Raspberry Pi(ラズパイ)使ってスマートフォンからVibe Coding
「お風呂やおふとんからバイブ(Vibe Coding、生成AIを活用した勢い任せのコーディングの意)したいよねー」
そんな声が聞こえてくる今日このごろ。
そんな夢、叶えてみましょう。そう、ラズパイとClaude Codeでね。
ラズパイセットアップ
一般のご家庭には1台は転がっていそうなラズパイを使います。今回「Raspberry Pi 5」を使いましたが、3や4でも大丈夫だと思います。
もし余っているラズパイなかったら、スイッチサイエンスさんとかで買いましょう。購入先、周辺機器、セットアップは以下記事を参考にしてください。
最低限、上記記事参考に以下がセットアップできていれば大丈夫と思います。
- GitHub CLI(gh)
- パッケージ管理ツール uv, npm(nvm)
- リモートアクセス(Tailscale)
スマートフォンからのアクセス
SSHアクセス
Tailscaleアプリをセットアップした後、Termiusというソフトをセットアップすれば、SSHでTailscale経由でリモートアクセスできます。
このままだと、SSHの接続が切れるとClaude Codeも落ちてしまうので、バックグラウンドでClaudeを動かし続けたい場合は、ラズパイにbyobu(tmuxラッパー)を入れて使いとグッドです。操作的にもファンクションキー一発で手軽にウィンドウを切り替えられる点が、Termiusでの操作と相性がよいです。byobuに関しては以下記事参照ください。
ブラウザでアクセス
Claude CodeにWeb UIでアクセスできるようにすれば、Tailscaleと組み合わせて、リモートからもブラウザでアクセスすることが可能です。
そのうち良さげなWebUIのソフトが出てきそうですが、MCP好き勝手つなげて音声認識で動かせるみたいなのが(自分が知る限り)見つけられなかたので、自作してみました。
セットアップは上記リポジトリのREADME参照してください。バックエンドはPythonで、FastAPIとClaude Code CLIを使って動かしています。フロントエンドは、Claude Codeがいい感じにやってくれました。
MCPサーバにも対応していて、リポジトリ直下に.mcp.json
にMCPサーバの設定書けば好きにMCPサーバを繋げられます。そして、Claude Code SDK、MCPサーバが権限の関係で動かなかったので--dangerously-skip-permissions
という割と何でも(rm -rf ~/
とか)できちゃうオプションを付けていますので、使用するときは注意してください。わざわざラズパイ使っているのは、そういう理由もあります。
セットアップして、起動したらブラウザで、ローカルの場合は以下URLにアクセスすれば接続できます。
Tailscaleで接続すれば、リモートからもアクセスできます。その場合は、xxx.xxx.xxx.xxx:3000
とIPアドレスでアクセスすることになります。
ブラウザでの音声認識にも対応しているので、スマートフォンから
「美味しいからあげについてリサーチして、レポートとしてNotionの調査データベースにまとめておいて」
みたいに言うだけで、Notionにレポートがまとまったりします。
まとめ
Vibe Codingの夢叶いましたね。お風呂でも布団でも、思い立った時にすぐコーディングできる環境が手に入りました。WebUIのソフトに関しては、今は自作のソフト使ってますが、そのうちもっといけているソフトが出てくるんだろうなーと期待しています。
というわけで、ラズパイ1台で24時間稼働のパーソナルAIコーディングアシスタントが完成しました。実際に、お風呂でもバイブコーディングするようになってしまい、ちょっとAI漬けになりすぎている感はあります、ブクブクブク。
みなさんも、お手軽にお風呂でVibe Codingライフを始めてみてください。
参考リンク
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