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月間アクティブユーザー数3億8000万人超の「Roblox」は、特に海外の子どもの間で人気を博しているオンラインゲームですが、子どもたちを搾取していると問題視されることもあります。そんなRobloxには、銃乱射事件を再現する闇のコミュニティが存在することが明らかになりました。
The Dark Side of Roblox: ‘Active Shooter Studios’ Create Maps Based on Real-Life Mass Shootings | ADL
https://www.adl.org/resources/article/dark-side-roblox-active-shooter-studios-create-maps-based-real-life-mass
Roblox Has A Community Of Players Who Recreate School Shootings
https://kotaku.com/roblox-school-shootings-columbine-ass-adl-report-kids-1851777207
アメリカ最大のユダヤ人団体であり、反ユダヤ主義と合法的に対決することを目的に設立された名誉毀損防止同盟(ADL)が、Robloxには過去に起きた銃乱射事件を再現するコミュニティが存在すると報告しています。
Robloxは子どもやティーンに人気のオンラインゲームですが、「子ども向けゲーム」という印象とは裏腹に、コンテンツモデレーションやプレイヤーの安全、コンテンツの適切性に問題を抱えていることが長らく指摘されています。ADLの過激主義センターは、集団暴力を中心とするRobloxの「闇のコミュニティ」の存在を明らかにしました。
Active Shooter Studios(ASS)と呼ばれるグループは、コロンバイン高校銃乱射事件、ロブ小学校銃乱射事件、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件などのアメリカで起きた銃乱射事件や、白人至上主義者やその他の過激派がテロとして行った銃乱射事件を再現したRobloxのマップを作成しているそうです。
ASSはより大規模なオンラインサブカルチャーであるTrue Crime Community(TCC)の一部です。TCCは連続殺人犯や大量殺人犯の信奉者によるファンダムで、殺人犯や犯罪を美化するダークなミームやファンフィクションを頻繁に作成しています。ASSは物議を醸したり、否定的な評判があったりすることを理由にTCCと距離を置こうとしていますが、定期的にRobloxを利用してTCC的なコンテンツを作成しているとのこと。
ASSが作成する銃乱射事件を再現したコンテンツについて、ADLは「集団暴力を反映しているだけでなく、ASSのリーダーたちが主張するように、積極的に集団暴力を美化しているという問題点があります。ASSは銃乱射事件を再現したコンテンツを作ることで、暴力が常態化されるだけでなく、称賛されるような環境を醸成しています。これはグループのファンやプレイヤーがゲームをどのように受け止めているかからも明らかです。過激派関連の銃撃事件に関するシーンも含まれているため、彼らの作成するコンテンツはTCCサブカルチャーと過激主義、特に加速主義的な白人至上主義者やインセルの間で過激主義との重なりを強めます」と指摘しました。
「Rorshac」と名乗るユーザーがリーダーを務めるASSは、実際に起きた銃乱射事件を非常に詳細かつ不穏な形で再現することに特化しています。ASSの作成した銃乱射事件再現マップの中で最も悪名高いものが「Carbine」と呼ばれるもので、1999年に起きたコロンバイン高校銃乱射事件を再現したものです。プレイヤーは犯人のエリック・ハリスとディラン・クレボルドになることができます。なお、コロンバイン高校銃乱射事件はTCC信奉者にとって最も有名な事件のひとつです。
Rorshacは「Skinless」と名乗る別の開発者と緊密に連携し、Carbineなどのマップを開発しています。Rorshacがマップ全体とデザインを担当し、Skinlessはより専門的な「武器のアニメーション作成」などの作業に注力しているそうです。
ASSが作成したマップについて、ADLは「不気味なほどグラフィックが緻密で、モデルとなった銃乱射事件を不穏なほど正確かつ残忍に再現しています」と評しました。
例えば、2022年に起きたロブ小学校銃乱射事件を再現したマップでは、明らかに子どもとして描かれた生徒たちが、銃乱射が始まると机の下に隠れたり死んだふりをしたりするようにプログラムされているそうです。
ASSの作成するマップの残虐描写は極端で、プレイヤーは他のプレイヤーやキャラクターを傷つけたり、バラバラにしたりすることも可能だそうです。なお、このような表現はRobloxのコミュニティ規約で「少なくとも名目上は禁止されている」とADLは指摘しています。
RobloxはASSの作成するマップを削除しようと努力していますが、ASSはコンテンツが利用できるようにさまざまな方法を模索しています。ASSは有料のRobloxプライベートサーバーでゲームをホスティングしているものの、マップ自体はRobloxのメインプラットフォームの一部として存在しており、プレイヤーがこれらのスペースへの参加を許可するユーザーを制御できるようになっています。そのため、Robloxがマップ自体を検出しても、アカウントが停止される可能性が低くなっているそうです。
ASSはプライベートなDiscordサーバーも運営しており、ここでマップの開発について議論したり、マップへのリンクを共有したり、新機能やコンテンツのリクエストを行う拠点として利用したりしています。ASSはサーバーメンバーが一緒にゲームをプレイしたり、フィードバックを共有したりできるイベントも開催しています。ASSのDiscordサーバーは、Discordによる停止措置により何度か削除されていますが、それでも何度も新設されており、記事作成時点では約500人のメンバーがサーバーに参加しています。
ASSは約800人のメンバーを抱えるRobloxコミュニティも運営しており、コミュニティのリーダーたちはファンベースに向けて告知したり、プライベートなDiscordサーバーの宣伝を行ったりしているそうです。さらに、Carbine関連のグッズを販売してもいるオンラインストアも存在します。
さらに、TikTokもASSのコンテンツを拡散するのに重要な役割を果たしているそうです。ASSが制作した銃乱射事件再現ゲームのプレイ動画を投稿するTikTokアカウントが多数存在しており、これらの動画のコメント欄にはゲームの名前やリンクを求める声が殺到している模様。また、Rorshac自身もTikTokで活発に活動しており、コメント欄にASSのDiscordサーバーへのリンクを頻繁に投稿しています。
なお、ASSは銃乱射事件の再現マップを作成するコミュニティとして最も有名ですが、問題視されているのはASSだけではありません。他にも、サンドボックスゲームのGarry’s Mod向けに同様のコンテンツを作成している個人の開発者もいるとADLは指摘しています。このようなTCC的コンテンツが広がりを見せている点について、ADLは「憂慮すべき傾向」と指摘しました。
以下はGarry’s Modで作成された2022年バッファロー銃乱射事件を再現したコンテンツ。
Roblox、Discord、TikTokはいずれも集団暴力を美化するようなコンテンツを禁止するコミュニティガイドラインを定めています。さらに、これらのプラットフォームはASSなどが作成した銃乱射事件の再現コンテンツ動画を禁止する措置を講じており、ADLの報告にも迅速に対応しているそうです。しかし、「まだまだ改善の余地がある」とADLは指摘しており、再現動画の拡散にプライベートな空間が悪用されるのを防ぐために、どのような対策を講じているのか疑問を呈しています。
ADLはASSの作成する銃乱射事件再現コンテンツを規制する必要性について、「オフラインで発生した大規模暴力事件を再現するゲームは、若者のこうした事件に対する感受性を鈍らせるだけでなく、この種の再現を娯楽として当たり前のものへと変えてしまいます」と指摘。実際、銃乱射事件が起きた際、ソーシャルメディア上には犯人を称賛するコメントが投稿されるケースがあるとADLは指摘しました。
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