火曜日, 11月 4, 2025
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SNSマーケティングのKPIとは?効果測定の指標やKGIの設定方法も解説


「SNSマーケティングのKPIって何?」

「KPIを設定しているけれど、どの指標を追えばいいかわからない…」

「SNSのKPIの効果測定ツールはある?」

SNSマーケティングで成果を出すには、感覚的な運用ではなく、KPI(重要業績評価指標)をもとにした数値管理が欠かせません。

しかし、どのSNSでも同じ指標が当てはまるわけではなく、目的に合わせた設計が必要です。

 

そこで今回は、SNSマーケティングのKPIとは何かを基礎からわかりやすく解説します

さらに、KGIとの違いや設定方法・効果測定ツールの活用法まで具体的に紹介します。

SNS別や採用のKPI事例もまとめていますので、ぜひ自社のSNS運用改善に役立ててください。

編集部

編集部

本記事を執筆・監修しているのは、不動産・人材・金融・クリニック・観光など多岐にわたる業界のSNS運用代行の成功実績があり、累計登録者数200万人超えの自社SNSを運用している株式会社pamxyが運営するマーケドリブン編集部です。

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SNSマーケティングのKPIとは?KGIとの違い

SNSマーケティングのKPIとは?KGIとの違い

SNSマーケティングのKPI(Key Performance Indicator)とは、目標達成までの進捗を数値で確認するための重要業績評価指標です。

企業のSNS運用では、最終的なゴールを示すKGI(Key Goal Indicator)である重要目標達成指標と、あわせて設定するのが基本です。

たとえば、KGIを「売上アップ」とした場合、KPIはその実現に向けた中間的な成果を測る指標で、エンゲージメント率・クリック率・リーチ数などが該当します。

KGIは“目的“、KPIは“行動の成果を示す数字“という関係であり、この2つを連動させることで、SNS施策の効果測定や改善がスムーズに進みます。

 

SNSマーケティングでKPI設定が重要な理由

SNSマーケティングでKPI設定が重要な理由

KPIを設定せずにSNSを運用すると、効果を客観的に評価できず、投稿や広告が目的とずれた方向に進むリスクがあります

KPI設定が重要な理由は次の通りです。

  • SNS運用の目的と施策の方向性を明確にできる
  • チーム全体が共通の目標を意識しやすくなる
  • 投稿やキャンペーンの成果を定量的に把握できる
  • データをもとに改善点を特定できる
  • KGIとの整合性を保ち、最終的な成果につなげやすくなる

KPIを明確に定めることは、SNSマーケティングを“感覚”ではなく“戦略”で動かす第一歩です。

編集部

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継続的な効果測定と改善によって、ブランド認知や売上向上といった最終目標へ近づけるでしょう。

 

SNS運用のKPI設定方法3ステップ

SNS運用のKPI設定方法3ステップ

SNSマーケティングで成果を上げるには、細かなKPI設計が欠かせません。

目的に沿って数値目標を設定することで、効果測定や改善がスムーズに進みます。

ここでは、KGIから逆算して成果を出す3つのステップを解説します

  1. KGI(最終目標)を設定する
  2. KPI(中間指標)を設計する
  3. KPIの効果測定をする

 

1. KGI(最終目標)を設定する

まず、SNS運用の最上位に位置づけられるKGIを明確に定めましょう

KGIは、企業がSNSを活用して最終的に達成したい成果を示す指標です。

たとえば、以下のような最終目標を設定できます。

  • 1年以内にSNS経由の売上を1,000万円に伸ばす
  • フォロワー経由の問い合わせ件数を500件に増やす

KGIを明確に設定することで、施策の方向性や目的がぶれにくくなります。

さらに、メンバー全員が共通のゴールを意識できるため、SNS運用の一貫性が保たれるでしょう

 

2. KPI(中間指標)を設計する

次に、KGIを達成するための中間目標としてKPIを設計します

KPIは、日々の投稿やキャンペーンの進捗を数値で把握し、成果を定量的に評価するための指標です。

たとえば、以下のような中間目標を設定できます。

  • Instagramのエンゲージメント率を平均3%以上に維持する
  • フォロワー増加率を月間5%の成長ペースにする

これらの数値を基準にすれば、現状のパフォーマンスを明確に把握しやすくなります。

KPIを具体的に設計しておくことで、どの施策が効果を上げているのかを判断でき、次のアクションにもつなげやすいでしょう

 

