
業務でVisual Studio2022を利用して、Webアプリ(VB.Net)を開発しています(歴3年)。あの時知っていれば、と思った知識の共有です。これを利用することで、格段に開発効率を上げることができました。
前提
Visual Studio 2022を利用しています。2022でないと、一部有効でない機能があります(主にホットリロード)。
VB.Netでの開発を例に取り上げます(C#でも利用が可能です)。
環境
Windows 11 home
Visual Studio Community 2022 17.13.0
VB.NET Framework 4.7.2
内容
1.スニペット機能
2.デバッグ 一時ブレークポイント
3.デバッグ(条件付きブレークポイント)
4.ホットリロード
まとめ
1.スニペット機能
例)LINQを使いたい、ラムダ式を使いたい等々といった場合に、
すぐにコードをかける人は、私の周りではあまりいません(悲しいことに、私自身もそうです)。
ですが、スニペット機能を利用すれば、LINQのひな型のコードをすぐに引っ張り出すことが可能です!
方法
Visual Studio プログラム上で、
Ctrl + K を入力後、Ctrl + xを入力。
そうすると、こんな表示がされます。
今回は、LINQを利用したいので、
「データ – LINQ、XML、デザイナー、ADO.NET」
から、選択していくと、利用できるであろうサンプルプログラムが貼り付けられます。
'サンプルプログラムの例
Dim query = From fruit In New String() {"apple", "orange", "pear", "banana"}
Where fruit.Length >= 5
Select fruit.ToUpper(), fruit.ToLower()
※C#では、コードスニペットを利用できますが、
LINQは、含まれていないようですので、自身がスニペットファイルを作成して、登録する必要があるようです。
2.デバッグ 一時ブレークポイント
こちらは、C#も利用可能です。
Visual Studioを利用する際、コードの特定の場所で止めるブレークポイントを利用する方法は、知っていると思います。
ですが、私は駆け出しのころ、ブレークポイントをたくさん設定。
先輩にコードを見てもらう際に、すべてが止まってしまう為、
注意をされたことが数回あります。
泣く泣く、すべてのブレークポイントを解除しました。
(「すべてのブレークポイントの解除」は、プロジェクトファイルすべてについて適用されます。)
一時ブレークポイントでは、文字通り一回だけ止めることができます。
操作方法は、ブレークポイントを設定する際と同様の、左端のバーを右クリック。
一時ブレークポイントの挿入をクリックします。
こうすることで、一度だけ止まるブレークポイントを仕込むことができます。
一度実行された後に、再度右クリックをして、有効にすることも可能です。
また、ブレークポイントに止まらず実行だけする場合は、
デバッグ→「デバッグなしで実行」とすることもできます!
3.デバッグ 条件付きブレークポイント
デバッグしていて、特定の条件の時だけブレークポイントを利用したいこともあります。そういった場合も、左端のバーを右クリック。
条件付きブレークポイントの挿入をクリック。
以下の表示がされて、どの条件の時にブレークするかを選べます。
4.ホットリロード
Visual Studio 2022から、標準で利用できるようになった機能です。
デバッグをしつつ、コードを修正したい場合に重宝できます。
デバッグ実行中に、続行の隣にある火のマーク(ホットリロード)。これをクリックすると、
デバッグ中でもコードの修正が行えます。
以下は、デバッグ中にブレークポイントでコードを止めている状態
この状態で、pearをpearxに変更して、ホットリロードをクリック。
そうすることで、コードの変更を適用された処理が実行できます。
※もし、ホットリロードが表示されていない場合は、
デバッグ→コード変更を適用を選択してみてください。
5.まとめ
どれも、すぐに利用ができる機能の数々です。
特にスニペットを利用すると、コーディング速度が爆速です!
上手く駆使して、開発をより効率的に進めてみてください!
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