アメリカのトランプ大統領は、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を改めて審査するよう政府の委員会に指示しました。
交渉が前進する可能性があります。
トランプ大統領は7日、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を改めて審査するようCFIUS(対米外国投資委員会)に命じる大統領覚書に署名したと発表しました。
覚書では、日本製鉄の提案がアメリカの国家安全保障上の脅威を軽減するのに十分かどうか45日以内に報告するよう求めています。
USスチールは声明を出し、「アメリカの鉄鋼業への歴史的な投資を実現する上で極めて重要だ」と評価しています。
これに対し全米鉄鋼労組も声明を出し、「どれだけ審査されようと、国家と経済の安全保障、鉄鋼産業の長期的な将来、組合員の雇用に差し迫った脅威をもたらすことに変わりはない」と反発しています。
一方、日本製鉄は「審査を改めて行うよう指示したことに感謝いたします」「既に計画している投資に着手できるよう、早期の審査完了を期待しています」などとコメントしています。
source
Views: 0