SOUNDPEATS Chasers | |
発売日 | 2025年5月23日 |
価格 (発売時) |
9,680円 |
連続再生時間 (単体/ケース込) |
10時間/35時間 |
コーデック | SBC/AAC/LDAC |
ドライバー | 18×11mmコンポジット ダイナミックドライバーユニット |
防水性能 | IPX5 |
Bluetooth Ver. | 5.4 |
機能 |
マルチポイント・低遅延モード・イコライザー・空間オーディオ・専用アプリ |
資料 | 公式サイト |
- GoFree2より質感・量感が伴ったパワフルなサウンド
- GoFree2よりさらに軽い着け心地
- イヤホンの質感がとても良い
- 高音が刺さり気味
- パワフル故に音漏れが気になる場所での使用は要注意
- イヤホンケースが滑りやすく、片手では開けにくい
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10%OFFクーポンコード: SPCHRSBG01
使用期限:~2025/06/02(月)23:59
通常価格:9,680円
最終価格:6,970円
製品ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/BB0F3BSVRPH
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こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはSOUNDPEATS のオープンイヤー型イヤホン、Chasers。
耳掛け式のベーシックなオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンとなります。
SOUNDPEATSのこの手のイヤホンといえばGoFree2、Breezyと以前レビューしましたが、今回は1番良かったGoFree2と使い比べてどういった違いがあるのかチェックしてみようと思います。
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
SOUNDPEATS Chasers 外観・付属品チェック
イヤホン本体
GoFree2と同じタッチセンサー式。
Chasersはほぼ全面がシリコンで触った時の柔らかい質感が好印象。GoFree2はタッチセンサーがある表面部分はシリコンじゃないんですよね。
GoFree2と比べるとかなりスリムになっているのがわかります
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
⇠⇠⇠
イヤホンケース
イヤホンケースはツルツルで鏡面仕上げのよう。
GoFree2のケースはサラッとした質感だったのですが、Chasersでは一転ツルツルに。
これが滑りやすくてケースを開けにくいんですよね。。
両手でちゃんと持ってあけないと落としたりしそうで怖いです。
ヒンジの動作はChasersの方がスムーズ
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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外箱・付属品
付属品リスト
- 充電用 USB Type-C ケーブル
- 説明書類
SOUNDPEATS Chasers 測定データ
重さ・サイズ実測値
ケースサイズ | 縦:62.6mm 横:88.5mm 高さ:26.3mm 三辺合計:177.4mm |
重さ | イヤホン:10.4g ケース:61.0g |
イヤホンケースのサイズはGoFree2よりほんの少しコンパクトになっています。
逆にイヤホンの重さはChasersよりGoFree2の方が1.7gぐらい軽いです。
後述の内容となりますが、装着感はChasersのほうがむしろ軽いと感じたので意外でした。
(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)
遅延測定結果
Android・PC その他 | iPhone | |
通常時 | 307ms(SBC) 369ms(AAC) 293ms(LDAC) |
369ms(AAC) |
低遅延時 | 115ms(SBC) 215ms(AAC) 154ms(LDAC) |
215ms(AAC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
アプリまたはイヤホン操作でゲームモードに切り替えることができます。
なるべく遅延を小さくしたいときはSBC接続でゲームモードにするのが1番効果的です。
AAC以外の接続ではストレスなくゲームなども遊べそうかなと。(音ゲーは厳しいですが)
AACでしか接続できないiPhoneの場合はゲームはもたつく感覚があると思います。
動画視聴はNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものは問題なく楽しめるでしょう。
実連続再生時間のチェック・バッテリー残量の推移
LDAC・音量40%で再生
- 1時間再生⇒電池残量80%
- 2時間再生⇒電池残量60%
- 3時間再生⇒電池残量40%
- 4時間再生→電池残量20%
- 4時間30分再生⇒電池残量0%
消費の大きいLDACでの使用で4時間30分再生することが出来ました。
ただ、音量40%(内部的には多分43%)だと相当な音量なので実際はもっと音量を抑えて再生する方が多いと思います。
