TikTokが、X(旧Twitter)のコミュニティノートに似たモデレーション機能となる「Footnotes」のテストを開始したと発表しました。Footnotesはクラウドソーシングを利用した管理機能で、ユーザープラットフォーム上のコンテンツに関連情報を追加できるようになります。

Testing a new feature to enhance content on TikTok – Newsroom | TikTok
https://newsroom.tiktok.com/en-us/footnotes


TikTok is getting its own version of community notes | The Verge
https://www.theverge.com/news/649828/tiktok-footnotes-community-notes-us-test

TikTok joins social media trend with new ‘Footnotes’ feature for trustworthy content: All you need to know | Mint
https://www.livemint.com/technology/tech-news/tiktok-joins-social-media-trend-with-new-footnotes-feature-for-trustworthy-content-all-you-need-to-know-11744826406302.html

Xのコミュニティノートは、Xに投稿されたポストにまぎらわしい内容や誤情報が含まれていた時に、ユーザーが背景となる情報や訂正を追記できる機能です。コミュニティノート機能で付けられた追記は他のユーザーによって評価され、役に立つか立たないかが決定されます。コミュニティノートへの評価は、その追記を行ったユーザーや追記を評価したユーザーにフィードバックされるため、評価の偏りを防止できるという仕組みになっています。

このコミュニティノートはユーザー主体のファクトチェック機能のモデルとなっており、FacebookやInstagramを運営するMetaが似たようなシステムを導入しました。また、YouTubeでも同様の機能を取り入れる実験が行われています。

Metaのマーク・ザッカーバーグが「表現の自由という原点に立ち返る」宣言、ファクトチェック機能をやめてコミュニティノート形態への移行を表明 – GIGAZINE


今回TikTokが発表したFootnotesはアメリカで提供され、2025年中には一般公開される予定だとのこと。Footnotesの参加資格を有するのは「TikTokに登録してから6カ月以上」「18歳以上」「直近でコミュニティガイドラインに違反した履歴がない」という要件を満たしたユーザーのみです。

TikTokはFootnotesについて、「Footnotesは、通常は異なる意見を持つ人々の間で合意点を見出すために設計された、ブリッジベースのランキングシステムとなっています。これは他のプラットフォームで使用されているオープンソースシステムに着想を得たもので、異なる意見を持つ投稿者がFootnotesを投稿し、その有用性について投票できる仕組みです。『有用』の基準を満たしたFootnotesのみがコミュニティに公開され、より広範なコミュニティからも投票できるようになります。様々なトピックに関するFootnotesが投稿され、評価されるほど、システムはよりスマートで効果的になります」と説明しました。


TikTokは「私たちは1億7000万人以上のアメリカ人に自己表現と共有の自由を与えており、その結果、発見し学ぶための膨大なコンテンツが生まれています。コンテンツがSTEM関連の複雑な概念を議論するものであれ、トピックを誤解させる可能性のある統計を共有するものであれ、進行中のイベントの最新情報であれ、他の人がより深く理解するのに役立つ追加のコンテキストが存在する可能性があります。だからこそ、私たちはFootnotesを構築しているのです」と述べています。

この記事のタイトルとURLをコピーする



フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link