VTuberの桜樹みりあさんが4月19日、所属している音楽事務所・株式会社ハイウェイスターと音楽レーベル・Acro-musicからの卒業、およびVTuberとしての活動終了を発表した。
桜樹みりあさんは理由について、自身の配信で「自分が思い描く夢とやりたい活動スタイルが別にあり、それをどうしても諦めきれずにいた」として、2年ほど前から悩んでいたと説明。
成長するためにも「新しい場所で新しい道を進むことに決めた」と涙ながらに語った。
活動終了日は5月17日(土)。当日には卒業ライブを桜樹みりあさんのYouTubeチャンネルにて実施すると説明している。
桜樹みりあ、ゲーム部での経験は「一番楽しくて掛けがえのない時間」
桜樹みりあさんは、4月19日21時から行った配信の中で、活動のスタートとなった「ゲーム部プロジェクト」での経験に言及。
「ゲーム部プロジェクトというの経験は辛いことも大変なこともあったけど、今まで生きてきた人生の中で一番楽しくて掛けがえのない時間でした」と振り返った。
また、同プロジェクト解散以降に移籍したハイウェスターとAcro-musicについては、「幼い頃からずっと夢だった音楽活動をさせていただいて、オリジナル曲の制作だったり、アルバムの発売だったり、3Dライブだったり、オリジナルのステージを一緒に考えて制作を行わせていただいたりと本当に本当に多くの素敵な経験をさせていただきました」と感謝。
最後には、ファンに感謝すると共に、「桜木みりあにとって、見てきたものや経験、みんなからこれまでもらった応援は、絶対に自分の力になると信じているので自信を持って進んでいきます」と、力強く語った。
ゲーム部解散後も活動を続けたVTuber・桜樹みりあ
桜樹みりあさんは、“宇宙一愛されるアイドルを目指すド根性女子高生”をモットーに活動するVTuber。「ゲーム部プロジェクト」の一員として、2019年にデビューした。
「ゲーム部プロジェクト」自体は2018年から活動していたが、今回配信で桜樹みりあさんも言及したように、同プロジェクトは2019年に声優交代があったため、“現在”の桜樹みりあさんとしては2019年デビューとなる(今回の配信でも自身が「桜樹みりあの2代目魂である」と言及)。
2020年1月からは個人チャンネルを開設して活動。グループの解散した2021年2月以降も、ゲーム実況配信やASMR、「歌ってみた」動画を軸に活動を継続した。
2021年9月には、株式会社Brave groupからアニソンシンガー・アーティストが多く所属する音楽事務所・株式会社ハイウェイスターに移籍している。執筆時点でのYouTubeのチャンネル登録者数は約8万人。
アルバムリリースに「夢が叶いました!」と語っていた桜樹みりあ
移籍後、株式会社ハイウェイスターと3DCG等の映像制作で知られる株式会社LOGIC&MAGICが共同で設立した音楽レーベル・Acro-musicから、複数のオリジナル楽曲をリリースしている。
最近では、3月30日にYouTubeで3Dライブ「桜樹みりあ生誕祭ライブ2025 」を開催。同日に1stアルバム『Stellar Evolution』をリリースした。
オリジナル曲のみで構成された『Stellar Evolution』について、桜樹みりあさんは「昔からの夢が叶いました!」と語った。
また、3月にKAI-YOUで公開されたAcro-music所属のVTuber同士の座談会記事では、自身が活動を続けられた理由について、「一緒に活動していた3人が卒業する時に、みりあも一緒に卒業するっていう選択肢もあったんですけど、みりあはまだやりたいことがあって、皆に見せたいものがあって活動を続けることを決めました」とコメント。
その上で「挑戦したいこともあるし、叶えたい夢もあって、なによりファンの皆に見せたい景色もいっぱいあるから、そういうギラギラした思いを胸に活動を続けてこれました」話していた。