東京都心で賃貸マンションの平均家賃が過去最高値を更新し続けています。そんななか、不動産会社が手がけた新たなスタイルのマンションがお得だと注目されています。

■駅徒歩1分の新築賃貸が9万円台から

 不動産情報サービス「アットホーム」によると、東京23区内のシングル向けの賃貸マンションの平均家賃は、2月時点で9万8346円でした。10年前と比べると1万6000円以上、値上がりしています。

 現代と同じく家賃が高騰していたバブル真っただ中のころの映像では、まるでトレンディードラマに出てきそうな賃貸マンションを紹介していました。

 周りの物件と比べると2割ほど割高な物件ですが、当時の住人はデザインに癒やされ、惜しくはないと話していました。

取材に応じた住人(当時)
「洋服を着替えて、TPOに合わせて出かけるように、マンション自体もこういったライフスタイルも良いんじゃないかなと」

 日本中が金余り状態だった当時と違い、現代では今年新たに誕生した「職住一体型シェア賃貸物件」が“お得”だと注目されています。

 東京・品川区にある、先月から入居が始まった、11階建て総戸数135室の新築賃貸マンション「TOMORE品川中延」です。

 都営浅草線・中延駅から徒歩1分足らずの好立地です。中延駅から徒歩3分以内の新築賃貸マンションの家賃相場は1LDKで16万円近く(15万8400円)にもなりますが、このマンションの賃料はなんと9万円台からです。

野村不動産 住宅事業本部 黒田翔太さん
「10万円から11万円台。9万円台のお部屋からもご用意をしております」

 居室部分は12平方メートルから15平方メートルと必要最低限に抑えられていますが、仲介手数料や敷金礼金もかかりません。

黒田さん
「トイレ、シャワーもありまして、洗面台、水回り必要機能すべて備えたコンパクトな間取りになっています」

 共益費は1万5000円、部屋の水道光熱費はWi-Fiも込みで1万3750円となっていて夏のエアコン代も怖くありません。

 1階にはおよそ85平方メートルの広い共有のワークスペースが広がり、居住者は24時間、自由に仕事をすることができます。

 さらに7階にも共有スペースが設けられていて、自由にくつろぐことができる広々としたリビングがあります。

先月入居した住人
「会社にすごく通いやすくなった。睡眠時間も取れるようになり良かったです。満足度でいったら、すごい高い感じになっております」

 野村不動産は今後、東京23区内に職住一体型マンションを年間5棟のペースで展開することを目指します。

(「グッド!モーニング」2025年4月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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