火曜日, 5月 13, 2025
ホームニューステックニュースVMware vSphere まとめ #ESXi - Qiita

VMware vSphere まとめ #ESXi – Qiita



VMware vSphere まとめ #ESXi - Qiita

参画前にVMwareについて用語をまとめました。

まず、VMwareについてまとめる前に仮想化についてのおさらいをします。
仮想化とは、コンピュータ上で複数の仮想環境を作り出す技術のことです。

仮想化の利点

まず、1つ目は1台のハードウェアで複数のOSを動作させられる点です。
物理的なコンピュータを複数台用意する必要がなくなりコストやスペースの節約ができます。

次に、仮想環境は相互に影響を与えることなく独立して動作するためセキュリティや信頼性の向上にもつながります。
さらに、仮想化されたハードウェアはソフトウェアによって自由に設計できるため柔軟性の高いシステムの構築にもつながります。

仮想技術がなかった時にはハードウェアのスペックが余ってしまうこともありましたが、仮想化技術を用いることでハードウェアのスペックの無駄をより少なくできるようになりました。

VMware製品の中で主力製品であるVMware vSphereについてまとめます。
まず、VMware vSphereを使えば、可用性に優れた仮想化環境を比較的簡単に構築することができます。その中でも代表的な機能を2つ紹介します。

VMware vSphereの代表的な機能

VMware vSphereの代表的な機能として以下の2つを挙げます。

  • スナップショット
  • シックプロビジョニングとシンプロビジョニング

スナップショット

まず、スナップショットとはその時点での仮想化マシンの状態とデータを保存できる機能です。
状態ごとに複数の仮想マシンを作成したくないという場合や未知の障害、有害な効果が発生する可能性のあるソフトウェアをテストするために、一時的なバックアップとして活用できます。

シンプロビジョニングとシックプロビジョニング

VMware環境で仮想マシンを作成する工程において、必要なリソースを割り当てるフェーズがあります。ストレージの割り当て方は以下の2種類があります。

シンプロビジョニング

シンプロビジョニングは仮想ディスク作成時には最低限の記憶領域のみ確保し、利用した分だけの容量が消費されます
例えば、仮想ディスクを100GBで作成しても実際には20GBのみ使用した場合20GBしか消費されません。
このように、利用した分のみ容量を消費するため効率的にディスクを利用することができます。
また、必要に応じて容量を後から増やすことも可能でサイジングに時間をかけずに済むこともメリットの1つです。

シックプロビジョニング

シックプロビジョニングは仮想ディスク作成時に指定したサイズ分の記憶領域を確保します。
そのため、シンプロビジョニングを比べて、初回の割り当てに時間はかかりますが、展開後のマシンのパフォーマンスは高く、処理効率を求められる業務には最適です。

シンプロビジョニングと比べて、データを書き込むためのストレージ領域がすでに確保されているため書き込み遅延が発生しないというメリットがあります。
しかし、逆に利用していない領域ディスクを消費してしまうため、効率的なディスク利用には向いていません

VMware vSphereの主なコンポーネントである、ESXi、vCenter Serverについて簡単に説明します。

ESXiは、VMware社が提供するハイパーバイザーの一種で、物理マシンにインストールして仮想マシンを実行するためのソフトウェアです。ESXiを使用することで、1台の物理マシン上で複数の仮想マシンを同時に動作させることが可能になり、リソースの効率的な利用やコスト削減に繋がります。

vCenter Serverは、VMware社が提供する仮想化環境を統合管理するためのソフトウェアです。vSphere環境の管理一元化、仮想マシンのライフサイクル管理、リソース監視、自動化などを実現します。複数のESXiホストを単一の管理インターフェースから操作でき、大規模な仮想環境でも効率的な運用を可能にします。

特徴

  • 仮想マシンのCPUやメモリ、ネットワーク帯域などのリソースをGUIで視覚的に行える
  • ストレージの使用率やストレージへのアクセス、サービスごとのCPU使用率などを数値で管理ができる
  • 電源のオン、オフやリソース管理などを一括で行える
  • インポートやエクスポートによって移行作業を容易に行える
  • VMのリソース使用率やOSの状態、vMotionの実行状況などをチェックし、一定以上のリソース使用時やエラー発生時には、アラームで通知できる

vCenter Serverを利用した主な機能

vCenter Serverを利用した主な機能を紹介します。

vMotion

仮想マシンを停止させることなく別のホストへ移動させる機能です。
主に、ESXiのメンテナンス、リソース管理や障害対策のために利用します。
前提として、仮想マシンを移動する前後のホスト間で共通のデータへのアクセスが必要です。

Storage vMotion

仮想マシンを停止させることなく、仮想マシン上のディスクを異なるデータストアに移動させる機能です。
ただし、上記のvMotionとは異なり、ホストに変更は行われません
ストレージ装置のメンテナンス時やデータ移行に利用できます。

vSphere HA

仮想化環境での高可用性を実現するための機能です。
ゲストOSやホストに障害が発生した際に、自動的に障害を検出し、障害の影響を最小限に抑えるための仮想マシンを別のホストに移動し稼働させます。
これにより、アプリケーションの停止時間を短縮し、ビジネスの継続性を確保します。

VMwareにおけるクラスターとは、複数のESXiホストを論理的にグループ化し、それらを協調動作させる仕組みのことです。これにより、仮想マシンをより効率的に管理し、クラスター内のホストは連携して、仮想マシンの障害発生時の自動再起動(vSphere HA)、リソースの最適化(vSphere DRS)、高可用性、負荷分散などを実現します。


以上、VMwareについてまとめました。

仮想化とは?VMwareの機能や仕組みについて分かりやすく紹介





Source link

Views: 2

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

インモビ転職