3. KPIの効果測定をする

最後に、設定したKPIがどの程度達成できているかを定期的に効果測定しましょう

分析を行うと、施策の成果や改善点を明確にできます。

具体的には、SNSの公式分析ツールを活用して、投稿の反応やクリック数、エンゲージメント率などを確認します

 

有料ツールを併用すれば、媒体をまたいだ比較や詳細なデータ分析も可能です。

定期的な測定を習慣化することで、PDCAサイクルをスムーズに回せます。

編集部

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数値の変化を正確に把握し、次の施策へ反映させる流れをつくりましょう。

 

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SNSマーケティング|KPIツリーの作り方

SNSマーケティング|KPIツリーの作り方

SNSマーケティングでは、KGI(最終目標)を達成するために、成果を細分化して可視化することが重要です。

KPIツリーを作成すると、施策同士の関係性や優先度が整理され、改善の方向性を明確にできます

KGIを「売上金額向上」に設定すると、次のような構成を作ることができます。

KGI:売上UP(SNS経由)

├─ KPI①:SNS経由のサイト流入数
│ ├─ 投稿リーチ数
│ └─ クリック率(CTR)

├─ KPI②:CVR(購入率)
│ └─ LPや導線の改善

└─ KPI③:平均購入単価
└─ クロスセル・アップセル施策

このように、上位目標を数値や行動レベルまで落とし込むことで、どの要素が成果を左右しているかを把握しやすくなります。

編集部

編集部

KPIツリーは、データに基づいたSNS運用を実現するうえで欠かせない設計図といえるでしょう。

 

SNSマーケティングのKPI|重要指標

SNSマーケティングのKPI|重要指標

SNSマーケティングで成果を上げるには、目的に合ったKPIを正しく設定することが欠かせません。

ここでは、運用状況を可視化しやすい主要な指標をご紹介します

  1. エンゲージメント率
  2. リーチ数・インプレッション数
  3. クリック率・コンバージョン率
  4. フォロワー数
  5. いいね数
  6. 保存数
  7. シェア数
  8. UGC・口コミ数
  9. メンション数
  10. リポスト(リツイート)数

 

1. エンゲージメント率

エンゲージメント率は、ユーザーが投稿にどれだけ反応したかを示す重要なKPIの指標です

SNS運用の効果を判断するうえで、最も基本的な数値といえるでしょう。

各SNSでは計算方法が少しずつ異なります。

YouTubeの場合は以下の通りです。

  • YouTubeのエンゲージメント:高評価・コメント・共有・保存
  • エンゲージメント率=エンゲージメントの合計数 ÷ 再生回数 × 100

YouTube企業アカウントの平均エンゲージメント率は、2~3%が目安です

 

Instagramの場合は以下の通りです。

  • Instagramのエンゲージメント:いいね・コメント・保存・シェア
  • エンゲージメント率=エンゲージメントの合計数 ÷ (インプレッション数 or リーチ数 or フォロワー数) × 100

Instagram企業アカウントの平均エンゲージメント率は、1〜3%が目安です

このようにSNSごとに異なるため、分析前に基準を統一しておくことが大切です。

編集部

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KPIのひとつとして、エンゲージメント率の推移を継続的に確認し、投稿内容や時間帯を改善していきましょう。

 

2. リーチ数・インプレッション数

投稿がどれだけのユーザーに届いたかを示すKPIの基本指標に、リーチ数とインプレッション数があります。

リーチ数は「閲覧したユーザー数」インプレッション数は「表示回数」を意味します。

たとえば、インプレッション数は、一般的にフォロワー数の2倍~3倍程度を目標とするのがおすすめです。

 

リーチ率は、リーチ数÷フォロワー数×100で計算できます

インスタの投稿だと、フォロワー数1万人未満の場合、リーチ率の平均は20〜30%程が目安です。

リーチ数やインプレッション数をもとに数値を分析すれば、投稿の拡散力や最適な投稿時間を把握することが可能です。

 

3. クリック率・コンバージョン率

クリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)は、ユーザーがどれだけ行動に移したかを示すKPIの指標です。

