週明けの外国為替市場では21日午前中だけで1円以上、円高が進んでいます。1ドル=140円台は去年9月以来、約7カ月ぶりの水準です。

 外国為替市場では、アメリカのトランプ政権が利下げに否定的なFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の解任を検討しているという報道を受け、すべての通貨に対してドルが売られる「ドル安」の展開となっています。

 また、24日で調整が進むベッセント財務長官と加藤財務大臣の会談で、円安の是正について話し合われるのではという見方もあり、ドル安円高の流れが加速しています。

 三菱UFJ銀行の井野鉄兵チーフアナリストは「1ドル=140円台は視野に入っている」としたうえで、日米財務相会談やFRB議長を巡る動きで新たな展開があれば、139円台まで円高が進むこともあり得ると分析しています。
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