中国PDD Holdingsは、ECサイト「Temu」での取り組みとして、知的財産の保護などを強化するため「International AntiCounterfeiting Coalition(国際模倣品対策連合)」と了解覚書(MoU)を締結した。
5月にサンディエゴで開催されたIACCの年次総会にて締結された。またTemuは、新たに設立されたIACCマーケットプレイス諮問委員会(MAC)の創設メンバーとして加入した。
MACは、主要なオンラインマーケットプレイス、決済プロバイダーなどが模倣品対策への協力で新たな基準を確立することを目的とした、業界横断型のフォーラム。
参加企業はこの他に、AmazonといったEコマースプラットフォーム、Mastercardなどの決済プロバイダー、Apple、Chanel、Colgate-Palmoliveなどの企業が含まれる。
今回の締結にあたりIACCのボブ・バルキエシ会長が「Temuをマーケットプレイス諮問委員会の創設メンバーとして迎え入れ、共に模倣品撲滅に取り組めることを嬉しく思う。本覚書は、透明性、説明責任、そして消費者保護に対する共通のコミットメントに基づく、両者の協力関係の重要な前進だ」とのコメントを残している。
Temuは、「当連携は、Temuが信頼できるオンラインマーケットプレイスの構築に真剣に取り組んでいる証。他の業界リーダーと連携し、違法商品のオンライン販売に立ち向かう強力な共同体を築いていけることを期待している」とコメントした。
🧠 編集部の感想:
Temuが国際模倣品対策連合と提携したことは、知的財産保護の向上に向けた重要な一歩です。これにより、消費者に対する信頼性が増すことが期待され、模倣品問題への取り組みが進むでしょう。業界全体での協力が新たな基準を確立する鍵となると思います。
Views: 0