クリック率は広告がどれだけクリックされたかを示す割合、コンバージョン率は広告や投稿を見たユーザーのうち、購入・登録・問い合わせなど実際の行動を起こした人の割合を指します。

どちらもSNS投稿や広告を分析する際に、効果測定の中心となる数値です。

計算式は以下を参考にしてください。

  • クリック率(CTR)=クリック数 ÷ 広告の表示回数(インプレッション数)× 100
  • コンバージョン率(CVR)=コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100

SNS広告におけるCTRの平均は約1%未満から1.5%程度CVRの平均は約3%前後が目安です。

ただし、これらの数値はプラットフォームや業種、広告の目的によって異なるため、具体的なデータを参考にすることが重要です。

編集部

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数値が低い場合は、訴求メッセージや導線設計の見直し、ユーザーの興味を引くコピーやデザインの工夫など、改善を図りましょう。

 

4. フォロワー数

フォロワー数は、ブランドの影響力や認知度を測るのに役立つKPI指標です

ただし、単に数を増やすことが目的ではなく、アクティブフォロワーをどれだけ獲得できているかが大切です。

具体的には、月間5〜10%の増加を目標にしつつ、エンゲージメント率とのバランスを確認しましょう

フォロワーの質が高まれば、長期的なブランド成長にもつながります。

 

5. いいね数

いいね数は、投稿に対する初期反応を測るわかりやすい指標として、KPIに設定できます。

ユーザーの関心度を示すだけでなく、アルゴリズム上でも投稿評価に影響を与える要素です。

たとえば、Instagramでは「フォロワー数の3〜6%」が平均的な数値とされています。

 

フォロワーが1万人の場合、1投稿あたり300〜600件のいいねが目安です。

投稿直後のいいね数がこの水準を超えていれば、内容がフォロワー層にしっかり響いていると判断できるでしょう。

いいね数をKPI指標を継続的に観察し、テーマ・トーン・画像構成を見直していくことで、より多くのユーザーに届く投稿づくりにつながります

 

6. 保存数

保存数は、ユーザーが「あとで見返したい」と感じた投稿数を示すKPI指標です。

エンゲージメントの中でも、購買意欲やブランド信頼度と強く関係しています。

保存率=保存数 ÷ 投稿のリーチ数 × 100で算出します

 

Instagramでは平均保存率は2〜3%が目安とされており、この数値を上回っていれば良好なパフォーマンスといえるでしょう。

フォロワーが1万人の場合、1投稿あたり200〜300件の保存を目標に設定するのが理想です。

ノウハウ投稿やレシピ、事例紹介など、ユーザーが「再利用したい」と思えるコンテンツを増やすことで、自然に保存率が高まります

 

7. シェア数

投稿がどれだけ拡散されたかを示すKPI指標のひとつに、シェア数があります。

ユーザーが「誰かに紹介したい」と感じるほどの共感や有益性を持つコンテンツほど、シェアされやすいことが特徴です。

ただし、シェアは「いいね」や「保存」と違い、他者へのアクションを伴う行動です

そのため心理的なハードルが高く、SNSによって共有されやすさにも差があります。

 

たとえば、X(旧Twitter)はリポスト機能が中心ですが、InstagramやTikTokではシェア動線が限られており、拡散の形が異なります。

そのため、シェア数は単純な数値比較ではなく、「どんな投稿がシェアされやすいか」を把握するKPI指標として活用しましょう

 

9. メンション数

メンション数は、ユーザーが自社アカウントやブランド名をどれだけ話題にしているかを示すKPI指標です。

SNS上での認知度や話題性を測る際に役立ちます

シェアと同様に、メンションも他者を巻き込む行動であるため、ユーザーの心を突き動かす仕掛けが欠かせません。

具体的には、キャンペーンやイベントで「#ハッシュタグ投稿」や「メンション参加型企画」を促すことで、自然な拡散を生み出せます

編集部

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投稿の中でブランドや担当者を親しみやすく伝える工夫を取り入れ、ユーザーが思わず言及したくなる体験をつくりましょう。

 

