Nintendo Switch 2のパッケージ版ソフトには、「キーカード」と呼ばれる仕組みが導入されるソフトもあるそうだ。キーカードはデータが内包されていないゲームカードで、データをダウンロードして初めてゲームが遊べるようになる。文字どおり、ゲームを起動する際のキー(鍵)となるカードだ。
キーカードのポイントや注意点は以下のとおり。
- 遊ぶにはソフト本編のデータダウンロードが必要
- 初回起動時のみ、インターネット接続が必須
- 2回目以降の起動時にもキーカードを本体に挿入している必要がある
- ダウンロードするためには容量が必要となるが、必要な容量はパッケージに記載される
- 別の本体にキーカードを挿しても、同じ手順で利用可能
- パッケージ表面やゲームカードの表面には、キーカードであることが明記される
なぜ、キーカードなる仕組みが導入されるのだろうか。それはおそらく、ゲームカードにかかるコストを削減するためだろう。Switch 2では新たな赤いゲームカードが導入されており、読み込み速度が向上しているとのことだ。新たな赤いゲームカードは、以前のゲームカードよりコストがかかってしまうのかもしれない。ソフトのデータを内包しないキーカードにすることで、コストを削減できる可能性がある。

なお、『マリオカート ワールド』はパッケージ版が9980円(税込)、ダウンロード版が8980円(税込)とパッケージとDL版で価格に差がある。本作は米国での価格も79.99ドルとなっており、ソフトの高騰が英語圏のコミュニティで指摘されている(IGN US)。
そのほか、Switch 2版『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』では64GBのゲームカードが採用されることも発表されていた(初代Switchのゲームカードは32GBまでだった)。本体の性能向上に加えて、Switch 2のソフトは容量も大きなものになっていると想像できる。一般的に、容量の大きなゲームカードのほうがパッケージ版の生産にかかるコストが高くなるはずだ。IGN USは初代Switchのソフトでも『L.A.ノワール』など、追加ダウンロードが必要なパッケージ版があったことについても指摘している。
Switch 2は、本体ストレージだけで256GBになっている。Switch 2ではソフトの容量が増えていると思われるが、ストレージの容量もそれにあわせて増えている。保存容量はmicroSD Expressカードを使うと拡張できるが、こちらはSwitch 2発表による特需で高額転売されているケースもあるようだ。なお、任天堂ライセンス品のmicroSD Expressカードも発売予定となっている。
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