今月1日、終点に到着後、営業所に入った都営バスの車内に、9歳の女の子が一時、置き去りにされていたことがわかりました。

東京都によりますと、今月1日の午後5時ごろ、「南千住車庫」行きの都営バスが終点に到着した際、男性運転手（60）が座席で寝ていた9歳の女の子に気づかず、停留所近くの営業所にバスを戻し、その場を離れたということです。

娘が帰宅しないことを心配した父親が、見守りのため女の子に持たせていた機器のGPSで居場所を発見。置き去りとなってからおよそ25分後に、父親の連絡を受けた職員らが女の子を見つけたということです。

女の子にけがはありませんでした。

女の子が座っていたのは、バスの降り口のひとつ後ろの一人がけの座席でした。

運転手は本来、終点到着時とバスを営業所に入れる際、一番後ろの席まで移動して確認する決まりがありましたが、今回は行っていませんでした。

都の調査に対し、運転手は「トイレに行きたかった」と話しているということで、都は「再発防止に取り組む」としています。

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