10. リポスト(リツイート)数

X(旧Twitter)での拡散力を示す代表的なKPI指標が、リポスト数です

ユーザーの共感や話題性が高い投稿ほど、リポストされる傾向があります。

「バズる」投稿は、投稿直後から数日のうちに急速に拡散され、1万件以上のリポストを記録するケースもあります。

ユーザーが思わず共有したくなる一言や、視覚的に強い印象を与える画像・動画を意識することで、投稿の拡散力を高められます。

編集部

編集部

共感・ユーモア・時事性のいずれかを軸に設計すると効果的です。

 

【SNS別】KPIの設定・具体例

【SNS別】KPIの設定・具体例

SNSの特徴によって、重視すべきKPIは異なります

ここでは、主要プラットフォームごとに効果測定の視点を解説します。

  1. YouTube
  2. TikTok
  3. Instagram
  4. X(旧Twitter)
  5. Facebook
  6. LINE

 

1. YouTube

YouTubeでは、再生数よりも視聴維持率やクリック率(CTR)といった「視聴の質」を示すKPI設定が重要です

再生回数が多くても、途中離脱が多い動画は評価されにくい傾向があります。

たとえば、次のKPIを確認するのがおすすめです。

  • 視聴維持率
  • クリック率
  • チャンネル登録者数
  • コメント数
  • 保存率

これらのKPIを継続的に追うことで、視聴者が離脱しやすい場面や原因を明確にできます

分析したデータをもとに、タイトル・導入部分・サムネイルなどを改善し、視聴完了率を高める施策を立てましょう。

 

2. TikTok

TikTokでは、短時間でユーザーの興味をつかむ構成が欠かせません。

アルゴリズム上、視聴完了率やエンゲージメント率が高い動画ほど、おすすめ表示に載りやすいことが特徴です

そのため、テンポや編集の工夫がKPI向上の鍵を握ります。

TikTokでの具体的なKPI指標は、以下のとおりです。

  • 視聴完了率
  • シェア数
  • コメント数
  • 視聴維持率
  • プロフィール遷移率

KPIの数値を追うことで、動画のテンポや構成・企画内容が視聴者に合っているかを判断できます

特に冒頭の3秒で引き込む構成を意識し、音楽やテロップの使い方を工夫してエンゲージメントを高めましょう。

 

3. Instagram

Instagramでは、エンゲージメント率が特に重要なKPIです

Instagramのアルゴリズムは、保存・コメント・シェアなどの“深い関与”を高く評価し、投稿の表示順位に影響を与えます。

InstagramのKPIには、以下のような指標が設定できます。

  • エンゲージメント率
  • 保存率
  • ストーリーの閲覧完了率
  • フォロワー増加率
  • リーチ数

KPIを定期的に分析すると、ユーザーがどんなテーマやデザインに強く共感しているかが明確に分かります

特に保存率は「信頼」や「購買意欲」の高さを示す指標でもあるため、ノウハウ系・レシピ系など“価値を感じる投稿”を増やしていくことが重要です。

 

4. X(旧Twitter)

X(旧Twitter)では、リアルタイム性と拡散力の高さを活かしたKPI設計が大切です。

投稿の瞬発的な反応が成果を左右するため、リツイート数やエンゲージメント率を中心に数値を追いましょう

たとえば、次のようなKPIを確認してください。

  • エンゲージメント率
  • リポスト数
  • クリック率
  • フォロワー増加率

これらのKPIを継続的に確認すれば、どの投稿が拡散されやすく、どんな言葉やタイミングが反応を生むのかを見極められます

特に「投稿初動の反応率」を重視し、共感や会話を誘発する投稿設計を意識しましょう。

 

5. Facebook

Facebookでは、ユーザー同士のつながりを軸にしたコミュニティ形成と情報拡散が成果を左右します。

アルゴリズム上、友人・知人間でのやり取りが優先されるため、エンゲージメント率とシェア数を中心にKPIを設定するのが効果的です

具体的には、次のKPIを確認してみましょう。

  • エンゲージメント率
  • シェア数
  • ページリーチ
  • フォロワー増加率

KPIを分析すれば、投稿がどの層に届き、どの内容が共感を生んでいるかを把握できます。

特にシェア数の高い投稿は、信頼や好感度が高い証拠でもあるため、ストーリー性や社会的テーマを取り入れるのがおすすめです

 

