火曜日, 5月 20, 2025
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Team Liquidが所属eスポーツ選手の不適切ポストを謝罪。ホンダはスポンサー契約を解除


American Honda Motor Companyによるスポンサー契約解除告知

 eスポーツチーム「Team Liquid」は19日、SNS上における所属選手の不適切な投稿について謝罪する旨の声明を発表した。

 事の顛末は、19日までブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催していた「レインボーシックスシージ」の国際大会「RE:LO:AD 2025」において、Team Liquidと日本のチーム「CAG OSAKA」の試合後、敗北したTeam Liquidに所属するLucas Dias選手が、原子爆弾の投下を含む画像をXに投稿したことに端を発する。この投稿はすでに削除済みだが日本のチームとの対戦後、核爆弾の画像を投稿したことはSNSを中心に政治的な文脈と受け取られ、国内外から批判を受けた。

 その後、Lucas Dias選手は本件について謝罪する内容をポストし、19日夜にはTeam Liquidも声明を出している。ここでは件のポストに関して、投稿の時点でLucas Dias選手は正常な判断力と認識力に欠けていたが悪意はなく、また組織としてのTeam LiquidやLucas Dias選手という人物を定義づけるものではないとの認識を表明した。併せて、CAG OSAKAと日本のファンならびに日本のeスポーツコミュニティに対しては、謝罪を受け入れてくれたことに謝意を表明するとともに、信頼を取り戻すべく尽力する旨を綴っている。

 チームとしては、失敗から学ぶ意欲を示す人間には自己改善の機会を与えるべきとの考えから、必要なトレーニングを施す方針を明らかにし、Lucas Dias選手に対しては給与4カ月分に相当する金額を罰金とする処分を下した。またTeam Liquidが本大会で得た賞金の全額も慈善団体への寄付に回すほか、再発防止策としてTeam Liquidに所属するすべての選手とコーチに対して再トレーニングを義務付けるとともに、今回の事例を新規加入者向けカリキュラムに追加すると発表した。

 なおTeam Liquidスポンサー企業の1社である本田技研工業の米国法人「American Honda Motor Company」は本件を受けて「今回の行為はホンダの企業価値に相容れないものであり、容認できない」としてスポンサー契約を解除する旨を同社のWebサイトで告知している。





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🧠 編集部の感想:
Team Liquidの選手による不適切な投稿が問題視され、ホンダがスポンサー契約を解除したことに驚きました。企業の価値観に反する行為に対して厳格な姿勢を示すホンダの対応は理解できますが、選手の謝罪と再教育の方針は評価できる点です。eスポーツ界全体での意識向上が求められる時代に、これが一つの教訓となることを願っています。

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