつき7500ポイント
登録者数 50万人のチャンネル:1回のハイプにつき50ポイント
登録者数が少ないほどボーナス率が高く設定されており、ポイント数はYouTubeが自動で算出し、毎回のハイプ時に反映されます。
このボーナス制度により、ハイプの成果がチャンネル規模に左右されにくくなっており、より公平な評価環境が整えられています。
YouTubeハイプができない・出てこない主な3つの理由

YouTubeハイプが「できない」「出てこない」と悩むユーザーは少なくありません。
実際、機能が正しく表示されないのには、いくつかの共通した原因があります。
ここでは、ハイプが使えない主な理由を3つに分けて解説します。
- YouTubeにログインしていない
- デバイスのバージョンが最新ではない
- ハイプ機能を利用できない国に住んでいる
1. YouTubeにログインしていない
ハイプが表示されない最も多い原因は、YouTubeにログインしていないことです。
ハイプはアカウントに紐づく機能のため、ログインしていない状態ではボタンが表示されません。
まずは、自分のGoogleアカウントでログインしているかを確認しましょう。
また、チャンネルによっては、ハイプ機能が使えないケースも報告されています。
そのため、複数のYouTubeチャンネルを使い分けている場合は、別チャンネルに切り替えてみるのも一つの方法です。
2. デバイスのバージョンが最新ではない
YouTubeハイプは、アプリの最新バージョンに対応しています。
古いバージョンを使用していると、ハイプボタンが表示されないことがあります。
改善策として、以下の点を確認してみましょう。
- YouTubeアプリが最新バージョンか
- 端末のOS(Android/iOS)が最新に更新されているか
3. ハイプ機能を利用できない国に住んでいる
ハイプは現在、利用できる国と地域が限定されています。
日本ではすでに展開されているものの、国や地域によってはまだ対象外となっている可能性があります。
もし旅行先やVPN経由でアクセスしている場合は、地域設定を確認してみてください。
利用可能な国は今後も順次拡大される見込みのため、YouTube公式サイトで最新の情報をチェックするとよいでしょう。
YouTubeハイプ活用のコツ・おすすめの使い方

YouTubeハイプを上手に活用すれば、視聴者の応援を継続的な成果につなげられます。
動画の企画や構成次第で、ハイプの効果を大きく高めることが可能です。
ここでは、ハイプの仕組みを最大限に生かす活用法をご紹介します。
- 長尺動画の公開時にSNSでハイプを促す
- タイトル・サムネイルで応援意欲を高める
- 固定コメントや概要欄でハイプの存在を知らせる
- ランキング上位動画を紹介して応援ムードを高める
- シリーズ化でハイプを継続的に発生させる
- ライブのアーカイブを公開して再視聴を狙う
- 期間限定のチャレンジ企画で視聴者の参加を促す
- 企業と連携した応援キャンペーンを展開する
1. 長尺動画の公開時にSNSでハイプを促す
ハイプは公開から7日以内の長尺動画だけが対象なので、初動が大切です。
動画を投稿した直後にSNSで告知し、ハイプを呼びかけるのがおすすめです。
特にX(旧Twitter)やInstagramを活用すれば、ファンの反応を集めやすくなります。
たとえば、「新作動画を公開したのでハイプで応援してね」や「動画が気に入ったらハイプよろしく!」と投稿に添えるのも効果的です。
動画の公開と同時にSNSを動かすことで、応援の波を大きく広げられるでしょう。
2. タイトル・サムネイルで応援意欲を高める
YouTubeハイプを促すには、まず「応援したい」と思わせる第一印象づくりが欠かせません。
タイトルやサムネイルの設計次第で、クリック率もハイプ率も変わります。
具体的には、以下のような工夫で応援を呼びかけましょう。
- 「○○を応援してください!」など感情を動かす言葉を入れる
- サムネイルに「#ハイプ対象」など明確な表示をする
- 応援を呼びかけるビジュアルを用いる
3. 固定コメントや概要欄でハイプの存在を知らせる
ハイプを促すには、視聴者に「この動画で応援できる」と気づいてもらう工夫が必要です。
コメント欄や概要欄を上手に使って、自然にアクションを促しましょう。
たとえば、概要欄の冒頭に「動画に共感してくれる方は応援ハイプ!」や「スマホからハイプで熱い応援よろしくお願いします!」といったメッセージを添えるのもひとつの手です。
動画の雰囲気に合わせた一言を入れるだけで、ファンの応援意識が高まり、ハイプの反応も得やすくなります。
4. ランキング上位動画を紹介して応援ムードを高める

