OpenAIが「GPT-4.1」と、推論モデル「o3」のフルバージョンを近くリリースする準備をしているという。The Vergeが4月11日に報じた。

 GPT-4.1は、小型の「GPT-4.1 mini」「GPT-4.1 nano」とともにリリースされる予定で、2024年に公開されたマルチモーダルモデル「GPT-4o」の改良版だという。The Vergeはまた、AIPRMのAIエンジニアであるTibor Blaho氏が「X」(旧Twitter)に投稿した内容にも言及している。Blaho氏はChatGPTウェブアプリのコードで「o4-mini」などの記述を見つけたという。

 同氏はThe Vergeが記事を公開した後、OpenAIのAPIプラットフォームでGPT-4.1への言及があることも発見した。

 OpenAIはコメントの依頼にすぐには応じなかった。

 AI分野の競争が続く中、OpenAIは増え続けるユーザーに対し、より強力なモデルを提供して何度も大きく報じられてきた。3月にはChatGPTに4oモデルを使った画像生成機能を導入し、その正確さとリアリティーが注目を集めた。この機能はあまりに人気が高く、OpenAIは一時的に利用を制限する必要に迫られたほどだ。その際、最高経営責任者(CEO)のSam Altman氏は「われわれのGPUが溶けている」と投稿していた。先週には、ChatGPTの「メモリ」機能を強化し、過去のすべての会話を参照できるようにした。

 一方でGoogleも強力で効率的な新型AIチップ「Ironwood」を投入してAI分野で優位に立とうとしている。同社は2月、「事実上無制限」のコーディングアシスタントを無料でリリースし、現在はOpenAIの「Sora」に対抗する新しい生成ツール「Veo 2」を展開中だ

 OpenAIはまだ利益を出しておらず非営利組織から営利組織への再編を進めている最中だが、企業価値は現在3000億ドル(約43兆円)とされている。ChatGPTは依然としてGoogleを超えるにはほど遠いものの、3月にはアプリストアのダウンロード数で1位となった

The Verge

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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