なので、その分だけ実再生時間はもっと伸びそうです。
SOUNDPEATS Chasers 詳細レビュー
音質評価
ダイナミックEQオンの状態での感想となります。
ダイナミックEQオフだと明らかに低音不足な音に感じたので基本的にはオンで使うことを想定しているんじゃないかと思います。(もしくはカスタムイコライザーを使って自分で調整するか)
最近のSOUNDPEATSとしては珍しいくらい強調感強めなドンシャリサウンド。
GoFree2と聴き比べると、低音は締まりが良くなり、深み・解像感もUP。1万円以下のオープンイヤー型イヤホンとしては相当にパワフルな音を鳴らします。
中音高音の解像度もアップしていて、特にGoFree2ではやや暗めだった高音はかなりでるようになった印象です。
ただ、シャリ感が強めなので曲によっては高音の刺さりがやや気になるかなと。
幸いアプリでカスタムイコライザーをつかえるので、気になる場合は自分好みに微調整してあげると良さそうです。
音質的にはGoFree2より明らかにレベルアップしていると思います。
アプリのイコライザー画面
ムービーモードについて
アプリからムービーモードをONにすることができます。
LDACとの併用はできませんでした。
元々強調感の強い音に、強弱がさらに強調されて刺激感がかなり強い印象。
ボーカルが耳元までぐっと近付いてくるので名前の通り、映画とかでは良いかも。
普通の曲だとボーカルが近すぎて他の音の距離感はわかりにくいです。
また、ボーカルの無いインストなどでは概ね良好な広がりを感じられたのでBGM的な聴き方をするのには向いているような気がしました。
集中モード(ノイズキャンセリング機能)について
Chasersには「集中モード」という名前のノイズキャンセリング機能が搭載されています。
アプリまたはイヤホン操作でON/OFFの切り替えが可能です。
集中モードについては、過度な期待は禁物。
耳をふさがないオープンイヤー型なのでANC機能付きのカナル型イヤホンのようにがっつりとノイズをカットすることはできません。
換気扇ノイズなどの低音部分をちょっとカットできるくらいの効果です。
装着感評価
装着時の見た目
GoFree2も装着感は良好ですが、Chasersはさらにその上をいく着け心地の良さ。
イヤホンの重さはGoFree2の方が軽いのに装着感はChasersの方が軽く感じます。
イヤホンがスリムになって耳に触れる部分が少ないおかげか、Chasersの方が圧迫感というか締めつけ感が少ないんですよね。
ただ、動きのあるスポーツなどで使用する場合は面積が大きいGoFree2の方が抑えが効いて安定感があると思います。
操作方法と操作性評価
デフォルトの操作方法
全ての動作に好みの操作を割り当てる事ができます。
このイヤホンの前にイヤーカフ型イヤホンをレビューしていたんですが、やはりイヤーカフ型よりも普通のオープンイヤー型の方が操作性は良いですね。
ゲームモードやノイズキャンセリング機能も割り当てできるのでアプリなしで機能のON/OFFが可能。
タップミスもほとんどなく快適に使うことができました。
割り当て可能な操作方法一覧
マイク性能・通話品質
ぼやけた声にならず、くっきりとした音声で聞き取りやすかったです。
ただ、風切音は結構入りますし、ノイズ処理も甘め。
周囲のガヤガヤした音が通話の後ろで常に聞こえていたので騒がしい場所での通話は避けたほうが無難です。
専用アプリ【PeatsAudio】の主な機能
主な機能一覧
- イコライザー
- ゲームモード
- ムービーモード
- LDACのON/OFF
- 操作方法のカスタマイズ
- ファームウェアアップデート
ホーム画面
その他の設定画面
使って気付いたその他の注意点
使用前にファームウェアアップデートを
アプリを起動しても特に案内などは出ませんが、アプリホーム画面の左上にあるハンバーガーメニューから設定画面→ファームウェアアップグレードでバージョンアップできます。
Bluetooth安定性にかかわる重要な内容みたいなのまずはアップデートしたほうが良いでしょう。
LDACと併用できない機能について
- 2台同時接続可能なマルチポイント
- ムービーモード
この2つはLDACをONにしている状態では利用できません。
マルチポイントの挙動について
Chasersのマルチポイントは割り込み再生不可でした。
総評
総評:8.5/10
Chasersは1万以下のオープンイヤー型イヤホンとは思えないほどにパワフルなサウンドが印象的なイヤホンでした。
GoFree2よりも明瞭かつ厚みのあるサウンドで、音質面のパワーアップは目覚ましいものがあるなと感じます。
一方でツルツルで滑りやすいケースに関してはマットな質感のGoFree2の方が見た目だけでなく実用面でも優れていたかなと。
装着時に関しては良い感じに差別化できていて、耳にかけている感はあるけど安定感◎なGoFree2はスポーツにも使いたい人向き、軽い着け心地で耳にかけている感が薄いChasersは日常使いに向いていそうです。
トータルで考えると、値段の差もありますし、Chasersが出たことでGoFree2が死んだとは全然思いません。
GoFree2はバランスの取れた良いイヤホンなので安価に“ながら聴き”したい人にまだまだおすすめできます。
ただ、音質面はChasersの方が上なので、音質にこだわりたいという方はChasersといった感じですね。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。
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