Nothingの最新スマホ「Phone(3a)」が発表されました。必要十分な機能を備えていて、かっこよくて、5万4800円~。安いですよね。筆者はPhone(2)を使っていますが、買おうかどうしようかと迷っています。

左が筆者が使っているNothing Phone(2)。右が4月15日に発売されるNothing Phone(3a)

 Phone(3a)は、SoCに「Snapdragon 7s Gen 3」を採用するミドルレンジの端末です。一方、Phone(2)は2年前に発売されたモデルながら、「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載するハイエンドモデル。現在も販売が継続されていて、価格は7万9800円(8GB+128GB)?となっています。

 なので、Phone(2)からPhone(3a)に乗り換えるのは、アップグレードではなく、ダウングレードかも……と思っちゃうわけです。

「Geekbench 6」というアプリで測定したPhone(2)のベンチマークスコア。2年前のモデルだが、Phone(3a)よりも高いスコアをマークした

Phone(3a)も快適に操作できるが、やはりミドルクラス相応のスコアだ

 筆者は、普段iPhone 16 Proをメインに使っており、Phone(2)を常に持ち歩いているわけではありません。でも、画面が大きく(6.7インチ)、操作感もサクサクなので、自宅でSNSをチェックしたり、動画を観たり、音楽を聴いたりするのに活用しています。防塵・防水性能はIP54なので、本当はダメなのでしょうが、お風呂に持ち込んで使ったりもしています。

 実は何度は湯船にドボンを落としたこともあるのですが、故障することなく、働き続けてくれています。かなりタフな印象で、そこも気に入っています。

 アップデートの頻度が高いのも利点。どんどん新しい機能が追加されるので飽きないんです。使い始めた当初は、音楽に合わせて背面のLEDが光る機能はなかったと思うのですが、いつしか、それができるようになっていて、音楽を聴く際にキラキラ光らせたりしています。昨年はChatGPTとの連携機能が追加されました。

 さらに、昨年末だったかな? Android 15ベースの「Nothing OS 3.0」にアップデートされました。電源ボタンの長押しで「Gemini」を起動でき、「かこって検索」も使えるようになりました。

Phone(2)でも電源ボタンの長押しで「Gemini」を起動できる

コピーやスクショの共有メニューから、素早くChatGPTにアクセスできるのも便利

 新しいウィジェットが追加され、Nothingオリジナルの「ギャラリー」アプリも使えるようになり、使い勝手はPhone(3a)と比べて遜色はありません。

Phone(2)でも、Phone(3a)と同じウィジェットやアプリを使える

 Phone(3a)でしかできないことと言えば、AIを用いた新機能「Essential Space」、望遠カメラ、eSIM、Phone(2a)から対応したおサイフケータイくらいでしょう。筆者は複数台のスマホを使っているので、おサイフケータイは必須ではありません。eSIMも妥協できます。

 Phone(3a)の望遠カメラも使ってみましたが、他のメーカーの上位機種と比べると、まだちょっとなぁ……と感じたのが本音。でも、「Essential Space」は素早くスクショを撮ったり、ボイスメモを録音できたりして、それが自動で整理されるのが便利で楽しい。長く使い続けるほどに頼れる存在になりそうな予感がしています。

Phone(3a)は新たに追加されたEssentialキーを押すだけで、スクショやメモを保存でき、自動で整理され、ユーザーに最適化した情報を提供してくれたりする

 一方、Phone(2)でしかできないことは、やはり、背面パネルを激しく光らせること。必ずしも必要な機能ではないのですが、Nothing Phoneの唯一無二の特徴であり、楽しい気分になるんですよね。

左がPhone(2)、右がPhone(3a)。Phone(2)のほうがLEDの数が多く、光り方のカスタマイズも楽しめる

 もし、今後のアップデートでPhone(2)でも「Essential Space」が使えるようになったら……。あるいは、Phone(3a)の上位モデルとしてPhone(3)が発売されたらいいのになぁ。なんてことを考えて、しばらく悩むことになりそうです。



フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link