ハイプの上位にランクインした動画を紹介すると、視聴者の注目を集めやすくなります。
たとえば、「今週のハイプランキング入り動画をチェック!」といった投稿を行うのも効果的です。
このような形でハイプによる盛り上がりを伝えれば、視聴者の応援参加を後押しできるでしょう。
また、「【御礼】ハイプトップ100に入りました!」といった成果を動画で共有するのもおすすめです。
日頃の応援に感謝の気持ちを表すことで、ファンとの信頼関係が深まり、次回のハイプにもつながりやすくなります。
5. シリーズ化でハイプを継続的に発生させる
単発よりもシリーズ化された動画の方が、ハイプを定着させやすい傾向があります。
ストーリー性を持たせることで、YouTube視聴者の継続視聴と応援が自然に続きます。
たとえば、次のような設計が有効です。
- 「毎週○曜日更新」のように習慣化を促す
- シリーズ完結に向けた応援目標を設定する
- 続編公開時に前作をハイプするよう呼びかける
6. ライブのアーカイブを公開して再視聴を狙う
YouTubeのライブ配信をアーカイブとして公開することで、ハイプの機会をさらに広げられます。
配信を見逃した視聴者にも届くため、再生回数の増加とポイント獲得の両方を期待できます。
タイトルに「アーカイブ公開中」と入れたり、概要欄でハイプ対象であることを明記したりするのも効果的です。
さらに、SNSで再配信を告知すれば、後から視聴するファンの参加も促せます。
リアルタイムだけでなく、アーカイブを通じて継続的な応援を得る仕組みを作ることが大切です。
7. 期間限定のチャレンジ企画で視聴者の参加を促す
期間を区切ったチャレンジ企画は、視聴者の参加意欲を高める効果があります。
「今だけ」の要素がYouTubeハイプの行動を後押しするからです。
たとえば、次のような方法が効果的です。
- 「48時間限定で応援募集!」と明記する
- ハイプ数達成で特典を公開する
- 視聴者参加型の企画にする
短期間で熱量が集中するため、ファンの一体感が生まれ、次の動画への期待感も自然に高まるでしょう。
8. 企業と連携した応援キャンペーンを展開する
企業とのコラボレーションは、YouTubeハイプの拡散力を高める有効な手段です。
タイアップ形式で行うことで、ファンの応援行動とプロモーション効果を同時に得られます。
ハッシュタグを活用してSNSとYouTubeを連動させれば、より多くのユーザーに届きやすくなります。
YouTubeハイプに関するよくある質問

YouTubeハイプについて、ユーザーからよく寄せられる質問を解説します。
1. 日本でハイプはいつ使える?
日本では、2025年8月27日からYouTubeのハイプ機能が正式にスタートしました。
当初は一部のクリエイターを対象に段階的に展開されましたが、現在では多くのユーザーが利用可能です。
ただし、現時点では無料ハイプのみが利用でき、有料ハイプは海外の一部地域でテスト中です。
2. iPhoneでも利用できる?
iPhoneでも利用できます。
アプリを最新バージョンに更新しておくことがおすすめです。
3. ショート動画でもハイプできる?
現時点では、ハイプの対象はYouTube長尺動画のみです。
ショート動画では機能が表示されません。
4. 収益化条件に影響はある?
ハイプ機能そのものが、YouTubeの収益化条件に直接影響することはありません。
ただし、動画の再生回数やエンゲージメントを高めるきっかけにはなり得るため、間接的に収益化を後押しする効果は期待できるでしょう。
まとめ
この記事では、YouTubeの新機能「ハイプ(Hype)」の仕組みや使い方、ポイント制度、活用のコツなどを解説しました。
今回の内容をまとめると、以下のとおりです。
- ハイプは視聴者の応援を数値化して、クリエイターの発見を後押しする機能
- 公開から7日以内の長尺動画が対象で、週3回まで無料でハイプできる
- YouTube登録者数(500〜50万人)に応じてボーナスポイントが加算される
- ランキングでトップ100の動画は探索セクションに表示される
- シリーズ動画や期間限定のチャレンジ企画などでハイプを促すと効果的
ハイプは、視聴者とクリエイターの距離を近づける新しい応援のスタイルです。
機能の特徴を理解し、戦略的に活用することで、YouTubeチャンネルの成長とファンとの関係強化の両立が期待できるでしょう。
YouTubeの運用事例
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- ナイツ塙の自由時間
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