PS2『大神』が発売された日。日本画風のビジュアルが美しく筆しらべによる謎解きが心地よい人気のアクションアドベンチャー【今日は何の日?】

※本記事は、2024年4月20日にアップした記事を再編集したものです。

日本の神話や昔話をモチーフにした世界を舞台で描かれる心温まるドラマ

 いまから19年前の2006年(平成18年)4月20日は、プレイステーション2(PS2)用ソフト『大神』が発売された日。

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 『大神』は、カプコンから発売された日本の神話や昔話をモチーフにした世界を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは白狼の姿をした伝説の大神“アマテラス”を操り、小さな妖精イッスンとともに災厄を振り払い、世界の生命を取り戻していく旅に出ることになる。

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 日本画のような独特のタッチで描かれるグラフィックが特徴で、いままでに見たこともなかったような美しい表現に、多くのプレイヤーが心を奪われた。とくに生命の源である“塞の芽”を復活させ、大地に緑が蘇る“大神降ろし”のビジュアルは圧巻。
 無味乾燥だった背景が、鮮やかな彩色画のように塗り替えられていく様子は、本物の生命の息吹と錯覚して草いきれを感じてしまうほど。あまりの絶景に言葉を失ってしまうプレイヤーも多かっただろう。第10回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門の大賞、2007年度日本ゲーム大賞の優秀賞などを受賞しているのも頷ける。

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 “筆しらべ”で、さまざまな奇跡を起こすシステムも非常にユニーク。アマテラスは墨のストックがあれば、時間の流れを止めて世界を絵のように切り取り、そこへ特定の形に筆を走らせることで多種多様な能力を使用できる。枯れ木に丸を描いて花を咲かせたり、欠けた場所を塗りつぶして壊れた橋を元通りに修復したりするなど、世界に影響を与えることが可能で、ときにはそれが仕掛けを解く鍵になったりもする。
 ほかにも戦闘中であれば、刀で斬りつけるように一閃したり、花火玉のような爆弾を出現させてダメージを与えたりするなど、必殺技のように戦闘を有利に進めるといった使いかたもできた。まるで絵を描くような操作感は、プレイステーション2のゲームとしてはかなり特異なもので、筆者は当時夢中になって筆を走らせたものだった。

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 アマテラスの何とも言えないかわいらしさも癒やしになっていて、そこに惹きつけられたワンコファンも少なくないはずだ。なお、“動物キャラクターが主役のもっとも評判のいいゲーム”ということで、ギネス世界記録にも認定されている。
 また、楽曲の評価もとても高く、週刊ファミ通2019年8月15日増刊号で行ったアンケート企画“ゲーム音楽 最高の1曲”では、『大神』の“太陽は昇る”が1位に選ばれた。
 移植版としてWii版が2009年10月15日に発売。筆しらべのシステムから、Wiiが最初だったように錯覚してしまいがちだが、こちらが移植作。そのほか、HDリマスターされたプレイステーション3(PS3)用の『
大神 絶景版』が2012年11月1日に発売された。現在は、『絶景版』がNintendo Switchやプレイステーション4(PS4)、Xbox One、Steamなどでも発売されており、あらゆるハードでこの名作を楽しむことができる。続編の位置付けとなるニンテンドーDS用『大神伝 ~小さき太陽~』もある。
 2024年に行われた“The Game Awards 2024”(日本時間12月13日に開催)で、『
大神 完全新作』(続編)プロジェクト“大神SEQUEL”が発表された。どのような冒険が待っているのか、続報を楽しみに待とう。

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