Windows 95の起動音や「マインクラフト」のサントラが「歴史と文化を象徴する音」としてアメリカ議会図書館の録音資料登録簿に登録されている - GIGAZINE


メモ


書物や地図、楽譜、映画、レコード、写真などさまざまな資料を多岐に渡って収集しているアメリカ議会図書館が、「歴史と文化を象徴する音」として新たに複数の音源を録音資料登録簿に登録したと2025年4月9日に発表しました。登録された音源の中には、Windows 95の起動音やゲーム「マインクラフト」のサウンドトラックが含まれています。

National Recording Registry Inducts Sounds of Elton John, Chicago, Broadway’s ‘Hamilton,’ Mary J. Blige, Amy Winehouse, Minecraft and Microsoft
https://newsroom.loc.gov/news/national-recording-registry-inducts-sounds-of-elton-john–chicago–broadway-s–hamilton—mary-j.-bl/s/986b2312-27dd-4b66-bd41-3113e0cb2e57

今回登録すべき音源としてノミネートされたのは2600種類以上で、その中から25種類が登録されました。Windows 95の起動音も今回新たに登録された音源の1つです。

Windows 95の起動音は以下から聴くことが可能です。

Microsoft Windows 95 Startup Sound – YouTube


起動音の登録タイトルは「Microsoft Windows Reboot Chime」で、作曲者はアンビエントミュージックの大家であるブライアン・イーノとなっています。1996年のインタビューによれば、Windows 95の起動音の作曲は、イーノが音楽制作に行き詰まりを感じていた時期にMicrosoftから依頼されたもので、長さ3.25秒という制約の中で作曲するという課題はイーノ自身のスランプを打破するきっかけになったとのこと。ただし、起動音自体はMacで作曲されたそうです。

また、Windows 95の起動音のほかにはゲーム「マインクラフト」のサウンドトラックも登録されています。ゲームの楽曲がアメリカ議会図書館の録音資料登録簿に登録されたのは、2023年に登録された「スーパーマリオブラザーズ」のテーマ曲以来2度目になります。

スーパーマリオのテーマ曲がゲーム音楽として初めて世界最大の図書館であるアメリカ議会図書館の録音資料リストに登録される – GIGAZINE


登録された曲の中で最も古い録音は、1913年にHawaiian Quintetteが録音した「アロハ・オエ」でした。

Aloha Oe (Farewell to Thee)–Hawaiian Quintette, 1913 – YouTube


一方、最も新しい録音は2015年にリリースされたミュージカル「ハミルトン」のサウンドトラックでした。他にもエルトン・ジョンのアルバム「黄昏のレンガ路」や、映画「タイタニック」の主題歌であるセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」などが登録されています。

なお、今回で録音資料登録簿に登録されている音源は全部で675種類になりましたが、アメリカ議会図書館は「それでも、国立図書館が収録する約400万点に及ぶ膨大な音源コレクションのごく一部です」とコメントしています。

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