
IBM i 7.6が4/8に発表、4/18に出荷となりましたね!そこで早速検証用としてPowerVSにIBM i 7.6環境を作ってみました。
なおIBM i 7.6の発表レターはこちらです。OS標準でMFA (多要素認証) が実装されるなど多くの機能拡張が図られているようです。
IBM i 7.6発表レター
PowerVSでVMを作成しようとすると、2025/5/16時点では、IBM i 7.6のストック・イメージは残念ながらまだ提供されていないようでした。
ということで、検証なのでネットワーク・インストール機能を使って導入メディアから作りました。
PowerVSでのCORサーバーを使用したIBM i ネットワーク・インストール機能の活用は@6onodaさんがとても詳しい記事にまとめてくださっているので、そちらを参照させていただきました。
PowerVS IBM i 日記(69): CORの利用(1) – COR サーバーを構成してライセンスプログラムを導入する
PowerVS IBM i 日記(70): CORの利用(2) – COR サーバーから 2 次言語を導入する
PowerVS IBM i 日記(71): CORの利用(3) – COR サーバーを使って 1 次言語を 2962 日本語に変更する
PowerVS IBM i 日記(72): CORの利用(4) – COR サーバーを使って IBM i をバージョンアップする
なお、今回実施した手順としては、
- IBM ESSのサイト からIBM i 7.6の評価版導入メディアをダウンロード
- CORサーバーにダウンロードした導入メディアを配置
- Power10マシンにIBM i 7.5のVMをデプロイ、そのVMをIBM i 7.6にリリース・アップ
という感じです。
上記手順で問題なくIBM i 7.5からIBM i 7.6にリリース・アップすることができました。
見てみますとキーが自動登録されました。
PowerVSでは定期的に各VMに対してライセンス・キーの自動注入処理が投入されるのですが、既にIBM i 7.6のライセンス・キーも注入されるようになっているようですね!
簡単に検証環境ができるのはPowerVSならではと思います。
これでIBM i 7.6の検証環境ができましたので、いろいろ試して記事にしていきたいと思います。
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