水曜日, 5月 21, 2025
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Ryzen AI 9 HX 370採用の携帯型ゲームPCや超コンパクトなロープロファイル対応RTX 5060カードをZOTACが展示



 台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX 2025」で,ZOTAC Technology(以下,ZOTAC)は,携帯型ゲームPC「ZOTAC GAMING ZONE」の新モデルや,NVIDIAのデスクトップPC向けCPU「GeForce RTX 5060」搭載グラフィックスカードを展示していた。

COMPUTEX 2025のZOTACブース
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 ZOTAC GAMING ZONEは,2024年6月のCOMPUTEX 2024で,ZOTACが発表した携帯型ゲームPCだ(関連記事)。ディスプレイに,7インチサイズで,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート120Hzの有機ELパネルを採用するのが特徴となる。

ZOTAC GAMING ZONE
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 今回展示していたプロトタイプモデルは,筐体は従来モデルを踏襲しつつ,搭載CPUをAMDの「Ryzen 7 8840U」から「Ryzen AI 9 HX 370」に変更した。さらにメインメモリ容量は,従来の16GBから24GB,または32GBに,内蔵ストレージ容量は512GBから1TBに増えており,全体的なスペック向上を果たしている。
 また,ZOTAC GAMING ZONEの新モデルでは,Windows採用モデルに加えて,Linuxを採用したモデルも用意する予定だという。「Steam Deck」にインストールする「SteamOS 3.0」と同じく,Arch LinuxをベースとしたLinuxディストリビューションを採用しており,携帯型ゲームPCに最適化したユーザーインタフェースとなっている。
 本稿執筆段階では,発売時期や価格は未定とのことだ。
 GeForce RTX搭載グラフィックスカードでは,独自のシングルファン搭載モデルとロープロファイル搭載モデルの計2製品を展示した。シングルファン搭載の「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 SOLO」は,ボード全長が約165mm,クーラーの厚みが2スロットサイズの小型モデルで,すでに国内販売が始まっている(関連記事)。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 SOLO
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 一方のロープロファイル対応モデルは,小型の3連ファンクーラーを採用した製品で,ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 SOLOよりもさらにコンパクトなグラフィックスカードだ。幅が短いスリムなPCケースへの採用も見込めそうだ。こちらは発売時期や価格は未定となっている。

ロープロファイル対応のGeForce RTX 5060搭載グラフィックスカード
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シングルファンを搭載したZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 SOLOよりもさらに小さい
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 小型PCの「ZBOX」シリーズにも新製品が登場した。
 とりわけ注目したいのが,「MAGNUS ONE EU27507TC」と,「MAGNUS EN75060TC」の2製品だ。

MAGNUS ONE EU27507TC
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MAGNUS EN75060TC。展示用にガラスパネルを装着しているが,実際の製品はメッシュパネルを採用するという
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 小型筐体を採用するミニPCの場合,ノートPC向けのGPUやCPUを採用するケースが多い。しかし,MAGNUS ONE EU27507TCは,デスクトップPC向けの「GeForce RTX 5070 Ti」を,一方のMAGNUS EN75060TCは,「GeForce RTX 5060 Ti 16GB」を採用するのが見どころだ。
 また,MAGNUS EN75060TCと同じ容量2.65ℓの小型筐体に,AMDのノートPC向けCPU「Ryzen AI MAX 390」を搭載する「MAGNUS EA390C」も展示していた。ミニPCの分野では,AMD製CPUの人気が高い。上位クラスのノートPC向けRyzenを搭載したミニPCがほしいという人にとって,魅力的な製品と言えそうだ。

Ryzen AI MAX 390を採用したMAGNUS EA390C
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ZOTAC日本語公式Webサイト

4Gamer.netのCOMPUTEX 2025特集ページ



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🧠 編集部の感想:
ZOTACの新しい携帯型ゲームPC「ZOTAC GAMING ZONE」が、最新のRyzen AI 9 HX 370を搭載してしており、性能向上が期待できます。また、超コンパクトなRTX 5060グラフィックスカードが登場し、小型PCに最適な選択肢が増えました。これによりゲーミング環境がさらに充実し、ユーザーにとって魅力的な製品となるでしょう。

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