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そのなかで今回は福島第一原発の廃炉に関するニュースを深掘りします。
福島第一原発2号機で進められている燃料デブリの試験的な取り出し。東京電力は先週、2回目となる取り出しに着手し、23日に作業は完了しました。今回の取り出し作業では、前回とは場所を変え、原子炉の中心に近い場所で小石状の燃料デブリを採取しました。
燃料デブリは場所によって混入している物質が異なるとみられていて、採取場所を変えることで情報量を増やす狙いがあります。
今回の成果について東京電力は…
■東京電力 福島第一廃炉推進カンパニー
小野明 最高責任者
「今回の作業では燃料デブリの採取以外に奥側の開口部付近の状況、それから原子炉格納容器底部の状況を新たに把握できたということも大きな成果だと考えている」
今回の取り出しで新たに明らかになったのが原子炉格納容器の底の状況です。映像に映っている黄色い大きな塊も燃料デブリとみられています。
また、今回の作業では大きなトラブルもなく着手から完了まで9日間で作業が完了しました。
■東京電力 福島第一廃炉推進カンパニー
小野明 最高責任者
「前回と同じ方が作業をして、習熟度も非常に上がっていた。前回の経験が今回の作業がスムーズに進んだことにつながったと思っています」
ただ、課題も。原子炉建屋内の一部の作業エリアではいまだに高い放射線量が確認されていて、作業員の1回の作業時間も20分から30分ほどに限定されるといいます。
作業員の放射線被ばくをいかに減らすか。作業員の効率的な配置も課題の1つとなっています。
そして、これまで2回の取り出しは釣り竿のような装置を使って行われましたが、東京電力は2025年度後半、より自由に動くことができるロボットアームを投入する計画です。
■東京電力 福島第一廃炉推進カンパニー
小野明 最高責任者
「今回みても開口部の入り口側と奥側でこれだけ様子が違う、デブリの状態が違うことからすると、当然、ロボットアームでデブリを採ったりするかもしれないが、その前にロボットアームを使ってペデスタルの全体をなるべく早く見てみたい。その情報をしっかり得ることが、そのあとにいろいろな計画を立てる上で大事」
課題が山積する燃料デブリの取り出し。今回、回収した燃料デブリは茨城県の研究施設に送られ詳しい分析が行われます。
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