月曜日, 5月 26, 2025
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Ryzen AI MAX+395(on Ubuntu)でFlux.1を動かす


どんな人向けの記事?

  • 生成 AI に興味のある方
  • AMD Ryzen AI Max+ 395でFlux.1を動かしたい方

環境

Ubuntu 24.04.2 LTS@EVO-X2(AMD Ryzen AI Max+ 395、128GB)

本記事では、下記について備忘録的にまとめる。

  • AMD Ryzen AI Max+ 395 on UbuntuでFlux.1を動かす方法
  • RTX 3060、EVO-X2、Mac Studio(M2 Ultra)との生成時間比較

ROCmとAMDGPU driverのインストール(未導入の場合)

https://zenn.dev/robustonian/articles/ryzen_ai_max_sd#rocmとamdgpu-driverのインストール

ComfyUIの導入

この記事を参考に環境構築をする。

Note
uvのインストール(導入がまだの場合)

$ curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
$ git clone https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI.git
$ cd ComfyUI
$ uv python pin 3.12
$ uv venv
$ uv pip install --pre torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/nightly/rocm6.4
$ uv pip install -r requirements.txt
$ uv pip install pip

以上でComfyUIの導入は完了。

実行

Radeon 8060Sはgfx1151であるから、gfx1151に変更してコマンドを実行する。

$ HSA_OVERRIDE_GFX_VERSION=11.5.1 PYTORCH_ROCM_ARCH=gfx1151 uv run main.py --listen
To see the GUI go to: http://0.0.0.0:8188
To see the GUI go to: http://[::]:8188

と表示されたら、http://localhost:8188にアクセスすると、ComfyUIのGUIを起動できる。

ComfyUI GUI

Flux→Flux Schnellを選択するとモデルが見つかりませんというメッセージが出てくるので、ダウンロードボタンを押すとダウンロードが始まる。

モデルダウンロード

モデルサイズが16GBあるので、しばらく待つ。完了したら、flux1-schnell-fp8.safetensorsComfyUI/models/checkpoints/に格納する。

あとはワークフロー画面下部の実行するボタンを押すか、Ctrl + Enterキーを押すことで画像生成が始まる。

しかし、残念ながら下記のようなエラーが出て生成に失敗してしまった。

エラー画面

解決策

理由はわからないが、実行時のコマンドを下記のように変更することで問題なく画像生成できるようになった。

ただし、GFX_VERSIONを無理やり書き換えているため最適化されていない可能性があることに留意する。

$ HSA_OVERRIDE_GFX_VERSION=11.0.1 uv run main.py --listen

画像生成のワークフローが最後まで走ったら、下記のような画像が得られているはず。

生成画像

以上でFlux.1 Schnellの画像生成環境が構築できた。

Flux.1 dev

同様に、ワークフロー→テンプレートを参照→Flux→Flux Devを選択すれば、Flux.1 devの画像を生成できる。

画像生成速度比較

RTX 3060、EVO-X2、Mac Studio(M2 Ultra)で同様に環境構築し、同じプロンプト・パラメータで生成時間を計測した。

結果は以下の通り。

https://x.com/gosrum/status/1926544198863343893

今回の記事では、下記についてまとめました。

  • AMD Ryzen AI Max+ 395 on UbuntuでFlux.1を動かす方法
  • RTX 3060、EVO-X2、Mac Studio(M2 Ultra)との生成時間比較

Flux.1に関しては、Macよりはかなり速く画像生成できることがわかりましたが、RTX 3060には現状勝てていません。

ただし、GFX_VERSIONを無理やり変更して実行していることから最適化が十分にされていない可能性もあるため、今後の正式サポートによる高速化を期待します。

今回の記事でComfyUIが使えるようになったので、今後動画生成にも挑戦したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もぜひよろしくお願いします。



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