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SeagateのCCOが「容量100TB超のHDD」を2030年までに発売したい意向を表明 – GIGAZINE



SeagateのCCOが「容量100TB超のHDD」を2030年までに発売したい意向を表明 - GIGAZINE


ストレージメーカー・Seagateの最高商務責任者(CCO)を務めるBS・テー氏が、「2030年までに100TB超のHDDを発売することを目指している」と経済メディアのCNBCによるインタビューで語りました。

Seagate to triple hard drive capacity by 2030 to meet AI demand
https://www.cnbc.com/2025/05/07/seagate-to-triple-hard-drive-capacity-by-2030-to-meet-ai-demand.html


テー氏はCNBCに対し、「2030年までに、Seagateの最高級HDDのおよそ3倍の容量を持つようなHDDの発売を目指しています」と述べています。Seagateが記事作成時点で製造しているHDDで最も容量が大きいモデルは2025年1月に発売されたエンタープライズ向けHDDの「Exos M」で、その容量は36TB。つまり、Seagateが開発しているHDDの容量は100TBを超えることになります。

テー氏は「『誰がそんなものを必要とするのか?』と思うかもしれませんね。うん、十分でしょう。需要は間違いなく強いと思います。これは業界が市場のニーズを満たすストレージ容量を提供できるための重要な推進力となります。なぜなら、市場の成長に対応できるストレージ容量を生み出せる技術は他にないからです」と語りました。


CNBCは、昨今激化するAI開発で、AIの学習と出力品質の向上のためには膨大なデータが必要である点を指摘し、大容量のストレージの需要が高まっていると述べています。

国際エネルギー機関によると、ChatGPTのクエリ1回あたり平均2.9ワット時の電力を消費するとのこと。これは、一般的なGoogle検索に必要な量のほぼ10倍に当たります。つまり、毎日行われる90億回のインターネット検索でChatGPTが使用されると、年間約10テラワット時の追加電力が必要になることを意味します。

テー氏は「製品自体は、1TBあたりの電力消費を抑える、あるいはデバイス自体の密度を高めるように設計しています。そのため、その製品をデータセンターに統合すれば、必要なスペースや電力、あらゆるものが削減されます。なぜなら、その容量を満たすのに使用するドライブの数が少なくなるからです」と語りました。


また、テー氏は、HDDの製造自体を再生可能エネルギーで支えることで、SeagateはAIのエネルギー需要を取り巻く気候問題の解決に取り組んでいるとアピールしました。

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