6. LINE

LINEでは、メッセージの開封率やクリック率(CTR)が最も重要なKPIです

ユーザーとの距離が近いプラットフォームだからこそ、配信内容の精度やタイミングが成果を大きく左右します。

たとえば、次のようなKPIを設定すると効果的です。

  • メッセージ開封率
  • クリック率
  • 友だち追加数
  • クーポン利用率
  • 予約完了率

これらのKPIの効果測定を繰り返すことで、配信内容や導線の改善点を明確にできます。

特にセグメント配信やシナリオ配信を活用し、ユーザー属性に合ったコミュニケーション設計を行うことが成果向上のカギです。

 

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【SNS施策別】KPIの設定・具体例

【SNS施策別】KPIの設定・具体例

SNS施策によって、重視すべき指標は異なります。

ここでは、以下の3つの施策別に、適したKPI設定と分析のポイントを解説します

  1. SNSキャンペーン
  2. インフルエンサーの起用
  3. SNS広告

 

1. SNSキャンペーン

SNSキャンペーンでは、参加率やエンゲージメント率を中心にKPIを設定します

プレゼント企画やハッシュタグ投稿を通じて、認知拡大やUGC(ユーザー生成コンテンツ)の促進を最終目標(KGI)とするのが一般的です。

参加率は「応募者数 ÷ リーチ数 × 100」で算出します。

仮に1万人にリーチして1,000人が応募した場合、参加率は10%です。

 

エンゲージメント率やハッシュタグ投稿数も併せて確認すれば、キャンペーンがどれだけ多くのユーザーの関心を引き出したかを定量的に把握できます

特にUGCが増加すれば、ブランド認知と信頼度の両面で高い効果を発揮するでしょう。

 

2. インフルエンサーの起用

インフルエンサー施策では、リーチ数やコンバージョン率(CVR)を中心に成果を評価します

インフルエンサーのフォロワー数だけでは、購買行動や信頼性を正確に測れません。

重要なのは、「どれだけ効果的にメッセージを届け、実際の行動につなげたか」という点です。

 

コンバージョン率は「成果数 ÷ クリック数 × 100」で算出できます。

たとえば、リンクをクリックした500人のうち15人が購入や登録を完了した場合、CVRは3%です。

リーチ数で拡散度を把握し、CVRで購買行動への影響を評価することで、費用対効果の高いインフルエンサーを特定できます。

編集部

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信頼性の高い発信は、単発の売上だけでなく、ブランドへの共感やファン化を促す中長期的な効果につながります。

 

3. SNS広告

SNS広告では、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)といった数値指標が、成果を可視化する重要な要素です

媒体や目的によって反応が変わるため、KPIを段階的に設計することが欠かせません。

クリック率は「クリック数 ÷ インプレッション数 × 100」で算出します。

たとえば、広告を1万回表示して500回クリックされた場合、CTRは5%です。

 

これにより広告の訴求力や導線の効果を数値で把握できます。

さらに、ROAS(広告費用対効果)やCPA(顧客獲得単価)を追うことで、費用効率の最適化が可能です

特にCTRやCVRの変動を定期的に確認すれば、クリエイティブやターゲティングの改善点が明確になり、成果につながる広告運用を実現できます。

 

【SNS採用】KPIの設定・具体例

【SNS採用】KPIの設定・具体例

SNSを活用した採用活動では、フェーズごとに追うべきKPIが異なります。

ここでは以下の3段階にフェーズをわけて、KPI設定の考え方を解説します

  1. 認知拡大フェーズのKPI
  2. エンゲージメントフェーズのKPI
  3. 応募・採用フェーズのKPI

 

1. 認知拡大フェーズのKPI

採用活動の初期段階では、まず企業や求人の存在を知ってもらう必要があります。

そのため、認知度を可視化できるKPIを設定しましょう

たとえば、参考になる指標の例は以下のとおりです。

  • リーチ数
  • インプレッション数
  • フォロワー増加率
  • エンゲージメント率

KPI数値をくわしく読み解けば、どの媒体やコンテンツが最も効果的に認知を広げているかを把握できます

特に、ビジュアルやストーリー性のある投稿がブランド想起を高める傾向があります。

 

