Voxel Works、研究開発および品質検査を目的としたX線CTの新ブランド「VOXIA」発表 : - ASCII STARTUP

 株式会社Voxel Worksは4月7日に、X線CTシステムの新ブランド「VOXIA」のリリースを発表した。国内製造体制を備えており、完全受注生産のもとで、研究開発および品質検査を目的とした高精度のCTシステムを提供するという。

 ラインアップは、マイクロ~ミニフォーカスX線源(225kV以上)搭載の大型照射室用装置「VOXIA room」、ナノ~マイクロフォーカスX線源(225kV以下)搭載の中型ボックス装置「VOXIA box」、 ナノ~マイクロフォーカスX線源(150kV以下)搭載の小型卓上装置「VOXIA compact」。詳細スペックは問い合わせに応じて策定するとしている。

「VOXIA room」は、大型サンプルの撮影に適した、作業者が入室可能なルーム型X線CT装置。扉が開かれた状態ではX線が照射されない安全対策が施されており、X線作業主任者の選任が必要になるという。

VOXIA roomによる加湿空気清浄機の全体検査

「VOXIA box」は、装置構成、サンプルサイズに合わせてカスタマイズ可能な密閉型X線CT装置。設置スペースが小さくて済むため、限られたスペースでも導入しやすいとする。

VOXIA boxによる魚類の内部形態

「VOXIA compact」は、卓上サイズのX線CT装置。ボックス型よりも軽量なため、耐荷重の心配なく装置を設置できるという。

VOXIA compact(卓上型X線CTシステム)イメージ

 Voxel WorksはX線CTシステムを専門とするスタートアップ企業。非破壊検査装置の開発・製造に20年来の経験を持つ同社CEO冨塚貴史氏が、X線CTを専門に自由な開発を目的として創業。製造業や研究機関を主な顧客として、大型サンプルを撮影するための「タイリング撮影」などの技術を製品化し、第7回荒川区新製品・新技術大賞入選を果たすなどしている。

 同社では完全カスタムメイドの体制をとり、顧客の目的と予算に合わせた機種および構成部品の選定を行うとともに、協力会社との連携によってソフトウェアも自社開発することで任意の撮影方式とインターフェイスを実装するという。納品後のアップデートやカスタマイズにも対応し、「常に新しいX線CT」の実現を目指すとしている。




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