2. エンゲージメントフェーズのKPI

次の段階では、認知したユーザーが企業に「関心」を持ち、理解を深めるフェーズです。

この時期は、ユーザーの行動や反応を示すKPI指標が重要です

具体的には、以下のKPIを意識してみてください。

  • エンゲージメント率
  • プロフィール遷移率
  • サイトクリック率
  • 保存数

KPIの数値を通して、ユーザーがどの段階で関心を高め、どの投稿が理解促進に寄与しているかを明確にしましょう

特に企業文化や社員の声を発信するコンテンツは、信頼形成に効果的です。

 

3. 応募・採用フェーズのKPI

採用活動の最終段階では、ユーザーを実際の応募・採用へと導くKPI指標を設定します

たとえば、次のような数値を追うと効果を確認しやすいでしょう。

  • 応募数
  • コンバージョン率
  • 応募単価
  • 内定率

KPI数値の動きを細かく把握すれば、採用フローのボトルネックを特定できます。

応募率が低い場合は、求人内容や導線、応募フォームの仕様などの改善を検討しましょう。

また、SNS経由での応募データを蓄積すれば、次回以降の施策改善にも役立ちます

 

SNSマーケティングのKPI|効果測定方法・ツール

SNSマーケティングのKPI|効果測定方法・ツール

SNSマーケティングの成果を正しく把握するには、KPIを継続的に測定・分析することが重要です。

まずは、主要SNSが提供している無料の公式分析ツールを活用して、基本的なデータを確認しましょう

以下の表では、各SNSの公式ツールと主な分析項目をまとめています。

SNS 公式分析ツール名 主な分析項目
YouTube YouTubeアナリティクス 再生回数、視聴維持率、CTR、チャンネル登録者数
Instagram Instagramインサイト リーチ数、プロフィールアクセス、インプレッション数・フォロワーの属性
TikTok TikTokインサイト 再生数、フォロワー増減、視聴完了率、プロフィール閲覧数
X(旧Twitter) Xアナリティクス インプレッション数、エンゲージメント率、リポスト数、いいね数
Facebook Metaビジネススイート
インサイト
フォロワー数、エンゲージメント率、リーチ数・リンクのクリック率
LINE LINE分析 友だち追加数、ブロック数、ターゲットリーチ、メッセージ通数

これらのツールで得たデータをもとに、投稿やキャンペーンの効果を比較・分析しましょう。

さらに、詳細な数値分析やクロスメディアのデータ統合には、有料のSNS分析ツールの導入もおすすめです。

 

まとめ

本記事では、SNSマーケティングにおけるKPIの基本から設定方法、媒体別・施策別・採用別の具体例までを解説しました。

今回の内容をまとめると、以下のとおりです。

  • SNSマーケティングでは、目的に合わせてKGIとKPIを明確に設定する
  • KPIツリーを作成し、数値の関係性と改善ポイントを整理する
  • 各SNSで特性に応じたKPI(エンゲージメント率・CTR・保存率など)を活用する
  • キャンペーン・広告・インフルエンサー施策ごとに成果を測定・分析する
  • 採用活動でもフェーズ別にKPIを分け、応募・採用までの流れを可視化する

KPIは「設定して終わり」ではなく、分析と改善を繰り返すことで効果を最大化できます。

定期的にデータを確認し、自社の目的に合った指標をブラッシュアップしていきましょう。

 

SNSの運用事例2選

最後に、株式会社pamxyが実際に行った、企業のSNSアカウントの運用事例をご紹介します。

  • ナイツ塙の自由時間
  • 株式会社ジンジブ

 

ナイツ塙の自由時間

ナイツ塙氏のYouTubeチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています

弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。

テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。

M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。

 

株式会社ジンジブ

株式会社ジンジブ

株式会社ジンジブ様からは、「高校生に自社サービスの認知を行いたい」というご希望を頂き、弊社では「TikTok」を利用した運用代行を行いました

具体的には、下記のような就活の面接時に使えるコンテンツや、エンタメ要素のあるコンテンツまで幅広く企画しております。

  • 最後に質問はありますか?と聞かれたときの答え方
  • 進学は考えなかったんですか?高卒就活の答え方
  • 先輩にいきなり弊社の選考に落ちたらどうしますか?と聞いてみた!

企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援した結果、半年で再生回数100万回超えが計3本総いいね数が約30万フォロワー数は立ち上げの0人から約7,500人まで増加しました。

 

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株式会社pamxyではYouTubeをはじめ様々なSNSの運用代行を実施しております

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ぜひお気軽にご相談ください。

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